マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

「世間体」という不条理を力に変える

 

【本日の目次】

 

①常識という虚像

先日は作家&ブロガーのはあちゅうさんの事実婚の話題でSNS界隈が大いに盛り上がりました。

祝福ムード一色…と言いたいところですが、やはりというか、変な書き込みがちょこちょこあるなぁ…というのが残念なところです。

いちいちネガティブな書き込みをここに晒すのも無意味なのでしませんが、今回なぜこの件について触れたのか?

それは一連の書き込みで感じたことと、ボクの元教え子が大人になってから起こしたある出来事がボクの中でリンクしたからです。

ちょっと重ためな感じになるのですが、未来ちびっ子たちにはとっても大事なことであり、大人の方々にも良く考えて欲しいので。

 

はあちゅうさんの事実婚報告が拡がった時、お相手のしみけんさんの職業や肩書きについて不安視するような発言があったんですよね。

お相手も有名人ですから、AV男優ってことはかなりの人が知っているでしょう。でも、このご時世でまだ「職業」「肩書き」について懐疑的な発言をする。

それが、なんとういうか「時代が変わるってそんな簡単なことじゃないんだな…」って思ったんです。

「常識で考えたら…」

「普通の考えなら…」

普通とは何なのでしょう?常識という考えに人の価値観を縛る力があるのでしょうか?

まったく謎です。

 

②「世間体」がもたらしたもの

ボクにはたくさんの教え子がいます。

本当にちびっ子の頃からずっと一緒にいて今では立派な大人…という人もたくさんいます。

皆思い出多き子達なのですが、その中でも特に思い出に残る子達とは、大体問題児が多い(笑)

でも、その中で問題児ではないのですが結果的に本当に忘れられない、色々と教育について考え直してしまう事件とともに思い出す子が1人だけいるのです。

その子はとても優秀でした。勉強もよくできる。スポーツも万能。学校のクラスでもリーダー的存在で、いつも明るい。

でも、ボクは時折この子の目の奥に不思議な闇を見つける瞬間があったのです。

その正体が何かは、よくわかりませんでした。

その子が受験生になり、受験勉強が本格化する秋に深刻なスランプに陥ってしまうのです。

原因はわかりません。でも確実に目の色は褪せてきている。精神的な何かだ。

どうにかして闇を払ってあげないと…ボクは焦りました。

時間があればその子に寄り添い、話を聞いてみる。そして色々と考えまた問いかける。その繰り返し。

ある瞬間、ひょっとしたら…と気づいたことがありました。

それは、この子は「親の期待・学校の期待・世間の目を異常なまでに意識している」ということ。

そこでボクはこの子を呼び、2人だけでゆっくり話せる場所に連れて行って、ゆっくりと声をかけました。

「…あのさ?君が親を思う気持ちは素晴らしいと思う。期待に応えたいという気持ちもわかる。でもね?受験て誰のためのものだろう?なんのためにあるんだろう?君の成長と幸せに繋がらないなら、結局親は悲しいだろうし、俺も悲しい。」

このように語りかけると、その子は堰を切ったように号泣。しばし号泣。

それを黙ってじっと見守っていました。

その日以降本来の自分を取り戻し、少しずつ自分のペースを掴みなおしていきました。

結果、受験は誰もが羨むような名門校への逆転合格で幕を閉じます。

ところが、その数年後、意外な形で再会を果たしました。

ある日ニュースで「大学生が見知らぬ相手に酒を飲ませて暴行」といった類のニュースが流れました。

(やれやれ…また大学生がやらかしたのか…)

そのくらい軽い気持ちでニュース音声を聞き流していましたが、そのニュースで流れた「過ちを犯した相手」の名前が報道された時、ボクは驚きで固まってしました。

あの子の名前だったのです。

この子と接点がなくなってからも、風の噂で様子は聞いていました。

聞けば大学も非常に優秀な、世間一般でいえば誰もが羨むような大学に入ったようでした。

なのに一体なぜ?ボクは考えました。

いくつか話を聞きましたが、おそらくあの子は「周囲の期待に応えようとして壊れかけていたあの頃」に戻ってしまったのでしょう。

そして、周りにはそんなことで苦しむ様子を察して声をかけてあげられる人がいなかった。

それがお酒を飲んで酔っ払ったことを機会に、ストレスの歪みという形で一気におかしな形で放出されてしまったのでしょう。

今ではどこでどうしているのか、親御さんもどうなっているのかわかりません。

 

③ボクたちはいつから大人になるのか?

「〇〇という学校に行ったのだから、将来は△△であるべき」

「男は◯歳になったら××すべき」

「女性は◯歳までには結婚しないとまずい」

「◇◇という職業は世間的に安パイだから勝ち組」

いまだにこういった「前近代的固定概念」は山ほど存在し、多くの人がこの幻想にも近い謎の概念に脅迫されているのでしょう。

「こうあるべき」「こうでないとマズイ」「こうだったら勝ち(負け)」

一体誰が決めるのか?勿論不安や劣等感はあるのが普通です。

幾つになっても・どこまでいっても拭えないのかもしれません。

少なくともボクは常に不安です。まあ「前向きな不安」と思っていますけど(笑)

「本当にこれでいいのか?」「まだやれることがあるんじゃないか?」これはしょっちゅうです。

でもそれは誰かと比べる・だれかにOKをもらうため、となると精神的には明らかに不健全なのです。

直感が、心のざわつき方が違うのです。だから誰かのために自信喪失はしないようにしています。難しいのもわかりますが、極力。

 

ボクたちはいつから大人になるのでしょう?

上に書いたようなこと、大人になったからといって達観することでもありません。

幾つになっても、立派な肩書きに見えても、子供の感性で見るとしょうもない人は山ほどいます。

「子供の感性で見ると」という表現自体、齢を重ねていない方に失礼ですかね。

もし大人になることが寛容になることであるならば、

もし未来がダイバーシティだとかいうならば、

到底大人になれているとは言い難い社会があちこちに転がっています。

「肩書き」「常識」「世間体」は、あいも変わらずボク達もちびっ子達も蝕んでいるのです。

そしてそういったものと向き合い、戦うことができず潰されてしまう。

「そんなのは自己責任」というにはあまりにも厳しい。それが現代です。

 

④不条理を力に変えるシンプルな約束

今、たくさんのコミュニティがリアル・バーチャル関係なく複数同時に生まれています。

そして未来はそれぞれのコミュニティでエコシステムも整備されていく。

そうなれば「常識」「共通項」というもの自体が分散する可能性が高いです。

そうなった時、全てのコミュニテイに共通する大切な決まりは何か?

必要不要の議論は置いておいてあえて作るとすれば?

それは「幼稚園児でもわかる、ごくシンプルな決まり」このぐらいしか必要にならないでしょう。それは例えばたった4つの決まりごと。

 ◇誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」

 ◇自分がしたことが間違っていたら「ごめんなさい」

 ◇わからないことがあったら「ねえねえ?質問。あのさ・・・」

 ◇相手が嫌がること・迷惑になることはしない

未来がどう進んでいっても、たくさんの「?」とか、不条理と感じることが出てくることは避けられないと思います。

そんな不条理をパワーに変えて、超えていくためには?

物事をシンプルに、誰でもわかるレベルで徹底することは一つの手段だと思います。

 

「生き方を選べる」これは素晴らしいことだと思います。

選べるからこそ、常識や世間体で心を閉じない。きちんと対話で向き合えるコミュニティが健全ですよね。

なるべく多くのコミュニティが、そうであって欲しいと願います。

 

ではでは。

食の感動体験②〜九谷〜

時折エンゲル係数が跳ね上がる、という話は以前ブログに書きました。 

mirai-syouten.hatenablog.com

エンゲル係数が上がる理由は…食べるのが好きだから?(笑)

まあそれもありますが、ボクはとにかく「体験」が好きなんですね。そこで感動も味わえるとなお良い。そしてその体験は五感を刺激してくれるとなお良い。

今日はそんな、食を通じた感動体験の第2回。っていうか2回だけか!たくさん食べに行っていっぱい写真撮っているのですが。。。まあ、それはおいおい。

今回のお店は、伝説のVCと呼ばれる村口和孝さんがオーナーをしていらっしゃる銀座の『九谷』というお店。

村口さんはとあるスタディーツアーで直接お会いしたことがあるのですが、ぶっ飛んでて面白かった…その時名刺交換をした際に勧めてくださったお店なんです。

ちなみに村口さんといえば、こちらの動画は必聴です。

www.ted-ja.com

さて、それでは本題に。

九谷は銀座と新橋の間にある、北海道の新鮮な魚介類を使った、銀座にしてはとてもリーズナブルなお値段で食べられるお寿司屋さんです。

f:id:matu1830:20180714233443j:plainどうです?ドラマとかアニメに出てきそうな「THE寿司屋」って感じでしょ?

f:id:matu1830:20180714233611j:plain前菜3種盛り的なヤツ。確かこの写真は秋に撮ったヤツだったかな…

季節ごとに、その日北海道で採れた新鮮な魚介を使ってお料理を作ってくれます。

大将もとっても気さくで、カウンターで食べると楽しく談笑しながら食事ができます。

f:id:matu1830:20180714233852j:plainお酒もおしゃれなグラスでいただきます。こちらは江戸切子のグラス。食べ物や飲み物の「器」も五感を刺激する感動体験には大切ですよね!

f:id:matu1830:20180714234126j:plain皆さん、これなんだかわかりますか?通な人はご存知かも、これは「フジツボ」です。これが以外にも(?)美味しかった!

カニっぽいというかエビっぽいというか…甲殻類が好きな人ならば、必ず「うまい!」と言ってくれる味でした。

f:id:matu1830:20180714234403j:plainそしていよいよ寿司登場。イカがこの美しさ!仕事が細かい…

f:id:matu1830:20180714234509j:plainそしてエビ!どうですかこの美しさ!!卵も綺麗…見ているだけでも幸せ。ちなみにシャリも「赤酢」を使った酢飯で美味しいのです。ただただ、一貫ずつ感動。

f:id:matu1830:20180714234640j:plain

そしてウニです。なんと海苔が巻いてありません。ボクはあまり軍艦巻きが好きではないのですよ。なんか「海苔が強い」から。でもこんな風にして出してくれると、純粋にウニの風味が味わえて最高。目で見て感動・味わって感動。

ちなみにとても脆いので、直接手の上に置いてくれます。手においてくれるのをじっと待つもの面白い(笑)

f:id:matu1830:20180714234947j:plain

いくらも軍艦巻きではなく素材の味を楽しむってことで、小洒落たグラスで登場。

あれ、これ本当にお寿司ですか? …うん、確かに寿司だ。美味い。

 

f:id:matu1830:20180714235202j:plainさて、いかがでしたでしょうか?

お寿司というと、今でも相変わらず「高級なディナー」という感じでなかなかでが出せない…という人も多いかもしれません。

まして銀座で寿司、なんて言ったら…!でもこの『九谷』はそんな中でも比較的気軽に入れて、お手頃価格(少なくとも同じクオリティを、銀座ではここより安くは食べられないはず)で食べることができます。

また、村口さんがオーナーなので、たくさんのVCの方もいらっしゃるとか。

運が良ければ村口さんご本人にも会えるみたいですよ!

(ボクはまだお会いできてません…)

目も耳も満足、そして気遣いにも触れることができるお店です。よろしければ是非一度、感動体験に行ってみてはいかがでしょうか?

ではでは!

九谷

食べログ 九谷

ジェダイマスターになる7つの習慣

 

ボクはスターウォーズが大好き!という訳ではありません。壮大なスケールで描かれている映画ですが、初期の頃しか映画は見ていません。

とにかくストーリーは壮大のようですね。。。

theriver.jp

今日は映画のことを言いたい訳ではなく、その中で登場する「ジェダイ」の考え方が未来にとても意義深いなぁ、と思って書いています。

ちなみに冒頭の緑のキャラクターは「ヨーダ」ですね。ジェダイマスターという設定だそうですよ。

で、ボクはこのジェダイの考え方や、伴ってのヨーダの発言とかがとても興味深くて未来に向けてちびっこ達にもシェアしたいなあ、と思う訳です。

 

皆さんは未来について考える時、不安になりますか?ワクワクしますか?

多分人によって未来の捉え方は全然違うのかな、と思います。今では想像もつかないことが当たり前のように起こる未来。これは容易に想像がつく訳です。

難しく感じる方もいるかもしれませんが、2030〜2050くらいの未来を示唆する単語をちょっと並べてみましょう。

 ・シェアリング

 ・シンギュラリティ

 ・ダイバーシティインクルージョン

 ・G7からG0へ

 ・ベーシックインカム

 ・トークンエコノミー

こんな言葉群を見て、皆さん何を感じるか?「なんかやばそう」なのか「楽しそう!」なのか「あぁ、あれね!」なのか「何それ??」なのか。。

多分色々だと思いますが、ざっくりいえば二極化するのはほぼ間違いのないところでしょう。

何かしらの恐れや不安がある人と、精神的に満たされていく人。別に変にスピリチュアルなことを言うつもりはありませんが、恐れや不安がある人とそうでない人は「欲の量」がちがいます。

欲は誰にでもあります。ごく自然なことです。でも、恐れや不安というネガティブな感情に支配される人の欲は、大体無限になります。いくらあっても足りない、みたいな。

多分将来が不安だから、それに備えて必要以上に富を確保しようとするのだと思います。人の目も気になるから変に見栄もはっちゃう。

「自分だけは」というマインド・炎上させたい・ガツガツ…こんなイメージに支配されています。

一方精神的に満たされている人は、良い意味で未来を見ていない気がします。

今日を生きる・楽しさが大切・十分な休息・ガツガツよりユニークにゆったり…言葉のイメージはこんな感じなんですよね。

恐れや不安に支配された人たちがいっぱいになると、世界はいつも満たされず戦争も起きやすくなる。憎み合って生活する結果、極論世界は壊れてしまうかもしれません。

それはさすがに困りますよね?だからこそ、未来を豊かに生きるためにどんな考えを持って、日々学び・働き・遊んでいくことが良いのか?

そう思うとジェダイ的発想はとても有効だと思いますね。では、どうすればジェダイになれるのか?

それは是非映画をご覧ください!…で終わるとなんだかわかりませんので(笑)、多分スターウォーズの世界でなくてもできる「ジェダイ的人生へのコツ」を挙げてみます。

 ①好きなこと・好きな仕事を大切にする。給与ではなく。

 ②個人プレーをする。好きな人と仕事も遊びもする

 ③1日10分の瞑想・ヨガ→感性を磨く

 ④自分の嫌いなものやこと・恐れていること・何に欲があるかを書き出す

 ⑤上で書き出したものを見つめて「そうなんだー」と思う(思うだけ!)

 ⑥良い味・良い音・良い香りを定期的に取り込む

 ⑦合理的判断・確率論から結果を気にしない

さて、いかがでしょうか?この7つだったら、現代でもできそうじゃありません?最後にヨーダの名言をもう一つ。

Fear is the path to the dark side...fear leads to anger...anger leads to hate...hate leads to suffering.(恐れはダークサイドに通じる。恐れは怒りを導き、怒りは憎しみを導き、憎しみは苦痛になる)

 上の7つを、どれか一つからでも一緒に実践してみましょう。漠然とした不安や恐れを、受け入れつつ解消していく。それでジェダイに近づくと未来はハッピー!

ではでは!

 

お金と価値、欲しいのはどっち?

 

皆さん「グローバルリッチリスト」ってご存知ですか?

www.globalrichlist.com

このサイトの使い方を簡単に書きますね。まず最初に各国の通貨単位を選択します。

次にincome(収入)かwealth(富・財産)を選択します。ここでは日本人にわかりやすくincome(収入=年収)を選択したバージョンで説明しておきます。

最後に自分の年収を押して結果をポチると、海外でのお金に関するいくつかの項目で比較ができるのです。

ちょっとわかりづらいので実際の使用例。

f:id:matu1830:20180710225322j:plain例えば日本の最新の平均年収とされている420万で結果をポチり。すると…

f:id:matu1830:20180710225503j:plainなんと、世界では上位0.68%に入ることになります。そして世界での順位は40,673,682番目にリッチな人、ということになるそうです。

ちなみに今現在、世界の人口は74億8246万人。世界でみると人口はバンバン増えています。そう思うと4000万位、といっても相当高い訳です。

f:id:matu1830:20180710230048j:plainちなみに年収420万だとすると、その月収換算で考えても、例えばキリギスタンではお医者さん163人分の月収を払える計算だそうです…

他にも年収額を別の国で稼ごうとすると◯年かかるとか、iPhoneを修理するのに必要なお金を稼ごうと思ったら日本では◯日分だけど、ある国では△日分だ、とか。

このサイトはCARE Internationalという慈善団体が作った、お金について違った切り口で理解を深め貧困国を救う・寄付文化を促進するためのものなんです。

でも、ボクは最近また違った文脈でこうした

 ◆お金の価値

 ◆価値と価値を何と・どう交換するのか?

 ◆そもそも価値とは誰にとっての・どういう意味を持つのか?

こういったものについてじっくりと考え直す時が来たのかなと思っています。特にちびっ子達にこうしたことをどう教えていくのか?未来にとても重要な意味を持ちます。

冒頭のブロガー&作家のはあちゅうさんのツイートとか、DMM亀山さんのブログとかは「お金・物質・価値の変化」がもたらした、今までには見られなかった現象や考えという点で共通しているのかな、と思います。

そして仮想通貨・ICOといった新しい経済の流れ。トークンエコノミーという新しい経済圏の考え方(わかりやすくいうと地域通貨×テクノロジーみたいな感じ)。

例えばビットコインって、世界の法定通貨に関係なく世界中で一定の価値があると見られていますよね?

インターネット・テクノロジーの進化によって、今までは国ごとに異なっていた「お金の価値」という壁も溶けていくのだろうと思うのです。

日本という国においてもお金の見方や考え方が変わり、世界でも急激に変わっていく。そんな中でボク達はちびっ子達に「人はなぜ働くのか?」「働いてお金を得るとはどういうことなのか?」「なぜお金が大事なのか?」をどう教えていくのか?

これって実は結構難しい。でも未来にはとても重要で面白い課題ですよね??子供達を諭すために昔から使っていたセリフの中には、時代に沿わない言葉も出てくるかもしれません。いや、もう出て来ているでしょう。

 ◆「汗水垂らして働くお金にこそ価値がある」

 ◆「若いうちにしっかり勉強していい大学入らないといい仕事に就けない」

 ◆「ちゃんと働いて給料をもらうには我慢の対価と思うことも必要」

こういったことは、果たして本当に未来にも変わらずに意味を持つのか?これは問い続けていくべき大切なことであり、世代間のギャップと考えると簡単には埋まらない気がしています。

もっというと世代間のギャップではなく学び続けた人とそうでない人の差・感性の差なのかもしれません。

多分、未来を生きる子供達には今よりももっと「価値」というものにフォーカスした学びや問いが大切になります。

その意味で、ボクはちきりんさんの本とかいいな、と思うのです。 

 今は20代の若者・あるいは起業家が中心となって新しい価値や経済について発信することが多いですが、そう遠くない未来に親御さんは「新しいお金の考え方」をしっかり子供達と考え、語り合えるようになっておいた方が良いでしょう。

そうでないと、現代はあっという間に差がついてしまいます。そして取り戻すことも難しい。でも小さいうちならば壁を超えるのはあっという間です。

未来に大切な「お金や学びの考え方」を簡単に書いてみますね。

 ・「純粋に好き」というものを認めてあげる、讃えてあげる

 ・飽きっぽいことを心配する必要はない

 ・親の期待通りでないことは、むしろ喜ばしいこと

 ・オール4を目指さない。1と5がバラバにある子が伸びる

 ・会話に年齢制限は設けない

 ・なるべく綺麗なもの、美味しいもの、楽しいもので囲む

 ・「好き」がなくても良い。「できる」が増えると「好き」が増すこともある。

こんな感じでしょうか。親世代の方々からすると、ちょっと「やっちゃいけないこと」「ヤバくてゾクゾクしそうなこと」かもしれません。

でもこういう感覚から「自分にとってグッとくる価値って何か?」という話から入り、その話を中心にお金の話に入った方が、未来は当たり前に自然で幸せになるはずです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

子供に「お金の話」って、まだまだ抵抗ある方が多いかもしれません。でも教育や習い事がなんのためなのか?そして我が子の幸せを願えばこそ考えることは何か?

そう思うと変に隠すのも変ですよね。未来に向けて、新しい価値に向けてちょと考えてみても面白い。

それこそ子供達とズバリストレートに「お金ってなんだろう?」という問いで対話をしてみると新しい発見があるかも!

ではでは!

物語「モモ」=現代のブランド人

この春、LINEを退職してZOZOTOWNに転職された田端信太郎さんの新刊「ブランド人になれ!」が、ビジネス書として爆発的に売れています。

 ボクも既に読了し、少なからず考えることがありました。書評なども既にたくさんの方が書かれていらっしゃいますね。

ボクはこのオレンジの表紙を見て、ふと思い出した本があります。それがこちら。 

この「モモ」と言う本は、旧西ドイツの児童文学作家のミヒャエル・エンデが書いたもので、日本では1976年に刊行されています。

実に42年前。田端さんが生まれた翌年です。そして偶然にもカバーの色も似ていて(笑)、伝えているメッセージの本質的な部分も似ているのかな、と思います。

違いはビジネス書なのか、児童文学かの違い。自由で心豊かな人生を考えるために、子供達への学びという点では「モモ」という本は時代を超えた良書です。

勿論、子供達にいきなり「ブランド人になれ!」を読ませても良いとも思いますが、また違った視点でストーリーがある物語から、未来の学びや働き方について考えてみるのも良いのでは?と思います。

40年の時間差を超えて共鳴するメッセージを一緒に考えて、未来を考えてみましょう!

 

 

①共通ポイントⅠ:灰色の男たちに時間倹約を契約した人々=社蓄

フリーランス・個人事業・プロジェクトベースの働き方が少しずつ台頭しています。彼らは楽しそうに働いていますが、モーレツに努力している人たちばかりです。

また、サラリーマン=イケてないのか?というと勿論そうではありません。田端さんのような方もいらっしゃり、他にも沢山の「輝くサラリーマン」はいらっしゃいます。

でも一方で「社蓄」とか「ブラック」という言葉は相変わらずあちこちで耳にもするわけです。「社蓄&ブラック」の定義とは何なのでしょう?よく聞かれるのは「安月給で終電まで働かされる」とかいうもの。でも、これは少し違うな、と思うのです。

社蓄か否かの決定的な違いは「支配された時間を生きているか否か」です。自由で豊かな「自分の人生」を歩んでいる人の中にも、薄給でメチャクチャ働いている人はいます。目の輝きの差は、お金や労働時間ではなく、誰かによって「支配されている時間の差」これだと思います。

沢山の給料をもらっていても死んだ魚の眼みたいな人は、誰かに搾取された時間の中で何かをやらされてしまっている方々。時間を手放す(=灰色の男たちとの契約)をしてしまったその時から、人は社畜になっていくのです。

 

②共通ポイントⅡモモ=ブランド人

「モモ」という本のタイトルは、この物語の主人公の名前。年齢も素性もわからない浮浪児で、組織された社会とは無縁です。現代のように完全に組織された社会は、モモのような浮浪児を許しはしないでしょう。

でも、「モモ」の物語のなかでモモに相談を持ちかける人たちは話を聞いてもらって、モモに見つめられてスッキリと心穏やかになるのです。

それは時間を倹約した引き換えに、自然のままの豊かな気持ちに触れることができたからなのでしょう。

実際、ボクたちも例えば田端さんのような人の「生き方」「言葉」に触れることで、あるいは直接お会いして話すことで、話を聞くことで変化を感じることはよくあります。

一見すると「あいつは大丈夫か?」「あんなこと言って大丈夫なの?」と心配されてしましますが、なんとも不思議な力を持っている。

モモと田端さんのようなブランド人、なんか似ている気がしませんか?今はまだ超少数派ですが、未来モモのような人は増えるのでしょうか?

 

③共通ポイントⅢ灰色の男たち=?

物語の中では悪役のテイストで書かれる灰色の男たち。物語の中では以下のようなことをしてくる人という設定です。

 ・「よ暮らしをするため」と時間を倹約させようとする

 ・子供たちにも同様の考えを押し付け遊びを奪う

 ・「将来のためになる」と勉強を強要してくる

 ・灰色の男たちに異を唱えると狂人扱いされ精神病院に隔離しようとする

 ・情報と「時間」という数字で人々を操ろうとする

このような人、現代にもいますよね?「いるいる!」となりますが、どういった人たちがしっくりくるでしょうか?

部長・課長といった上司?中小企業のワンマン社長?怪しげな情報商材を売ってくる詐欺師?色々な捉え方ができますが、わかりやすいのは「おっさん世代」の存在でしょう。

newspicks.com

この記事にも書かれていますが、別に中高年を指すわけではありません。

旧来の社会のあり方、既得権益を守る思考、変わりたくないという思考、できればあまり考えずに生きていたい人・・・

そういう人は社会的立場や年齢に関係なく「灰色の男たち」に近い存在なのかもしれません。

でも。

これって灰色の男たちと時間倹約の契約を結んだ人にも似ているんですよね。違いは支配されているか・支配しようとしているかだけ。あとは、強いていえば情報や知識の量が違うかもしれない。

損をしたくない・自分が利益を得たい・自由な発想をする奴は危険だと避難する…結局のところ灰色の男たちは、苦しむ社蓄と同じ側でマウントしているだけなのかもしれません。

 

④現代で「モモ」になるための小さな習慣づけ

ブランド人=モモとそうではない人の違いは「支配された時間」の有無。大人も子供も、幾つでもどこで生活していても無意識のうちにも支配されてしまえば危険です。いつも時間に追われ、ピリピリしていて、目が死んでいく。

言い方を変えるならば、どんな職業でも立場でも「支配」という文脈の外にいれば、自分で考え行動し結果的に豊かな人生になります。

支配の文脈から自分を解き放つ簡単な習慣は「考える時間を持つ」ということだと思います。今や情報は山ほどあります。多くの人に会うこともできます。「まず動く」これもやろうと思えばやれる時代になりました。

逆に多すぎる情報や機会を操れず、考えることを放棄してしまった人が危ない。そこで大人も子供もできる簡単な習慣は二つです。

 ・全ての人の話は50%で聞くようにする

 ・1日に10分、音も情報も無い「何も無い時間」を作る

この二つだけです。数年前から「マインドフルネス」という言葉や習慣が流行っていますが、それはまさにこの考え。

何も無い時間があってこそ、豊かな自分の人生を作ることができるのだと思います。そしてどんなに素晴らしい人の考えであっても、それはあなたの人生そのものではありません。だからこそ「話半分で聞く」で良いのです。

もちろん同時に、全ての人の話を50%は参考にさせてもらうことが大切です。

 

⑤エンデが提唱した「地域通貨

さて、いかがでしたでしょうか?モモとブランド人の共有点については以上ですが、最後にこの時代に関わる興味深い話も少し付け足しておきます。

soldie.jp

エンデはモモの中でも示唆していて、ご自身が別の場でも「地域通貨」という考え方を提唱しています。

灰色の男というのは、不正な貨幣制度の受益者で、お金を預けて利子を得るという話が裏側にあるのでしょう。

 これは現代において、まだ大きな声になっていませんが少しずつ生まれつつある思想。それは「トークンエコノミー」というものです。

仮想通貨などに興味を持たれている方はご存知の方が多いと思います。今は投機的な意味の方が大きいですが、トークン、そしてエンデが提唱する「地域通貨」は、本当の自由や幸せと健全で価値のある経済の未来について考える際に、とても示唆に富んでいるものだと思います。

こういった点も子供たちと一緒に考えられたら良いですね。

 

ではでは!

お小遣いが増えてずっともらい続けたら?~BIの話~

時折Voicyを聞かせて頂いているサウザーさんの放送およびツイートで、上記のようなことが語られていました。

今、ものすごい速さで世の中が変化していき、テクノロジーの進化・発達によりいろんなところで少しづつ耳にするようになった「BI=ベーシック・インカム」という言葉。

そもそもこれはどういうもので、考えるべき点はどんなことなのか?これについては大人も子供も、皆考えていく必要があるでしょう。

このベーシック・インカムという制度、本当に実現したらどんな世界になるのでしょう?それは私たちにとってどんな良い影響・悪い影響がありそうか?

これらについて一緒に考えていきましょう!

 

【本日のメニュー】

 

ベーシックインカムとは?

そもそも論ですがベーシックインカムって何なのでしょう?いろんな本がでていますが、こちらなどは参考になる内容です。

内容は多岐に渡りますが、端的にいうと、書かれているのは以下のようなこと。

 ・日本人は働きすぎ。「働かない」ことに慣れていない

 ・AI時代に労働は徐々に奪われていく

 ・というか、少子高齢化の中でほとんどの労働をロボットがやる方が良い

 ・すると人間は労働から解放される

 ・資本主義の自然死=賃金労働の消滅

 ・大人も子供も、一律に給付される方が良い(生活保護給付ではない)

 ・所得に関係なく無条件に一律もらえる

いかがでしょうか?何とも夢のような制度です。事実、フィンランドなどでは既に実証実験が始まっています。

www.businessinsider.jp

ちなみに日本でも色々な税制のあり方は議論されています。とある経産省の知り合いに話を聞いたところ、例えば計算上はあと7%消費税をあげることができたら、新生児およそ100万人は無償で大学まで通うわせることができる計算が成り立つとのこと。

他にも現状の社会保障制度を見直せば負担を増やさなくてもベーシックインカムは実現できるとか。

ベーシックインカムとは「大人も子供も最低限きちんと暮らせるために国がくれるお小遣い」みたいなもの。それは日本が未来に向き合うべき課題を解決することにもなるのでは?という発想なのです。

 

ベーシックインカムに不都合はあるのか?

ちなみに上で取り上げたフィンランドの実証実験。実はこんな報告が後日上がっています。

www.sm-walker.jp

フィンランドは失業者だけを対象にしたからおかしいのだ、という人もいるみたいです。記事にもあるとおり、条件からして結果は見えにくいので中止…ということです。

ベーシックインカムで起こる不都合とは一体どんなことがあるのでしょうか?

多分反対派の多くの人は考えるのは以下のようなことでしょう。

 ・この制度のせいでみんな働かなくなってしまう!

 ・何もしないでお金だけもらおうなんて考えが甘い!

 ・実現しようとしたら税金負担がまた増える!苦しむ人が増えるだけだ!

ベーシックインカム反対派の意見かは別として、中にはこんな考察を述べている人もいますね。

bijodoku.com

未来最も怖いのは、AI発達によるシンギュラリティ(簡単に書くと人間<AI)によって人間がAIに支配される映画みたいなものではありません。

www.youtube.com

こういうことではなく、「AIを人間が悪用すること」何です。こっちの方が実際に起こる可能性が高く、資本家がAIを悪用すればとてつもない格差が生まれる恐れがある、という人もいるのです。確かに変な悪用は避けたいところですよね。

③未来の「働き方」そしてベーシックインカムとの向き合い方

ベーシックインカム反対派の意見の中で、ボクも賛成に近い意見は「価値をしっかりと生み出すことが大切なんだ!」というもの。今の労働って、まだまだ「何のためにやっているの?」っていうものはかなりありますよね。

言われたことだけをやればいい。考えなくてもいい。だから我慢の対価=給料、という考えが当たり前になっている。

こんな無駄なことにお金を払っているのはおかしな話です。お金を払うならば労働も、子供達はお小遣いだって「何の・どんな価値提供に対してお金を与えるべきか?」これについては考え話し合うべきです。

この議論が少なすぎて、結果的に日本の労働生産性は著しく下がっているのです。

ボクはお小遣いのあげ方で以前こんな記事も書いています。 

mirai-syouten.hatenablog.com

ボクが思うベーシックインカムとは?そしてどのように向き合っていくべきか?

ボクは「本当の働き方・お仕事に向き合うまでのリハビリ=BI」と思っています。

ベーシックインカムが導入されたとして、最初は「ラッキー!働かなくてすむ!」みたいな人はわんさかでてくると思うんですよね。

で、最初はベームやったり、昼からひたすらソファで寝ていたり。夜中に起き出してダラダラとゲームやったり。まあ怠惰な時を過ごすかと。

で、問題はそんな生活をどれくらい続けていけるか?なんですよね。

ここで今までの社会環境ならばイヤイヤでも働かないといけない。でもうまく外にいけない。だから余計辛い…

でも、未来は超少子高齢化。そもそも人が圧倒的不足も手伝ってAIにやってもらっているから「嫌な仕事」が世の中からほぼほぼ消えています。

だから「イヤイヤ外に働きに出る」は、基本なくなります。でも飽きる。じゃあどうしよう?そーか、こんなことやったら面白くね?

そして「退屈」から、今は想像もつかないような発見・発明ができて、そこから新しい価値が生まれる。その価値が人を楽しませて、感謝や感動がシェアされる。

そんな感じかな、と思っています。その波がさらに過ぎると、エンタメにも飽きて「なんかもっとグッとくるものないかな・・・」

となって、価値の提供が今でいうソーシャルビジネス的なものの発展系に繋がるかもしません。クラウドファンディングの進化形みたいなものにワクワクする未来もあり得ますね。

つまりベーシックインカムは、人を一度「前向きな退屈状態に追い込む機会」となって良い意味で人を追い込む。そしてその後に「本当の価値ってなんだろう?」と考え動き出す。こんなステップを踏むのかな、と思っています。

今は一部の先進的な考えをお持ちの方々が、上手に時間と機会を使って価値を創造し提供することをしています。

ほとんどの人は「そんなの忙しくて無理!」って言っちゃう。でもベーシックインカムによって忙しさがなくなるから、時間の経過とともに嫌でも価値や意義と向き合う。

ですからベーシックインカムは、ある意味「本当の自分と向き合う修行の第1歩」になるかもしれませんね。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

タダでお金がもらえるならば大賛成な制度となりがち。不安の声もありますが、よく考えたら本質に向き合うための制度なのかもしません。

そして本質的であればあるほど、変わっていくまでに時間がかかります。ここはじっくりと考え、時間をかけて見守ることになるでしょうね。

もちろん「価値が大切」は言うまでもありません。今からでも自分のために、与える価値のために、少しでも学べる人は動き出したほうが良いですね。楽しそうだし(笑)

ではでは!

一番伸びる教育方法は「放置」

 

我が子を思う気持ちは、親ならば誰でも持つのはごく普通のことです。

でもその愛情の表現としてどんな行動やセリフにしていくのか?

これはすごく大切なことです。

ちょっと前にこんな記事も書きました。 

mirai-syouten.hatenablog.com

親としてのプレッシャーや思うあまりの行動…でも、それで結局子供の未来を妨げてしまっては何のためだったのか?ってなりますよね?

っていうか、そもそもこのご時世に「とりあえず学歴を与えておこう」というマインドがあったとすると、とんだ「時代錯誤のおっさん」だったことになります。

これだけ「個人力」「学歴より学習歴」「肩書きより経験」と言われている中で…

いや、むしろ文科省の資料にもそうやって書かれている資料沢山ありますよね?って要らないツッコミまでしたくなりますわ…

 

未来を考えた時、本当に必要なことは何なのか?

ちょっと乱暴な言い方になりますが、極論は「放置」こそ最高の教育かもしれません。不思議なことに「放任主義」のご家庭ではしっかりとしたお子様が育つことが多く、結果的に受験なども成功するパターンが多い。

仮に受験の結果が思わしくなくとも、その後の成長は素晴らしいものであったりします。

こういう時にボクがよく引用する北欧の教育・子育ての特徴。

www.mamatenna.jp

この中でこんな文章があります。

“こうあるべき”という筋道を立てて諭したり、価値観を押し付けるようなことは、まずしませんね。また、親自身も理想的なお父さん、お母さんであろうとせずに本音で子どもと接していますね。

この手の文章をいくつか読んだのですが、以外と載っていなかったことでデンマークをはじめとする北欧教育の中で多くみられるのが「リフレクション」という習慣。

日本だと「内省」という言葉が当てはまりますが、ちょっとピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

細かいニュアンスは違いますが、ざっくりいうと「出来事を感情・経験ベースで振り返ってあげること」こんな感じです。

やることにおいては基本放置。そしてやった後に一緒に振り返って上げる。

その時の気持ちをシェアする。その湧き上がった気持ちを認めて上げる。

なぜそんな気持ちになったのかを優しく問いかけてあげる。

最後にちょっと先未来を一緒に考えてあげる。

多分そんな習慣で育てることが、最高の教育なのかもしれません。

やることは放置。興味を持つものも人それぞれ。興味を持ったもの・感情が動くものとの出会いがあってから、親は動いてあげる。それだけで、沢山の人は今よりももっとハッピーになりますよっ!

ではでは!