マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

「未来の学校」を考える 〜フリーランスを育む学びシステムは産まれるか?

【本日の目次】

 

①子供達にとって価値あるコミュニティ

最近思うんですね。

「大人にとって働く環境というのは何だかんだ多様になり、かつ整ってきた」と。

もちろん「整う」という表現には賛否ありそうですが

それにしても「働き方改革法案」然り、女性社会進出・(とりあえず)多用性然り。

地域による違いこそあれ随分と選択肢も増え、本人次第では選べる時代になっています。

ただ、まだこれから進化していくって感じですよね。

今たくさん出ている本を読んでいても気づくことは容易です。これとか。

 

そうなると次に気になるのは子供達のコミュニティ。

 ・子供達は自分の意思で環境を選択しづらい

 ・学校関係者やアカデミアの人は頭固い面倒な人が多い

 ・ブラック企業やヤバい学校ほど辞めにくい、辞めさせてくれない。

 ・要は大人たちが変わることによって子供も変化しやすいのは変わらない

このような傾向は結構当てはまるのでは?そうすると生活時間の大半を

「過ごさざるを得ない」学校という環境は、仮に親の意識が高かったとしても

それ以外の影響を物理的・時間的に多分に受けてしまうという点でかなり厄介。

そして「ヤバいな」と思ってもなかなか環境を変えづらい。

ある意味大人が会社を辞めて転職するよりもハードルが高いかも。

親たちは自分の決断は比較的しやすくても、子供のことを考えると

自分の決断では考えなかったことを考えてしまう…

これ、次の10年の大きな課題になる気がしています。大人や今の社会は少しずつですが

働き方・学び方も変わってきている。付き合うコミュニティも経済圏も多様化する。

そして多様な世界を行き来する。こうしたおおよその方向性はわかります。

では未来、その世界を行き来することが何と無くしかわからない、

コミュニティや社会の狭間を行き来せざるを得ない子供達の感受性はどうなるか?

多分ここは大きな課題になるかもしれません。

今はインターナショナルスクールなどに通わせることでこうした不安や課題に

立ち向かっている人はいますが、もっと幅広くいろんな場所でこれらの解決に向かい

上記に挙げたような「自分らしさを掴める環境」を、

学校というか、10歳までの成長の期間・そして多感な時期に用意してあげたいですね。

 

②「未来の学校」とはどのようなところだろう?

 学校の内部をそんなに知っているわけではないですけど

民間教育に関わり、たくさんのちびっ子たちと話してきた身としては

「子供達が何をイケていないと感じているか?」

「子供達と話していて『なぜそうなっているかが謎だ!』と共感するところ」

こういうのはよくわかります。例えばこんな感じ。

 ・何で同じ年齢学年で授業受けないといけないの?

 ・「先生の言うことは聞きなさい」これって何で?

 ・給食はやっぱり残さないで食べなきゃいけないの?

 ・わかっているから答えたくて喋ると叱られる・・・ 

 ・授業がつまらないから聞いていないと叱られる・・・

 ・「みんなが静かにしないと授業が始まらないよ!」って何で?

 ・算数って、家庭科って勉強しておくと何の意味があるの?

まあこう言うことはよく聞きます。「ああ、今だにあるのね…」っていうのもあります。

その中でもボクが特に思うのは二つで

 ①何にしても「子供が自分で選んで作っていく」この経験はさせるべき

 ②上記をできるためにも「学年を超えて学ぶコミュニティ」は大切

色々なことをひっくるめてシンプルに整理すると

「未来の学校」はこの二つがあれば、あとは地域や状況によって柔軟であるべき。

このシンプルな二つで、実はかなりのことが良い方に変わっていくと思います。

 

フリーランスを是として育む仕組みは今から考えておくべき

ちょっと前に読んだ本で、面白く興味深く読んだ本はこちら。

著者の尾原和啓さんのかつて所属した会社での経験や体験から

たくさんの「未来の働き方」が提示されています。会社での経験をもとに書かれていますが

その提言内容は、間違いなく未来は「単なる企業勤め」ではなく

フリーランス、さらにはいまだと想像もつかないような働き方にも触れています。

ツイートした通り、すでにアメリカではフリーランスの勢力分布が相当な状態です。

日本の今後、過去のアメリカと日本のトレンド推移などを考えると

あるいは「働き方改革」の第2次・第3次を考えると…

そして何より日本は学校教育と産業社会の構造が双子である点を考えると…

フリーランス的職業観」を心理的ハードルなく捉えて学べる場を作ったほうが良い。

その必要性をとても強く感じます。

 

今はちょうど狭間の世界。

「辞めていいんだよ!」「自由でいいんだよ!」こういうメッセージは一瞬有難い。

でも、次の瞬間「あれ?で、どうすればいいんだっけ?」

ここにはまだ簡単に翼は生えてこないと思います。

逃げ切り世代でもない、新しい経済圏への移行に痛みもあるのが20〜30代。

そんな気がします。だからこそ、その感情や経験を、次の教育へ生かしていく。

イメージは「自分らしさ」「フリーランス的発想の育成」「無学年・多学年」

こんなキーコンセプトで新しい「未来の学び場」を作っていく必要はありますね。

 

さて、如何でしたでしょうか?

ちょっと気が早い気もする、しかし圧倒的に必要になる「未来の学校」の在り方。

こんなところについても具体的に動いてみようかな…そんなことを思って書いてみました。

ここに書いてない、まだ発想や言葉にもなっていない「日本らしい教育」も含めて…

「より良い」とか「ベスト」とかいう言葉とはまた別の、

「あぁ!そういうのもアリだね!」そんな学びを考えるきっかけを作りたいですね。

 

ではでは!

21世紀のヒーロー像・道徳を考える

皆さん「ヒーロー」という言葉から連想する人物・キャラクターは誰ですか?

おそらく生まれた年代によってずいぶん違うんじゃないかな・・・と思うのです。

今回はヒーローと道徳のことについて考えてみました。ではいってみましょう!

【本日の目次】

 

 

①「ヒーロー」という言葉から想像するキャラは?

出てくるキャラは世代ごとに様々なのだと思います。

例えば「70年代 ヒーロー」とか「70年代 有名人」でググる

以下のような方々が登場します。(一部抜粋)

 70年代ヒーロー:仮面ライダーウルトラマン・超人バロム・魔女はホットなお年頃

 70年代有名人:天地真理山口百恵伊藤咲子・アグネスラム・川島なお美

『魔女はホットなお年頃』って全く知りませんでした。ちょっと調べてみました。

 うーむ・・・イラスト見てもわかりません。。。

ちなみに「70年代」を「90年代」に変えると出てくるのはこんな感じ(一部抜粋)

 90年代ヒーロー:有言実行シュシュトリアン・うたう!大竜宮城・ブルースワット

 90年代有名人:内田有紀木村拓哉小室ファミリー・その他多数・・・

調べてみてわかりましたが、70年代の有名人て、人数こそ多いですが

割とスパッと調べられます。90年代は切り口が多すぎてカオス(笑)

で、ふと思ったのです。

ヒーローに共通することってどんなことだろう?

冒頭のツイートにも書きましたが、興味深いのは時代ごとに

ヒーローを象徴する言葉が移り変わっていくこと。マスメディアがまだまだ当たり前、

そんな時代は、時代性も一定のベクトルに向いていますので、

ドラマ・CM、そしてヒーローや有名人のイメージは皆似てくるのだと思います。

すると今や「多様性」が大好きな日本人にとって「国民的ヒーロー」という言葉は、

もはや虚像なのかも知れません。

 

②ヒーローと倫理道徳の関係性

ヒーローの定義や受け取り方は時代それぞれですが、ヒーローが現れた時の

凡そ全年代の一般的な共通点。それは「憧れて真似てみる」ということだと思います。

憧れや真似ることは決して悪いことではないと思います。

憧れの人が身につけているものが欲しくなったり、

憧れている人と立ち居振る舞いを同じようにしたいという欲求も少なからずあります。

 

が、最近改めて「考えた方が良いなぁ」と思ったのは、憧れと道徳の関係性

例えばアンパンマンバイキンマンを「アンパンチ」でやっつけます。

ちびっ子達・あるいは大人も「憧れる→真似る」というのは良くあること。

で、このアンパンマンに憧れてちびっ子は学校などで「アンパーンチ!」とやる。

するとどうなるか?先生に怒られるわけです。「人をぶってはいけません!」と。

じゃあこれは「お友達だからぶってはいけない」のか?

ほとんどの先生は、どうも違ったことを言います。お友達も他の人もダメなよう。

悪さをした、意地悪なお友達であっても、アンパンマンというヒーローが

バイキンマンにしたことに憧れて真似るのは、どうもダメなようなんです。

 

おそらく今のおっさん・おばちゃん世代の方が、例えばいわゆる「勧善懲悪」のような

考え方は好きで、そういうドラマとかテレビを見てすっとしていたはずなのですが

それが現実世界の目の前で子供がやったり、同僚がやるとよろしく無いようです。

年代が違うと、ヒーロー像・道徳観がそれぞれ微妙にずれていく。

その感覚がボクの中で大きな興味になっています。

何故か?

色々な理由はありますが、教育指導要領などで「道徳」の授業に

大きな見直しが検討されていることがその理由の一つです。

改めて道徳観・倫理観を育むこと、CITIZEN SHIPの形成が大切と考えられています。

しかし、世代ごとなのか・地域や所属するコミュニティの違いなのか・・・

「あまりにも観点が違うのに大丈夫か?」と思うことが多いわけです。

 

 

ONE PIECESLAM DUNKの共通点 〜新しいヒーロー像〜

ちなみにボクは「SLAM DUNK」大好き人間です。バッシュにめちゃ憧れました。

この物語は桜木花道という不良高校生。ひょんなことからバスケに目覚めていくわけですが

おそらく70年代80年代のヒーロー像・主人公像とは大きく異なります。

この漫画が出た当初はバスケ漫画も珍しく「流行らないのでは?」と揶揄されたそうです。

結果的には世代を超えて大ヒットしたわけですが。

同じく大ヒットし続けている漫画で「ONE PIECE」があります。

これは誰でも知っているかもしれません。さて、この二つの漫画の共通点は?

主人公のルフィもまた、昔の主人公像からは遠く離れていると言えます。

桜木花道とルフィの共通点は何か?それは多分以下のような点だと思っています。

 ・基本的に弱いところがある

 ・自分なりにめちゃくちゃ努力して頑張っている(熱中している)

 ・なんか周りの人が応援したくなっちゃう

 ・ところどころに「人情味」を感じる=人を助けずにはいられない

で、現代にこのキャラクターと同じような人がいるみたいんなんです。

この方、自らを「職業:ヒーロー」と名乗る人だそうで。。。

note.mu

 

お会いしたことはないですが、各種メディアやSNSで登場する言葉がスゴイ。

人の気持ちを動かす。ミッションドリブン・モチベーションドリブンな人たち。

漫画の世界だけでなく、現実に行動し、今までとは異なる世界を築こうとしている人たちがいる。

おっさん・おばちゃんたちは「まあそれは漫画の話だから」と遮断することが多い。

これは年代や地域の差かどうかはわかりませんが、明らかにどこかで

倫理観・道徳観、そしてヒーロー像に大きな「層のズレ」ができてしまったのかな、と

そんな風に強く思うわけです。

 

④日本から「世界のヒーロー」は生まれるか?リーダー2.0の可能性

世界が不安定になればなるほど、日本の素晴らしさに注目は集まるはず。

それはまだもう少し先になりそうですが、それでもあと10数年の中で起こるはず。

そうすると、ボクは「日本発、世界に示す新たなヒーロー像」が作られる

またとないチャンスになる!とも思っています。

問題はその時に、日本人ならではの「新しい道徳観・価値」を客観視できるか?

今、何がイケてなくて、何がイケているのか?それを棚卸ししておくのも大事。

今は劣等感と優越感のバランスを考え直す良い機会かも。

ヒーロー像・リーダー像を過去の倫理観・道徳観で語らない。

今まで歩んできた道を振り返り、美化もせず・卑下もせず一度バランスよく並べる。

そして言葉と形に、全く新しい文脈と融合で作ってみる。

学校教育などで見直され作られつつある道徳の授業なるものも、

そういう文脈で作ってみると、きっと今までと全く違って、でも心地よいものできるはず。

テクノロジーも身体性・精神性も独特にして諸外国から幅広く価値を認められる。

日本はその可能性を持っている国なのだから、そこに乗っからない手はないですよね。

 

 さて、いかがでしたでしょうか?

②のヒーローと倫理道徳について、ぜひ世代を超えて考えてみてください。

意外と深い、面白い議論ができるかも?「どっちが良い悪い」ではない話し合いができると

きっと今とは全く違う「日本らしさ」が顔を出すと思います。

その煌めきを大切に、未来に繋げたいですね。

 

ではでは!

ドラえもんというBIを手放すと成長が加速する話

9月になるといつも思い出すこと。

それはドラえもんのこと。だってドラえもんの誕生日だから。

僕はちびっ子の頃からドラえもんが大好きでした。漫画も読んだしTVも見ました。

映画版も毎年欠かさず見ていたなぁ…

今回はそんなドラえもんと「成長」について考えてみました。

【本日の目次】

 

 

ドラえもんのび太にとってのBI

本当に「あんなことできたら良いなぁ」と思いながらドラえもんにハマっていた時がありました。

以前こんな記事も書きました。 

mirai-syouten.hatenablog.com

ここに書いた以上に、たくさん「現代ですでに使えるドラえもんの道具」はあります。

ドラえもんが生まれたのは2112年9月3日ということになっていますが、

(豆知識:ドラえもんのあらゆる数値は最後が「1293」だったりするらしい…)

もっと早く、ドラえもんに描かれた未来に近い世界が誕生する気もするのです。

で、最近ボクが思うこと。それは

ドラえもんって、今話題のBI(=ベーシックインカム)の比喩表現なのでは?」

こんなことを思っています。

 

②BI(ベーシックインカム)ってなに?

ベーシックインカムという言葉はあちこちで聞いたことがある人は多いと思います。

そもそも「ベーシックインカム」ってどんなものなのでしょう?

国民の最低限の生活を保障するため国民一人一人に現金を給付するという政策行動 ( Wikipediaより)

主なメリット(抜粋)

→貧困対策 少子化対策 地方の活性化 労働意欲の向上 余暇の充実 

 このように定義されています。以前ボクもBIについて少し触れています。 

mirai-syouten.hatenablog.com

「国民全員が無条件にお金を等しくもらえる政策」という解釈・定義がされています。

そしてその狙いは上記「メリット」にあるように、今色々目の前にある課題に対して

前向きに向き合って解決に向かいやすくするため、ということは間違いないと思います。

ドラえもんの歌にありますが

こんなこといいなできたらいいな あんな夢こんな夢いっぱいあるけど

みんなみんなみんな叶えてくれる 不思議なポッケで叶えてくれる

この「あんな夢こんな夢」を叶えるには、リアルにいえばお金がかかる。。。

で、それを叶えてくれるためのポケットを持っているのがドラえもんです。

まあそう思うと、別にお金じゃなくても良いわけですよ。

困ったことを助けてくれる。意欲を出してくれる。元気付けてくれる。

そういうことをカバーするという広い意味でベーシックインカムも考えるべきですよね。

 

ドラえもんというBIでのび太はどうなったか?

ちびっ子の頃のボクはただただドラえもんの「未来の道具」にワクワクしながら

漫画を読んでいるだけでした。単純に楽しかった。

で、いろんな感想を持つわけですが、自分が当時思った感想を振り返ると

「あぁ、のび太バカだなぁ。せっかく道具あるのに調子にのるからダメなんだよ!」

的なこともよく思っていました。ドラえもんの道具を使いすぎて

結局自分の首を絞めているのび太。そう言われるとかなりの話でそういう「オチ」ありましたよね?

f:id:matu1830:20180906163335j:plain

結局のび太ドラえもんの登場によってどうなったか?

人間的には変わらなかったんだと思うんですよね。うん。

むしろ色々助けてくれるから、余計ダメ人間になった部分も否めないし、

変に過信した部分も出ちゃった。そんな気がするのですよ。

 

ちなみにドラえもんはなぜ22世紀の未来から現代にやってきたのか?

それは未来の野比家が、のび太の残した莫大な借金に苦しめられているので

それをなんとかするためにセワシくん(野比家の末裔)がドラえもんを送り込んだ…

こんな設定だったりするのです。ので「Back to The future」ぽい動機ですよね。

 

④「未来への投資」で人ものび太も成長する 

落合陽一さんが書いた「デジタルネイチャー」という本があります。

この中でBI的思考や、本の中では文脈上対極にあるVC的思考について書かれている部分があり、

これについてボクはツイートで図式化してみたことがあります。

のび太はどの位置にいたのか?

間違いなく上半分ではないですね(笑)

しかし標準・従順でもない。漫画の設定でも「人や動物への優しさ」は読み取れます。

一番近いのは左下の「マイルドヤンキータイプ」だと思います。

これがドラえもんの登場によって変わったか?まあ変わっていませんよね。

冒頭に挙げたツイートの最後に

「事実、立ち上がったのび太は実に良い大人になった」と書きましたが

これはいつのことか?これは諸説ある「ドラえもんの最終回」を指しています。

matome.naver.jp

この中でも一番多くの人の心に残ったのは非公式の最終回ではないでしょうか?

ドラえもんの電池が切れてしまって、電池交換をすると記憶が無くなる。

それ以外はもうのび太が新しいバッテリーを開発する以外元に戻る術がない…

結果、のび太はそこから未来に必ずドラえもんをもう一度動かす!と決意するわけです。

そして研究者の道を歩む。のび太はそこから猛烈な成長を見せるのです。

 

ちなみに非公式最終回以外でも、全ての最終回の共有点は以下の2点です。

 ①ドラえもんのび太の前からいなくなってしまう

 ②のび太ドラえもんとの別れを機に努力・成長を始める

面白いなぁ、と改めて思うこと。それはのび太も「ドラえもん」というBIを

今この瞬間のためだけに使っていたときはダメダメから変わることはできなかった。

でも、何らかの理由で未来へ返す・未来で再開するなど

「未来に投資した方が良いのだ」と考えを切り替えてから成長が始まっている

この辺が実に現代への風刺を感じたりするのですね。狙って書かれてなかったとしても。

www.fnn.jp

こんなニュースも上がっていましたね。

内部留保が即悪い、ということでもないですが象徴的です。

 

今が大切!

守りの姿勢は堅実に勝てる!

何か問題が起こったら大変だ!

 

まあわからなくはありません。でもこれは結局ドラえもんがいた頃ののび太と一緒。

いよいよ別れの時が来て、このままじゃいけない!と決心する。

「もう一度ドラえもんを動かす」と超具体的なビジョンができて、未来を見る。

そういう時に本当の成長があるのだから、多分BI的思想も「未来を本気で夢見る」

ここから成長が始まるといいと思うのです。

まさにのび太のように「あんな夢こんな夢叶えてくれるドラえもんが欲しい」から

「そのドラえもんをボクが作ろう!」への変化が大事。

先のデジタルネイチャーの図で言えば、のび太は一気に反対側に渡ったわけです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

未来を想像してもしょうがない、いまを生きるんだ!は、もちろん悪い事ではない。

でも、やはり時折「10年〜20年後の未来をどうして行きたいか?」とかは

考えていきたいもの。何も考えなさすぎで気づいたら手遅れ…も困りますよね。

 

のび太の成長を考えると、仮にBIが始まったとしたら貯めることに躍起にならず

「未来はどんな自分と、どんな環境がいいのかなぁ?」と考えてみる。

もちろんその時間のゆとりはできますからね。

ドラえもんを読み返してみると、以外と未来へのメッセージは形を変えて伝わってきますよ!

 

ではでは!

未来の入試必勝パターンとは?そしてあと一つ、足りないものは・・・

【本日の目次】

 

①今のままなら学校なんてクソ食らえ!は変わらない

ボクは「教育」にとても未来を感じています。

今は「儲からない」「意味がない」と言われやすい分野でもありますが(笑)

以前から色々記事を書いています。

mirai-syouten.hatenablog.com

mirai-syouten.hatenablog.com

mirai-syouten.hatenablog.com

 他にもこれ系はたくさん書いています。

色々な教育観に触れて、5000家庭以上の子供を受験させたい保護者の方と話して、

実際に5000人以上のちびっ子たちとも話し合ってみて。。。

それでボクなりに今出ている結論は

 ①「学校」という場そのものに意味や価値は無い。

 ②出会う人・付き合う人で学びは全く変わる

 ③「学ぶこと」はなるべく「遊び」と「働き」に寄せて行ったほうが良い

 ④受験という仕組みも無駄が多い。推薦とかただの忖度じゃん。

と、こんな感じです。そして今も大筋は変わっていません。

 

②変わり始まる入試の仕組みと子供達との向き合い方

が、少しだけ「光明が差したかな?変わりそうかな?」というのは④です。

世間でも有名な「2020年にセンター試験がなくなる!」とか

「2020年は明治維新以来の教育改革ぜよ!」とか。

https://www.benesse.jp/kyouiku/kyouikukaikaku/img/180828/education.pdf

あ、ボクはベネッセの回し者ではありませんので(笑)

さらに、ここに書かれていることって基本ネガティブなんですよね。

なんか不安で煽るような。

未来は少子高齢化ですし、課題先進国であることは間違いありませんが

「AIに仕事が奪われる!」とかを今だに叫ぶのはどうかと思うわけですね。

 

未来にとって極めて重要なことは、課題や問題をあげつらって不安がることではなく

課題や問題を自分で発見できることの方なんです。

だから「なんかコレやりにくいなぁ…」とか「コレがもっと〇〇ならオモロイのに…」

こんな風であれば良いわけです。変に不安で煽らない。

 

そう思うと最近少しずつ「あ、こういう風に入試が変わってくれたら面白い!」

そんな風に感じるものが増えてきているのです。例えばこんな問題。

「幸福を感じられる暮らし」は、人によって異なります。中高生を対象に

社会人になった時に「幸福を感じられる暮らし」を次の5つの指標で答える 

という調査があります。この調査にあなたが答えるとして、次の5つの指標を

「幸福に感じられる暮らし」のために大切だと思う順に並べ替え、

その記号(A〜E)を書き、それをもとに問いに答えなさい。

  A.衣食住が充実していること

  B.健康であること

  C.余暇が充実していること

  D.やりがいのある仕事をすること

  E.信頼できる友人がいること

 

(問い)

指標を追加し6つにして調査を行うとしたら、あなたはどのような指標を

追加しますか?ふさわしいと思うものを一つ挙げ、それを追加した理由を

90字以内で書きなさい

いかがでしょうか?これ面白くないですか?大人でも難しそう。これを15歳で解く。

そしてこの問題、正解は基本的には存在しないのです。

あるのは自分の意見と、なぜそう思ったかという理由。それだけです。 

同じように15歳の子供達に以下のようなお題についてディスカッションさせた、

という問題も少し話題になりました。

日本は諸外国と比べて女性の管理職が少ないという課題があります。

どうしたら女性の管理職が増えてくると思いますか? 

 まあ。。。

この問題はあまり面白みがないというか

「大人が困っていそうなことを、そのまま子供に丸投げてるやん!」

というツッコミが入りそうなテーマですが。でも正解がないものを、

議論によって人との関わり方を見る。そういう意味では面白いな、と思います。

2020年の本格的な入試改革、そしてさらに2024年の完全な改革完了を待たずに

既にたくさんの入試問題で「大きな変化」が見られています。

実際はたくさんの変化があるものの、まだまだこうした変化は「変わりもの」

として受け止められているのは否めませんが。

 

③向こう5年〜10年の入試で勝つために必要な経験とは?

こうした傾向はとても良い傾向。では、こうした未来の入試の必勝方法とは何か?

それは以下の二つ。

 ①ただの紙と鉛筆の勉強ではなく新聞を読みニュースを見ること

 ②上記①いつの時代も同じ。加えて大人や年齢世代の違う人たちと議論すること

この二つです。特に②が大事。これが考えを豊かにします。

インプットだけじゃダメ。話してみる。書いてみる。同世代でまとまらない。

ここまでやると読む・観るとは全く異なる成長が必ず実感できます。

そしてこの環境を作るのは、今はまだ結構ムズイ・・・

こういう環境をお家で作ってみる・近所同士で場を設けてみる。おそらく入試の類は

近い将来、暗記しなくてはいけないというものではなくなるはずです。

なぜか?それこそ「暗記大会」ならばAIの方が強く、人間ができる必要はさほどに無いからです。

あるとすればスポーツ競技のように「それ自体人間同士で競い合う面白さがあるもの」

こういうものは競争として残ります。が、入試や学校での学びは「暗記競技」とは

全く異なった文脈にあるのは皆さんもイメージ湧きますよね?

例えばこういう本とかを、大人子供で議論するとか面白いですよ!

 

 

④あと一つ、教育の仕組みに足りないもの

つい先日、こんな記事が出ていて、とても興味深く目を通しました。

thebridge.jp

この記事に出てくる「GAFA」という言葉をご存知でしょうか?

G= Google

A=Apple

F=Facebook

A=Amazon

言わずと知れた世界有数のグローバル企業。これらの企業は「やはり」と言って良い

大学卒業の資格は不要だ、というわけです。

これはある意味当然のことですよね?

この記事の中では学歴ではなく「時代性」と「期待値分析」という二つが

指標なり得る、みたいな論調ですね。どういうことかというと、

 ①どんなものに興味を持って、何を学んでいる人なのか?(学習歴)

 ②その学んでいることは未来にどんな価値を生みそうか?(市場価値予測)

この二つが学歴に変わる武器になる、ということ。

これはこれで悪く無いとは思うのですが、ちょっとしっくり来ないこともあります。

別に未来の市場予測に「期待値」を乗せることが本当に良いのか?

それは「儲かるかも!」という情報だけで株や仮想通貨に手を出すことに似ています。

そして結局一つの方向性とか大多数がいく方向に飲まれてしまう。それは意味がない。

では将来の入試や10代の学びの仕組みに足すべきたった一つのことは何か?

それは「実際に社会実装する経験をどうさせていくか?していくか?

これです。未来予測とかじゃなく、いま身の回りにある課題に向き合い

自分なりに行動や発明をしてみて、社会に組み込んでみる。

そのために大人にどんな協力を仰いだのか?どんな苦労があったのか?

どんな失敗をして、どんな感情に支配されたのか?

それを大人が用意したバーチャルな課題(=今最新の入試問題)と変えて評価する。

 

採点基準とかどーでもいいんです。入りにくさ・入りやすさもどーでも良い。

だって「入ったら人生勝ち組」なんて無いんだから。

大人が気にしている採点基準とか数値化とかはもう少し諸外国に真似る。

失敗でも成功でも「社会実装を試みて何らか経験がある」ならば興味深いですよね?

まして何か利益を生んだり、経済を回したとなれば…企業は放っておきません(笑)

 

さて、いかがでしたでしょうか?

大人たちが思っているよりも早く、おっさんたちが見ているよりも相当早く

世の中は変わっています。それを老害たちが足踏みさせてはいけない。

何だったら別に学校法人や行政に期待せず、

個人や民間が意識して「学校ではなく経験や学習歴をみます!」といえばいい。

大学卒業資格には意味がありません!って言ってしまえば良いと思います。

いつの時代も「官」から動いていませんので。「民」で改革。個人で変革。

それを支援してくれる学校ならば、高いお金を払ってもいく価値がある時代。

今、そして近未来はそうなりますよね。ほぼ確実に。

 

そもそも大人たちも行き詰まっている時代。

ちびっ子達とも手を取り合って、面白い社会・課題解決を前向きにできる社会を

きちんと意見しあって作り出していける未来だと素敵ですね!

(もしこれを読んだ学校・企業の方は是非社会実装の工夫を一緒に考えましょう!)

 

ではでは!

もうすぐ秋!マニアックな節句 〜重陽の節句とは?〜

もうすぐ夏が終わります…

色々な学び、遊び、気づきがあると人は豊かになりますが

その中でも「季節の行事を楽しめる」というのは日本人ならでは。

そしてこういう季節の伝統行事に触れて感性を高めていけると良いですよね。

「日本に生まれて良かったー!」っていう感じ方も良い(笑)

でも、今って季節感を味わうとか、季節の行事に触れるとか減りましたよね?

というわけで今回はその中でもちょっとマニアックな「節句」についてのお話。

では行ってみましょう!

 

【本日の目次】

 

①「節句」ってどんなもの?

日本の季節感を細かく丁寧に書いてくださっているのはこの本が一番です。

日本は春夏秋冬の4つだけではなく、24等分した二十四節季、

そして72等分した七十二候というのもある、というのを詳しく書いてくれています。

イラストもあって流し読みするだけでも「へぇ!」となるので是非!

今回はそこまで細かくマニアックではないけれども知っておきたい豆知識として

五節句」をご紹介。

五節句とは唐時代の中国の暦法で定められた季節の変わり目のことです。

コトバンクより)

ちなみになぜ中国の暦法が日本で取り入れられたのか?

これはもともと大陸から文化は伝わって来やすかったのですが、

そこにもともと農耕の風習があった人々との文化的相性がよかった、

ということが考えられているみたいです。実際日本は農業が盛んでしたよね。

五節句とは以下の五つの日付

 1/7(人日=じんじつの節句

 3/3(上巳=じょうしの節句

 5/5(端午=たんごの節句

 7/7(七夕=しちせきの節句

 9/9(重陽=ちょうようの節句

上の4つは「あ!見たことある日付だわ」ってなるかもですね。

1/7だけわかりづらいかもですが、元旦だけは特別な日。本来節句の日は

奇数(陽)の月日を揃えているのですが、正月だけは特別なのでずらしています。

この日は別名「七草の節句」と呼ばれ七草粥を食べる日として有名です。

…まあ地域によってはこんな風習もあるのですが(笑)

j-town.net

 

重陽ってどんな意味?

五節句にはそれぞれに名前がついていますが、それぞれ名前の由来があります。

どれも聞きなれないですが、「重陽」という言葉もあまり耳にしないですよね?

これは、元は中国の陰陽五行から来ています。陰陽五行ってこんなイメージが有名。

こういう模様見たことありますでしょ?これが陰陽五行思想のイメージ。

で、奇数=陽の月・偶数=陰の月としていたのですね。

陽=+なので、この月に豊作や無病息災を祈ったり祝ったりしたわけです。

そういえば陰の月=偶数月って季節を愛でる行事・イベントってないですよね。。。

 2月=バレンタインデー?

 4月=エイプリルフール?

 6月=特に祝祭日もイベントもないような・・・

 8月=お盆はあるけどそれ以外は特に無いような・・・

9月は奇数の中でも最も大き数字が二つ重なるので、陽の力が重なる月、

ということで「重陽」という名前がついたのですねぇ。

 

③この日は何をするの?

重陽節句は別名「菊の節句」と呼ばれています。

ちなみにここで「菊」となっているのは旧暦の話。今の感覚だと1−2ヶ月ほど

ずれている感じですからちょっとイメージが湧きづらいですが、

旧暦の9月は菊の花盛り。そしてこの日は主だって二つのことしたそうな。

 1.菊の花を盃に浮かべて飲む

 2.栗ご飯を楽しむ

一つ目の「菊の花」については長寿のお祈り。中国では昔々、桃や菊が

長寿の証でした。菊は別名「翁草」などと呼ばれていました。

翁っておじいちゃんのこと。つまりこれを飲んでおじいちゃんになっても健在で…

みたいな願いを込めていたのです。

栗ご飯は秋の豊作を祝ったり願ったりするため。収穫祭みたいな意味合いですね。

ちなみに秋は春とは別の七草があります。

こういうのも覚えておくとキャンプとか行ったときに楽しいです。

 

④こぼれ話:11月11日も奇数の月じゃね?何も無いの?

はいその通りです。が、この日は「冬至」にはいるので

季節の収穫のお祈り、お祝いは無かったとされています。

あとは、五節句自体制定したのは日本では江戸時代のようで、その時に

1桁の月日だけを節句として制定した、という説が有力です。

季節的に冬に入る、制定したタイミングで弾かれちゃったということみたいですね。

 

ちなみに江戸時代に制定した点を考えると、おそらく「季節感」みたいなものも

東京が中心。なので、例えば「桜」というと4月だったり。

でもこれって地方が変わるとかなり趣が変わりますよね。

そういう意味では日本って本当に奥深くて「細かな変化がある」国です。

地域ごとの細かな季節感の違いや変化を調べてみても面白いかもしれませんね。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

今は異常気象や高度な情報社会も手伝ってか、なかなか季節の変化を感じにくい。

だからこそ、こんなものに触れて細やかな変化を意識的に感じ取るのも

風情があって面白いかもですね!

 

ではでは!

 

 

続・平成最後の夏期講習with落合サロンメンバー

 

今年の夏に「平成最後の夏期講習」が行われました。

live.nicovideo.jp

世間一般ではちょびっと話題になったくらいかもしれませんが、

個人的にこれは画期的でした。

いや、教育業界関係者や教育に関心がある人にとっては「事件」というレベル。

(あまり良い表現ではないですね…)

ボクもリアルタイムで視聴して、勢いで記事を書きました。

mirai-syouten.hatenablog.com

 

で、同じようにこのイベントを視聴し、教育に関心を持つメンバー

自分達になりに「これからの教育について」考えてみよう!っていうことで

つい先日、全くバックグランドの違うメンバーが集ったわけです。

オンラインサロンの威力というか効能というか、

一部界隈では既にかなりの熱量になっていますが、改めてその面白さを実感しました。

オンラインで呼びかけて、意見交換して、ライブで集う。

これは未来のコミュニティとして本当に面白いですよね。

 

で、ディスカッションしてきました。

全ての内容をお見せできませんが、こんな感じ。

f:id:matu1830:20180827231524j:plainうーん…

字が激しい!

これだけで「なるほど!」となる人はちょっと尊敬しますね。

長時間、非常に濃い話をしたのですが、改めて自分の解釈を整理とともに綴ります。

教育って凄く抽象度は高いのですが、それでも良いのかな、と最近は思っています。

教育は色々なものの「根っこ」になるのでどうしても抽象度は高いのですよ…

ではいってみましょう!

 

【本日の目次】

 

 

①教育がイケていないのは世代論・西洋東洋の考え方から来ている

「日本て教育イケてないよね!」

「とにかく教員が不足していて満足に授業ができていない!」

「いや、そもそも教員が教養不足だ!」

まあいろんな声が聞かれてます。

これらの意見はどれも半分正解で半分は「必ずしもそうとは言えない」って感じ。

でも、もっと根本的な問題は何か?それは世代・世相による教育観の変化やズレ。

これが最も深刻な問題でしょう。

実際に議論でも出たんですが、まず親世代の教育っていかが主流です。

教育=子供に言うことをきかせる

教育=社会のルールを学ばせる

教育=家族的思考がベース・東洋的・多神教的 

 続いて子供達世代や「今の社会風潮」から必要とされる教育。

教育によって自立することを学んでほしい

自分一人でも食っていけるようにならないと!

自分で考えて、自分の言葉で語れることが大切なんだ=西洋的・一神教 

 見比べていただければわかりますが、そもそもが違う根っこで始まっています。

多くの親世代はおそらく上のような教育を受けてきたはずです。

だから、世の中の変化はなんとなく感じながらも下のような教育というよりも

ついつい自分が慣れているので、今まで自分がされてきたようにしてしまう。

習慣というのは怖いもので、無意識であればあるほど「慣れ」を選択しちゃうんです。

 

②社会が変わったら、働き方が変わったら学び方=教育も変わって当然

インターネットの登場から明らかに世界は変わりました。

そしてスマートフォンの登場でそれが一気に加速しました。

ここ5年くらいで働き方・個人のあり方・お金の価値なども激変しています。

さらに次の5年、もっともっと様々なものが変わるでしょう。

何が・どう変わるかは明確ではありませんが、変わることは確実です。

よくある教育の残念パターン。

それはどうして良いかわからない故に、自分達がそうであったが故に

冒頭にあるような「普通の生活」「とりあえず幸せ」というような

よくわからないフワッとしたものを何と無く追っかけてしまうのです。

これは本当に残念だし危険。無駄にピアノ・水泳・塾とか散財しちゃう。

こんな時は「大人にとって良いとされること」これを参考にするはアリです。

例えばこんな感じ。

最後の方は単なる理想論ですが、考えようによってはできることもあります。

 ①学校含めて1日の時間の使い方を一緒に考えてみる

 ②住む場所(ちびっ子達の生活メイン場所=学校)も流動的に考えてみる

 ③付き合う人=ピアノ・塾など「事ベース」ではなく「人ベース」で考えてみる

こういうことは工夫次第で結構できることがあります。

今一番考えるべきことは「何をさせておけば安泰か?」ではありません。

「どんな人と一緒の時間を過ごせるか?」「そのためにどんな場所を与えるか?」

これです。そして驚くほどこのことが話題の中心になりません。

食いっぱぐれない職業・AIに取って代わられる職業など誰にもわかりません。

専門家の予測だって、ほとんどは朝のTV番組の占い程度だと思ってください。

人と環境。あとは何に興味を持つかは大人達ではわかりません。

 

③日本人的には忘れてはいけない、未来に大切なこと

最後に一つ。

上に書いたようなことはとても大切だと思います。

やってみて・工夫してみて損はしないと思います。でも、ちょっとだけ心配。

提案している本人が言うのも変な話ですが。。。なぜか?

それはアイディアが今の社会風潮から=西洋的・自立的に振り切れすぎだから、です。

冒頭にドラえもんのツイートを貼ったのですが、これ当たっていません?

のび太におけるドラえもん

ドラえもんの登場によってのび太はダメになった・怠けるようになったという読みも

できなくはないですが、ドラえもんの存在はのび太にとっては良い休息であり

自分を見つめる機会になったと思いませんか?

 

何が言いたいか?

それは「教育は西洋的な思考も、東洋的な思考も、どっちもバランス良く取り入れる」

これが日本人にとって最も重要だということです。

ボクは昭和というか、東洋的な考えで古き良き家族像とか愛情とか心地よい一体感とか

日本人が世界から羨ましがられる・憧れられているあり方って東洋的な方にある。

そんな風に思っているのです。

実際、色々課題はありますが世界から見た日本はまだまだ素晴らしい国です。

諸外国が真似たくても真似られない不思議な魅力は確かにある。

そしてそれは西洋とも東洋ともつかない、独特の「融合したバランス」から来ている。

そんな風にボクは思うのです。

そういえば日本て「文化と文化が混ざって見えるヒット商品」も一杯ありませんか?

多分教育もそこを目指していくと、そこを言葉にしていくと一気に変わります。

そして世界にその魅力を伝えていけるようになると思います。

 

さていかがでしたでしょうか?

未来に日本人らしく世界で活躍できる子が一人でも多く伸びていってくれる…

そんな未来のために、大人であるボク達なりにできることを、少しずつ!

ではでは!

「秘密のケンミングルメ」でも秘密だった秋田・仙台・岩手グルメ3選

日本全国津々浦々、ご当地の美味しいグルメってありますよね。

中でも旅行ガイドブックとかテレビ番組にも登場しないような

珍しいグルメとか食材に出会えると、なんか得した気になりませんか?

 

秘密のケンミンショー」というTV番組、面白いですよね!

そういう珍しい地域のグルメとか、マイナーなところも取り上げてくれるので。

ボクは春から仙台を活動拠点の中心にしているのですが

秘密のケンミンショー東北版はこんな感じだったみたいですね。

matome.naver.jp

 

ただ、やはり住んでみて初めて築くこと・腰を据えて活動しないと気がつかないこと

こういうのって沢山ありますよね。

東北地方でもこの数カ月でいくつかそんなものと出会いました。

例えば「宮城・仙台のグルメ」っていうとどんなイメージですか?

多分「牛タン・笹かま」みたいな感じですかね。

牛タン定食は駅前にはあちこちにあります。確かに美味しそう…

(まあ高いんですけどね…)

でも地元の人たちはほとんど食べないみたいですね。食べるのは特別な日とか?

ちなみに笹かまは地域とかご家庭によって贔屓のお店とかあるみたいです。

まるでパリジェンヌがマイパン屋さんを持っているような!

ちなみにボクが仙台に来るまで知らなかったのは「白けん」というお店の笹かま。

地元の人たちのオススメなので間違いない!

www.shiraken.co.jp

 

で、今回はこういうメジャーなグルメではなく「秘密のケンミンショー」とかでも

登場しないような、地元にじっくり腰据えてみて分かった

「面白い!」「おいしい!」なものをご紹介!

 

【本日の目次】

 

 

①宮城(仙台):「マーボー焼きそば」

東北のイメージって「魚介類」ってイメージありませんか?

あとは、まあ上に書いたような牛タンとか笹かま、そしてずんだ餅

しかし、なぜか仙台界隈では「マーボー焼きそば」がよく食べられるみたい。

f:id:matu1830:20180825204957j:plain

写真で見るとよくわかりませんが、この中に普通に焼きそばが入っています。

最初はボクも「??」と思っていましたが、食べて見ると普通においしいです。

そしてなぜかハマります(笑)

食材は特に仙台ならではのものを使っている感じではないのですが、美味しいです。

仙台市内の中華料理屋に入ると大抵おいてあります。

仙台にお立ち寄りの際は、お寿司もいいけどマーボー焼きそばもねっ!

 

②岩手:プレコース

f:id:matu1830:20180825205536j:plain

「プレコース」って聞いたことありましたか?

ボクは全くなかったです。どうやら岩手で食べられるらしく、

洋梨の早生品種とのことです。ご覧の通り、まあ洋梨ですな。

切って見るとこんな感じ。

f:id:matu1830:20180825205757j:plain

うん。

まあ普通の洋梨ですな。実際買って食べてみましたが…普通(笑)

で、後でわかったのですが皮が黄色くなってもう少し柔らかくなってからが食べ頃。

どうやら早く食べてしまったみたい…汗

まあシャリシャリ食感は好きなのでよかったんですけど。

1個90円程度とかなりお安い!時期的なものもあるので買いにくいかもですが…

 

③秋田:ポテトサラダ寒天

これ、実はまだ食べたことないのでなんとも言えないのですが…

たまたま地元の人と話してて「もう寒天食べた?」と言われて「?」となりました。

普通寒天ってこんな感じですよね。

寒天てプルプルでゼリーみたいなやつですが、これをそのまま食べませんもんね。

なぜわざわざ東北まで来て「寒天食べた?」と聞かれるのか謎でした。

秋田県民によくよく話を聞くと…

どうやら秋田県民はなんでも寒天で固めちゃうみたいですね。

その中でもポテトサラダが有名なんですって。こんなイメージ。

f:id:matu1830:20180825210718j:plainなんかもう、これってスイーツですよね…ヨーグルトゼリーみたいな。

実に興味深いですよね。

で、これってポテトサラダだけではなくて、もうなんでも寒天で固めちゃう。

だからなんだか「寒天」という言葉からイメージできないくらい

カラフルでオシャンティな感じになってます…

f:id:matu1830:20180825211245j:plain

スゲー…

秋田の県民グルメ、というよりもなんか洋菓子の詰め合わせって感じですね。

でも秋田県ではこれが当たり前だとか。わからないもんですね。。。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

多分、47都道府県あちこちにこういう「秘密のケンミンショー」でも秘密な

「ご当地ならではグルメ」って山ほどありそうですよね。

そしてそれらがなぜ地域に定着したのか?なぜ流行ったのか?

こういう歴史とか、土地や風土の事情とか知るのって面白いですよね。

そして役立つ知識にもなりそう⭐︎

 

是非色んな土地に行った時に、そんな「土地のリアル」を調べて触れてみては?

きっと生きた学びになりますよー!

ではでは!