マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

答えのない問いが入試のトレンドになる。なぜ?

 

【本日の目次】

 

 

①みんなで学ぶ・実践で学ぶことはなぜ重要なのか?

本の学校は「同じ学年・同じカリキュラムで同じことを学ぶ」が基本。

もちろんこの形が良かった時がありました。

なるべくみんなが同じように動いて同じように話してくれることが大事。

今でもコンビニとかファーストフード店のマニュアルは其の名残りかもしれません。

でも、時代は変わり「ダイバーシティ(多様性)」という言葉にも表れているように

今は「個人」「個性」の時代と言われることがとても多くなりました。

それに伴い「いかに個性を磨いているか?」「いかに自分を持っているか?」

こういった考えが重要性を増してきているわけです。

で、そういった「個性」はどう育まれるのか?

それを象徴しているのが、冒頭に紹介させていただいたお二人のツイート。

 ・学生と社会人など、いろんな経験・年齢・性別・地域で多様に学ぶ

 ・理論理屈ではなく、実際にやってみて学ぶ

この二つのことは個性を磨く、ポジションをとるために価値の高い行動。

理由はいろいろありますが、ボクの考えは二つあります。

 ①いろんな人と対話をすると自然な比較検討ができる=客観的に個性に気づく

 ②実践から学ぶと文字だけでは表せない感情は物語ができる=付加価値がつく

この二つは大変大きな意味と価値を持っていて、生きていく上で極めて重要なもの。

そしてそれが至る所で評価される時代になっていると感じるわけです。

 

②最近の面白い入試問題

最近の入試問題は少しづつですが本当に変わっています。

例えば某都内市立中の入試問題で出たこんな問題。

今まで算数を取り組んできた中で、実生活において算数の考え方が

生かされて感動したり、面白いと感じた出来事について

簡潔に説明しなさい。

さて、いかがでしょうか?解けますか?

というか、そもそも「答えがあるのかいな??」って思いすよね?(笑)

これを12歳のちびっ子達に解かせるわけです。まあ難しい…

でもよく考えてみてください。この問題は何歳になったら解けるのでしょうか?

多分解けない人は幾つになっても解けないのです。

もう一つ、今度は15歳の方々が挑戦する高校入試。

最近では英語力の必要性も叫ばれているので英語の問題から。

次のAI(人工知能)についての英文を読んであなたの考えを

40語以上50語程度の英文で書きなさい。

Today AI is widely used for a lot of different purposes, such as

computers and machines. Some people say that AI should be used more.

What do you think about this idea? 

こちらは難関高校でもなんでもなく、普通の公立高校の入試問題。

英語の問題ではありますし英語力も問われますが、それ以上に注目なのは

このトピックスについて知っていなければそもそも英語を知っていても

書けないことだらけってことなんです。さあ困った…

この二つ、いずれも自分の経験や、実際に考えて議論などなんらかのアウトプット

これらがないといくら知識があっても解けないのです。

当然正解は無い。模範解答も存在しないですよね?

こんな問題がすでに10代の青年達の前に立ちはだかっているのです。

 

③近未来に起こる教育改革ってどんなもの?

2020年はオリンピックイヤーですが、教育業界で大きなトピックスは

センター試験廃止」というワード。これは正確にはセンター試験をなくす、

というよりも「新しい考え方で入試を行いましょう」という方が本質的です。

 その中でもひときわ目立つ、興味を引く変革はこちらでは無いでしょうか?

president.jp

センター試験がなくなるというワードばかりが世間一般では目立ちますが、

その本質は「暗記型入試に頼っては意味がない」「社会実装に向かない学びを変える」

こういった点にあると思います。日本ではこの手の議論で何が話題になるのか?

実はほとんどが「採点基準が無いと入試にならない!」みたいな議論なんです。

これ、諸外国から見たら本当に「は?(笑)」という問題定義なんですよね。

そもそも学ぶことは将来自分の人生を作り働いたり世の中に出て行くためのもの。

そして社会は常に正解に溢れているワケは、当然ながら無いですよね?

だとすれば自らのビジョンや価値を自分で定義してアピールする。

それは社会ではごく自然なことであれば、そっちに寄せて行く方が実用性が高い。

そんな考えが、今回の改革の根底にあります。

仮に様々な理由で改革が進まなくとも、本当に価値のある大学は勝手に変えるはず。

そうしなければ社会に適応できない・世界に適応できないからです。

言い方を変えると最後まで変える意志がない学校など行く価値がないのです。

 

④本当にやったほうが良いこと其の壱:実体験と共に学ぶこと

今まで書いてきたことからさらに予想すると、入試は早期化・低年齢化することも

当然のように想像しておくべきです。諸外国はすでに飛び級が当たり前ですし、

無理して時間をかける理由がない人もいるからです。

17歳〜18歳でやりたいことを明確にするのは簡単ではありませんが

中には早々に自分の強い興味関心に出会う人もいるでしょう。

そうしたらわざわざ22歳まで待つ必要ないよね?となる可能性は高いのです。

では、今までの受験制度のように嫌々渋々、

でもみんながやっているから取り敢えず…とならないためにどうすることが良いか?

答えは一つで「たくさんの実体験をしてみること」です。

よく「好きなことをすればいいよ!」とかいう人がいます。

これは間違いではありませんが、まあそんな簡単に好きなものに会えたら苦労しないw

そもそも「やってもいないものに好き嫌いなんて判断はできない」ですよね?

なるべくいろんなものを「まずやってみる」

好き嫌いはやってから決めればいい。好きにあってハマって、飽きたらやめる。

問題は経験と手数だと思います。特に若いうちは当てはまりますよね。

 

⑤本当にやったほうが良いこと其の弐:表現する手段を得ること 

ボクはこの「なんでも良いから表現してみること」がとても重要だと思っています。

最近のちびっ子はとにかく「表現することを恐れる」という傾向を強く感じます。

そしてそんな傾向が強まることが心配です。

別にプレゼン上手になれ!ということではありません。

1:1でも良いから、自分の意見を相手に投げてみる。意見交換をする。

noteやブログなど、文章に綴っても良いかもしれません。

(ちなみにボクは文章は苦手ですwちびっ子時代の赤面症を克服し今はプレゼン好き)

言葉や文字でなくても絵や写真、音楽や色彩・なんらかの物体でも良いのです。

どんな形でも良いので「自分の考えや思いを外に出すための創意工夫、

これはめちゃくちゃ大事だと思います。

多分いろんなことをやって、トライ&エラーは山ほどやることになりますが、

トライは早い方が後々効いてくると思います。

そして表現とはなんらかの感情の表出。

この感情、という部分もきちんと表現しコントロールできることは価値です。

この辺りも近い将来、必ず入試でも問われるようになると思っています。

まあ仮にならなくても社会では超重要ですよね。

6seconds.co.jp

 

さて、いかがでしたでしょうか?

入試という制度が良いかどうかは別として、色々と「学び方」は変わってきています…

2019年も今まで以上に激動の時代になりそうな予感。

ならばどう転んでも良いような学び方は、

ちびっ子に限らず皆んなが意識できるとより良い・自分らしい人生を築けますよね。

早いとこ「1億総学び社会」にしていきたいものですな(笑)

ではでは!

2018年振り返りとまとめTop10

2018年も今年で終わります。

思いつきで始めたこのブログもゆるーくですが続けることができました。

棚卸しの意味も込めてやってきたこと・起こったこと綴ります。

パラパラと思いついた順に10個くらいにまとめました。

 

【本日の目次:2018年にやったこと・起こったこと】

 

 

①働く拠点を都心部から地方都市へ移した 

今年の春から働く環境を移しました。これがそもそも一番大きい変化でした。

決まったのは突然でしたが、気持ちとしては「あぁ来たか」という感じ。

そもそも未来教育や学び方の在り方考えて詰めて行った時に一つの壁に当たりました。

「そもそも教育は都心部と地方部とでやるべきこと・優先順位は変わるはず」

まあどこでもよく聞くことですよね?

でも、実際に行って見て聞いて肌に感じると気づくことは何か?

この問いはある時からずっと持っていたんですよね。

そうすると不思議なもので、本当に会社からの人事の相談が突如舞い込む…

個人的には「今この時期にいける」というのは一つの機会でありチャンスとらえ、

春から仕事し慣れた東京・横浜を去り仙台に拠点を移した元年となりました。

 

②読書量が増えた&ブログ開始

 仙台に行って色々な変化はあったものの、一番は「可処分時間が増えた」こと。

色んな理由があるのですが、一番は街の夜活動時間がとても早く終わること。

ていうか東京の夜がいかに賑やかか…(笑)

この時間で読書をしたり、今までインプットして来たことを

自分なりに整理したくなってブログを開設したり…。

仕事以外の空間でアウトプットの機会を本格的に持とうとした元年でした。

ちなみにたくさん読んだ本はやはり(?)幻冬舎が多かった。。

そしてこちらの本はいろんな意味で影響受けましたな。

時代のブームに乗った、というよりは「教育や学びについて考えていたら出会った」

この表現がしっくり来ますね。来年も読書量は増えそう。 

 

③クラファン&polcaに参加した

これは昨年に引き続きの部分でもあり。

起業家の家入さんのおっしゃる「滑らかな経済」という文脈が気に入っている部分と

ある種の投資活動という位置付けでもあります。

投資は「儲かりそうだからやる」とは違う文脈もありますよね?

「この人に頑張ってほしい」みたいな。

その意味ではとても充実した気持ちと時間がいただけますし

お金ではないリターンもとても嬉しかったですねぇ… 

2019年以降もこの活動はゆるーく続けたい!

 

④社内で新しいコンテンツの開発と全国展開

こちらは本業のお話。今後の展開があるので具体詳細はあまり書けないのですが…

この新しいコンテンツのブランディングも、実は今回の仙台入りの理由の一つ。

紆余曲折を経て、無事にリリース、そして展開が決まったわけです。

細かく書けないものの、イメージ的には以下のようなコンテンツ。

 ◆学年・年齢を超えて学べる教育コンテンツ

 ◆主体的で対話的な学びと従来の学習をドッキング

 ◆子供達の思考支援とモチベーション支援がポイント

 ◆指導者のコーチングスキルを磨くのにも適している

 ◆学習を通じて「生きる力の基盤」も創りたい!

展開は決まったから、あとは無事に成長と進化に繋がるといいな…

 

⑤2019年からの新規事業計画をまとめた

こちらも本業のお話。

個人的に興味を持っている教育の方向性と、会社企業の枠組みでのリソースを

喧嘩しないように融合させて、地域活性・地域再興を自分なりに挑戦してみたかった。

それを少しずつですが今年前に進めることができました。

年明け早々に社長・他取締役へのプレゼンまでこぎつけ

あとはいかにビジョンを語れるか?なんとか実現実装に向かいたいところ。

この計画のさらに3〜5年先には、地方地域の子供達が

少子高齢化の波の中で大切な学びの機会を逸さないための計画もあったり。

年明け早々からバタバタっす(笑)

でも楽しい!

 

⑥教育を考える会での登壇とワークショップ実施

mirai-syouten.hatenablog.com

趣味的な時間と未来に向けた興味の中で、運良く頂けた機会。 

後述するサロンの企画として教育系ワークショップを開催。

詳細は添付した記事に書いてあります。

従来型の、記憶単純再生型入試はまだまだ残る一方で

これから4〜5年かけて「学習歴」や「答えのない問いへの考え」

これらが聞かれる時代に変わります。

IBスコアや自己表現に富んでいることは、その必要性が確実に高まる時代。

改めて振り返っても楽しかったなぁ…

このワークでも出た「解答のない問題集」、マジで創りたい!

これは2019年に取っておきましょう⭐︎ 

 

⑦AIと身体性について考え得る社会人向けの塾に参加

こちらは2〜3月に参加した単発の塾ですね。

受講者は確か5名程度でしたが、すごくリッチな時間でした。

おそらく未来は「右脳と左脳の交差点」「tech&AIとmindfulnessの交差点」

ここに立てる人はとても有利だと思います。

その意味ではこの塾で学んだこと、語り合ったことはかなり大きかった。

世の中的にAIとkは散々バズったので、バランスとしてはもう少し

身体性とか直感や感性みたいな部分にスポットが当たる未来が望ましい。

そんな風にも思っています。

 

⑧オンラインサロン:落合陽一塾に参加

ボクが落合陽一さんをきちんと認識して興味を持ったのはこの記事でした。

 

中高生のみんな、これから"学校"のルールが変わるかもしれないよ【落合陽一インタビュー】 | Life is Tech! MAGAZINE

 

 そして2017年にWeekl Ochiaiを見るようになり、だんだんとこの人の魅力、

というか教育への考えに興味を持つようになりました。 

mirai-syouten.hatenablog.com

 この夏に行われた「平成最後の夏期講習」に合わせて

自身が未来教育会議で学び考えたことも合わせてこんな記事も書きましたね。

この塾から受けた影響は結構大きく、未来教育会議で学んだこととの親和性も高く

いろんなものが、とても良いタイミングで「重なった」「繋がった」

そんな風に思える機会となりました。

2019年もこの塾から学ぶことは多くありそうです。

 

⑨仮想地球プロジェクトEXAへの参加と石巻来訪

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石巻の夕暮れ。心なしかとっても赤い。

実は少し前に、個人的に東北を訪れたことがあります。

それは東日本大震災の2年後の5月。仙台・多賀城市石巻市

プライベートで訪れたのです。

その時の印象は「まだまだ全然震災復興は果たされていない」ということでした。

そしてこの春の仙台移住に合わせて、頻繁に石巻に行くようにもなりました。

震災の影響はもちろん残っていますが、本質的な課題はもっと別にあるのでは?

これは実際に仙台に移り、石巻に行く機会も増えて率直に感じたことです。

そんな時に偶然目にしたメタップス佐藤陽航さんのEXAプロジェクト。

佐藤さんは「お金2.0」の著者という方がわかる方が多いかな?

佐藤さんが新たに始めたEXAプロジェクト、これは今までと違った形での

地方創生もできるのでは?とも思っていて参加申請をしたら無事に通過!

まだ実験段階のことが多いみたいですが、今後の発展を楽しみに待ちつつ

この発展の先にできそうなことをいまから考えたいと思っています。

 

⑩暗号通貨・ブロックチェーンへの再投資

これは2017年の夏前あたりから始めていたものを継続。

2017年は仮想通貨バブルで非常に投機的な意味合いで仮想通貨が流行りました。

で、その波はあっという間に引いてしまいました。

「出川組」「剛力組」とか、謎の言葉(笑)だけを残してブームは去りました…

が、ブロックチェーントークンといった考え方は非常に未来的であり、

この分野はまだまだこれから、だと思っています。

そもそもトークンのような思考やその重要性はかなり昔から語られていました。

ただ、昔はテクノロジーが十分発達していなかったので広まらなかった。

ボクはこんな記事も書いたことがあります。

mirai-syouten.hatenablog.com

mirai-syouten.hatenablog.com

お金や経済に関する考え方は既に変わりつつありますが、

この変化は今後加速して行くのはほぼ間違いありません。

そうすると、学ぶことの意味や働くことの意味も当然のように変わるはず。

今の40代50代の大半が理解不能な社会になる可能性も十分あるのです。

なんのために学ぶのか?

なんのために受験をするのか?

なんのために学校に行くのか?

なんのために就職するのか?

なんのために働くのか?

そんな思考に影響を与えやすいテクノロジー。その一つが暗号通貨だと思います。

EXAプロジェクトなんかもその一つですよね。

確実に未来に影響与える価値ならば、世間一般はさておき

引き続きこの分野には興味を持って関わってみたいところです。

 

さて、ということで10個にまとめてみました。

総じて「変化」「学び」「蓄え」の1年だったと思っています。

来年はもっともっと、アウトプットに意味と価値を付与できる1年にしたい。

そんな風に思っています。

2019年から2024年くらいまでは教育の価値と重要性も激しく変わる可能性が高い。

その時代を生きられることに感謝と大いなるワクワクを感じながら

2018年を締めたいと思います。

 

ではでは!

 

 

学び続ける時代にやった方が良い科目3選

 

 

【本日の目次】

 

①変化の激しい時代に叫ばれる「シンギュラリティ」

バズワード(世の中でめちゃくちゃ流行った言葉)として有名な

「AI」「シンギュラリティ」という言葉たち。

今、世の中的には相変わらず「AIが人間の仕事を奪う!」的なことを煽る

そんなメディアが多いと思うのですよ。まあ不安を煽った方が物が売れる…

みたいなことを考える人は相変わらずいますからね。

変化が激しい時代であることは確かですが、シンギュラリティなるものが

近未来やって来るのか?結論、一般的に想像されているものは来ませんね。

あれはただの煽りです。本当に。そしてそれを鮮やかに(?)論じているのが

新井紀子さんのAI vs. 教科書が読めない子どもたちなんですね。

本の帯にもがっつり書いてあります。

 ◆シンギュラリティが到来する?到来しません!

 ◆AIが人類を滅ぼす?滅ぼしません!

 ◆AIが神になる?なりません!

みたいな。まあ確かに神は言い過ぎにもほどがありますね…(笑)

AIというものが、そもそもどういうものなのか?

これをわかりやすく前半で語ってくれているのです。

端的に言えば「AIとは原理的には計算機に過ぎないのですよ」といった主張。

これはまあ正しいのかもしれませんね。

 

②圧倒的に足りない読解力・対話力・自分の言語化

この本は前半と後半で趣がガラッと変わります。超要約すると

「AIが仕事を奪うっていうか、そもそも人間力が落ちているから仕事できなくね?」

「日本の教育がAIで代替できるような均質化教育してきたのがヤバい」

と、こんな感じです。やや強引な書かれ方をしているところもありますが

ガッツリ教育に関わっていると、この考え方に共感できる方は多いと思います。

ボクももちろんその内の一人。

日本は特に戦後以降、「重厚長大」「大量生産・大量消費」に合うような

そんな人材育成を目指し、そのための教育をあらゆるところで施そうとしました。

マス・メディアもそういった影響から生まれたものの一つでしょう。

「みんな同じで・シンプルで・早く・たくさん」

こんなものを目指したわけで、今本当に考えるべきは

こうしたコンセプトならばtech&AIの方が得意であり、

得意なやつに得意なものを任せた方が何かと良いわけです。そうすると

「人間が今までのままならAIが変わった方が早いし適役だよね」ってことなんです。

特に日本人は「代替されやすい特性」を持ってしまっているんですよね。

ここが問題。

さらには代替されにくいはずの、つまり計算では解決しにくい分野が弱くなっている。

それが「読解力・対話力・自分の言語化」だったりするのです。

さて、それらはどうやって身につけて行けば・学んで行けば良いのでしょう?

 

③やった方が良い!其の一:アート&デザイン

ボクが敬愛する落合陽一さん。

2018年はたくさんの本を出していらっいましたが、その中でも

一番「俗っぽい」と感じた本(ここではいい意味で使っています)が

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書

なのです。こちらには多くの方にわかりやすく「未来に必要なものは何か?」が

書かれていたりします。敬愛と言っても盲信しているわけではありませんが、

ボクなりにこれまで教育体験とこの本を読んだ感想から

「こういう力を蓄えておくと、考えておくと便利だよなぁ」と思うもの、

それを3つ上げていきます。その一つめはArt&Designです。

科目で言うならば美術ですかね。

あ、ちなみにボクは美術とかまともな成績とったことがありません(笑)

ここでは「学校の成績を上げるため」と言う意味での必要ではありません。

なので別に「うわぁ、苦手だ…」と落ち込む必要もありません。

別に絵が上手・美術館に行くのが好き、と言うことでもないかと思います。

 ・ボクが2015年にデンマークに行って感じたこと

 ・一緒にビジネスデザインスクールでチリ人の話を聞いて感じたこと

 ・グローバルで評価を得ている企業やプロダクト

全部「デザインが素敵」とか「アートな文脈にある」と思うのです。

実際、デンマークはどこを切り取ってもデザイン性に溢れていました…

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コペンハーゲンでビジネスアイディアのワークショップをやった所。お洒落すぎやろ…

日本人は本来アートとかデザインの感性が豊かな民族だと思うのです。

「余白」とか「間」とか。

 

こう行った「計算では出しにくいもの」「時間と手間暇をかけるもの」には

意識的に時間を使うと良いです。

綺麗なものを見る・美味しいものを食べる・あれこれ手を動かして見る。

そして感じたことをじっくりと味わって見る。そうやって身体性を高めていく。

アートやデザインで知る「遊び」「余白」にはすごいインパクトがあると思います。

 

④やった方が良い!其の二:国語

落合さんの本というと「理系」「テクノロジー」というイメージが強いかと思います。

もちろん理系的です。そして理系的な科目をやった方が良い、と思われがちですが

ボクはもう少し国語的素養を、今英語で流行りの四技能に合わせて学ぶこと、

これがとても大事な気がします。(実際、落合さんも大切と仰っています)

例えば現状の入試制度において、国語でヒアリングの問題が出るとか

グループディスカッションが重要視されることはないのですが、

外国に行くと特にディスカッションは極めて重要です。あと論文やエッセイ。

落合さんの冒頭の書籍にも書かれていますが、日本の教育における成績評価制度で

なんともイケていないのは「5段階・100点満点的評価」であること

つまり「6段階より上はなく、120点も存在しない」ということは

その子の潜在能力は自動的に・絶対的に遮断されてしまう仕組みになっている。

ここが大きな課題です。これが諸外国だと書いた論文・レポートの数で

成績評価されたりスコアリングされるので、100点以上も当然存在します。

そこは「優れた才能を拾いやすい制度や仕組み」があるのです。

ゆえに本も読むし、対話もするし、自己表現にも長けてくる。

考えてみれば当たり前ですよね?民族性というか、仕組みがそうなんだから。

でもグローバルであればこそ、こう行った力が必要なのは間違いありません。

だからこそ自分の国の言葉を学ぶ。自分の国の宗教や民族に興味を持つ。

そして自分なりに考えたことを、とりあえず言葉にしてみる。

食い違った意見の「なぜ?」を探求して、また問いを立てる。

こういう作業が大切であり、そのためにも国語を学ぶことが大切なのです。

 

⑤学んだ方が良い!其の三:道徳的な何か

冒頭のこうみくさんのツイートはとても未来を示唆しているなぁと感じます。

そしてこれこそ、今まであまり脚光を浴びてこなかった

(というか、教育の世界で本格的に研究されてこなかった)

そんな分野なのだと思います。協力してもらうスキル。

「ありがとう」を言えること、「ごめんね」が言えること。

そして相手を気遣うこと。以前ボクはこんな記事も書いています。 

mirai-syouten.hatenablog.com

 この中にもある「社交性」ってすごい大事ですよね。

でも現状は科目指導で学ぶ場・学ばせる場が無い。

で、今のところ比較的近いニュアンスなのは「道徳」なのかなぁ…と。

実はボク自身、まだ「科目」に寄せていくとここはしっくりこないんですけどね。

一番近いのは道徳。で、本当に学ぶべきは人との向き合い方とか

「どうやってみんなで協力していくか?」「どうやって感情に寄り添うか?」

こういうことをなるべくちびっこのうちから学ぶことに、

後々大きな意味を持ってくると思います。

 

さてさて、いかがでしたでしょうか?

学ぶことは星の数ほどありますが、その全てを考えた時

未来に有利なのは上記の通り

「各々違っていて・複雑で・時間がかかる・ほんの少しのマニアックなもの」

これを自分なりに納得して選ぶ。そしてそれを学び続ける。

これができた人は、まず未来が不安になることもなく楽しく夢中でいられます。

そのためにも上に書いた3科目、とりあえず大切にして見てください。

同じ「3科目をとりあえず」でも数学・英語・国語を皆と同じようにやるより

100倍効果があるはずです(笑)

 

ではでは!

未来を幸せに生きる3つのソリューション

 

【本日の目次】

 

 

①「幸せの基準」は何?

突然ですが問題。以下の問題に答えてみましょう!

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さて、いかがでしたでしょうか?

なかなか難しい…というか、考えさせられる問題ですよね。

こちらは実は15歳の高校受験生に向けて出されたとある入試問題。

これを素材にして、先日教育系ワークショップをやりました!

いやー楽しかった☆

この問題のポイントは二つあります。

 1.明確な正解や模範解答が存在しない

 2.いろんな意見や考えに触れておくことが大切になる

この手の問題、大人でも子供でも受け取り方や感想は

おそらくばっくり分かれると思います。どんな風に分かれるか?

それはこんな感じ。

 

アンチ「正解がない!採点基準がない!これではフェアではない!」

賛成派「ヤベェ面白い!エモい!!みんなの意見が聞きたい!!!」

 

とまあこんな感じ。どっちの言い分が正しいとかはどうでも良いですが、

今までの入試とか教育が作ってきたもの

そして未来の学びとか社会のことを考えたら後者の感想のほうが単純にワクワク。

正解がないことは確かに不安ですが、

そもそも世の中に起こる多くの課題についてはっきりとした正解など殆どなく

そもそも学ぶことや勉強が「将来のためだ」というならば

何に注目していけば良いのかって何となく「変わるな」ってことはわかりますよね?

そう、どう転んでも、何をしていたとしても

学び方や教育は変わらざるを得ない。っていうか変わった方がおもろいのです!

 

②平成最後の夏期講習という例

今年2018年の夏の終わりにメディアアーティストの落合陽一さんと

政治家の小泉進次郎さんがニコ生でイベントやっていました。

その名も『平成最後の夏期講習』。

これについてはボクも以前記事を書いています。 

mirai-syouten.hatenablog.com

 この『平成最後の夏期講習』もそうですし、

ボクもかつて参加させていただいた未来教育会議もそう。

こういう形の会議というか勉強会の共通点で重要なことは何か?

 ◆全くバックグラウンドの異なる人が集まっている

 ◆用意された答えや着地点は無い

 ◆対話と閃きが重要

 ◆適度なカオスと計算されたセレンディピティ(偶発的出会い)も超重要

こういうことは、現状の学校や会社ではまず起きにくい。

でも学校や会社が「社会をよりよくするためにある」ということならば

本来は年齢も経験も性別も国籍も越えたディスカッションは絶対に必要。

だって社会には全然違う人たちが一緒に生活していますからね。

議論はバラバラ、でも均質化が求められるってなんか縁ですよね。

だから変わらざるを得ないのですよ。

あとね、「私コミュ障だからなー」とかいう人もいますがこれは勿体無い。

普段会わない人達と対話するのはなかなか難しいし緊張もします。

が、これをコミュ障で済ませではいけない。決める前にやってみる。

これはこれから先とても重要で価値のあることに必ずなります。

 

③英語でもプログラミングでもない教育ソリューション

少し前から(大分前か?)英語教育の必要性が語られています。

「日本人は英語ができない、できないからグローバルで勝てない!」と。

そして最近ではそれに加えて「プログラミング教育も大事だ!」という人もいる。

それは何故か?理由を世の親御さんに聞くとだいたい返って来る答え。

「学んでおいた方が食いっぱぐれないから」

「取り敢えずやらせておいた方が将来役に立ちそうだから」

この手の答え、本当にあるあるです(笑)

あ、もちろん学んで面白ければやってみれば良い。

実際「面白いなぁ」って思うプログラミング言語もありますよね。

最近話題の言語【Python】でできる10のこと | CodeCampus

実際プログラミングは結構面白いし、確かに必須のスキルになります。

でも日本人が抱える本当の課題は技術がないことではなく

自分の考えを発信したり、意見交換したりする方なのです。こっちが深刻。

英語も、プログラミングも自分で解決したい課題や強い興味、

そして話したいことややりたいことがなければ殆ど役に立ちません。

思想や哲学があって初めて技術や知識は意味を持つものです。

順番を考えずに与えてしまうとそれこそ思考が育まれない。それがヤバいのです。

 

④大切にするべき3つのソリューション

ではどんな学びや思考が未来重要なのか?

それはほぼ間違いなく3つあるとボクは思っています。

 1.偏愛探しの機会

 2.様々な異なる人との対話

 3.偶然出た最適解とワクワク

多分「手にしてけば安泰なもの」など最初からないのです。

手に入れたものをどう磨くか?

あるいは自分の意思を持って手にできるか?

これだと思います。意思があって、磨く努力を怠らなければなんでも宝物。

これは間違い無いですし、おそらく未来もこの方向に大きく舵を切るはず。

そう思うといかに「自分だけが愛しているものに出会うか?」は超重要です。

ただ、これを手に入れることは意外と難しい。

そして時代と共に変わることだってあり得るのです。むしろそれが普通。

だからこそたくさんの経験を積む意味でも、新しい偏愛との出会いのためにも

2に書いた「様々な異なる人との対話」が価値を持って来るのです。

学生でも社会人でも、年齢・肩書き・性別・国籍関係なく語らう。

これが自分らしさを客観的にも主観的にも輪郭付けるとても良い機会になります。

そして最後に「偶然とワクワク」。

これこそ最高に重要なのでは?

 

肉体よりも何よりも、健康と病気の関係、幸福感の関係において

メンタルが及ぼす影響はめちゃ大きいのです。

だから「みんなにとって正解でなくてもより最適に近い」とか「ワクワクする」

こんな感覚は実生活のレベルで極めて重要なのです。

「人のためになる」「収益性が高い」も、もちろん重要ですがそれに加えて

「自分がいかに直感的にワクワクできるか」という判断基準は

これから加速度的にその優先順位をあげていくはずです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

未来の学び方は、働き方とかなり近づきます。

言い方を変えれば大人も子供もあまり関係がなくなります。

自分の興味関心・思考哲学に沿って学び合う人が多様になる未来。

それこそが社会をよりよくする可能性を産んでいくのです。

 

ぜひ今日から何かを初めて

今日から少し今までと違う会話を楽しんでみてください。

ではでは!

流行語に見る、人間の価値を最大化する思考

 

【本日の目次】

 

 

①「今の若者は・・・」とかいう無駄な議論

 

冒頭の落合陽一さんのツイッター、単純に面白いなぁと思ってたんですが

ちょうどその直後くらいに若者の言葉について憂う記事が出ていたんですよね。

上の記事もそうだし、こんな記事も。

news.livedoor.com

まあ、いつの時代もこういう議論は尽きないのですな。

昔々で言えば「ら抜き言葉」とか問題になりました。

「正しい文法では無い!」とか「誤解を招く!」とか。 

 でも、この手の議論は研究としては面白いですが

正しいか否かとか相手を批判するためにやることには意味がない。

ボクはそう思っています。

そもそも平安時代だって「をかし」と「あはれ」は

あちこちでいろんなシーンで使われたわけで。

受験生が覚える意味でも相当量ある。

いや、むしろ意味を覚えるとかいうものではない(笑)

yattoke.com

昔も、今と同じようなノリで作った言葉で

時代の中で生き残り、今や当たり前になった言葉も多い。

例えば女房言葉。今では当たり前の言葉も、今風に言えば

女子たちが

「ねぇねぇ、これって可愛くない!?」

「ホントだ!ヤバいいーぢゃん❤️」

とか言いながら作った言葉だったりします。

matome.naver.jp

「いつだって文化をつくるのはよそ者・ばか者・若者」

とかいう言葉を聞いたことがありますが、これは昔からそう。

いつの時代も若者生態系を憂う方々がいらっしゃいますが

それは杞憂であって、新しい文化をつくる種のようなものでもあります。

 

 

②不確かさと曖昧さに価値が宿る時代

超AI時代がもう間も無くやって来る、というか

もう既に恐ろしいほどのスピードでその波が来ていることを感じる。

そんな人は多いのかもしれません。

普段何気なくやっていることに、実はかなりテクノロジーとか

AIが入り込んでいて、単なる流行では終わらない雰囲気が漂っていますよね。

多分この波はもはや引くことはないと思います。

そして毎度毎度議論される「このままでは人間がAIに取って代わられる!」

という話題。結構ネガティブになる人が多い印象ですが

これについてあまり憂いても意味のないことだ、と最近思います。

テクノロジーが大事だったり重要だったりするのはわかります。

でもそれはあくまでも「人間との協業」を実現するため。

「答えを出す」ということは、人間というか日本人には

結構プレッシャーに感じることかもしれません。

「間違っていたらどうしよう・・・」とか「正解じゃないと叱られる・・・」とか

こんな不安が頭をよぎることは多いのではないか?と思います。

 こういうのは人間は苦手だからAIとかテクノロジーに任せちゃう。

で、AIとかが苦手なものを人間がやっていくとスッキリするわけです。

人間ができてAIだといまいち「?」なものって何でしょう?

 それは言葉でうまく表現できないものを感じる力だったり

 それは何かに対してワクワクゾクゾクすることだったり

 それは答えが簡単に見つからないような問いを創ることだったり

 それは何かを猛烈に好きなることだったり

 それは空気感をつくることだったり

多分曖昧で、不確実なものにだんだんと価値が宿ってくる。

ボクはそんな気がしてなりません。

 

 

③ちびっ子もおっさんも昔から変わらない「なんか良いかも」思考を持て

じゃあその未来に価値が生まれる曖昧だったり不確実なものって?

それこそ答えはありません。

でも、昔からずーっと続いている

「結局人間ていつの時代も変わらんのね(笑)」

みたいなものに目を向けて見ると、そこにヒントがある気がします。

もちろん論理とか、一定の解とか、そういうのも大事です。

でもこれから先、未来を歩いて行くには

結局インターネットなんてものがなかった時代も

スマートフォンなんてなかった時代も

昔々からみんながぼんやりと思っていた

そんな思考や閃きが大事になります。

うまく言葉にできないけど「なんか良いかも」「なんか好き」

こういうものをじっくりと自分を向き合って探して行く。

ここで大事なことって以下のようなこと。

 ・うまく言葉で言い表せない

 ・自分が何でそれが良いのかもよく分からない

 ・人に見せたり言ってもあまり理解されない

 ・っていうかむしろ変な目で見られることが多い

 ・感情が高ぶる時もあるけど、意外とフンワリと常にある

こういうものをキャッチできると強い。

人間的ですし、退化した感じもありません。むしろ進化かも。

そしてそんなものに出会えたならば、うまく表現できないけど

「どうやって表現することが良いのだろう?」と思考すること。

この時間がとても重要で、未来人間としての価値がぐっと上がってくるポイント。

こういう問いを持ち続ける人に価値が集まり、豊かに人生を送るはずです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

女性が真の意味で社会進出し、文化や歴史を作って行くのは

こういう言葉や文化も昔から女性が作っていたと思うと納得できます。

もっともっと女性とか若者に学ぶことはあるのでしょうねぇ・・・

ぼんやりと、ゆっくりと、でも確実に。

人間はより「人間らしい」「自分らしい」ということを極めて行く。

それが豊かさと幸せの一番の近道ですからね。

 

ではでは!

ちびっ子から大人までお金と心を育むおすすめ本4選

 

【本日の目次】

 

①幸せの最低条件

教育業界ではよく訊かれる問い。それは

「何のために子供達は勉強する(学ぶ、と言う言葉は意外と出ない)のか?」

「勉強を通じて子供達にどうなって欲しいのか?」

こんな感じの問いや疑問はかなり多いです。

 

で、この問いへの答えは色々あるかと思うのです。

ちなみに世のお母様達で多い答え(ボク調べ)で圧倒的に多いもの。

「うーん…普通に生活してくれれば良いですかね」

「難しいな…でも幸せになってくれれば親としては安心です」

こういう答えは本当に多い。いや、本当に。

でも「普通」とか「幸せ」ってなんですか?というと微妙な答えが多いです。

そして大体35歳以上が答える「普通・幸せの条件」は大体

テレビや雑誌で見た、誰もが理解できそうとされる大衆化された内容です。

これはマスメディアとか昭和社会の弊害と言われます。

まあ、これは今日の本編ではないのでまたの機会に。

幸せの定義とかは人によってまちまちですが、共通の最低条件はあります。

それは以下のようなものかと。

 ①最低限お金に困らない。やっぱりお金は大事。

 ②心健やかであること。心身の健康があって挑戦ができる。

で、これを育むためにもちびっ子のうちからできることって結構あります。

意外と日本では語られませんが。

子供の頃から金融教育とか性教育・対人スキルを磨く教育とかあっても良い。

そんな風に思っています。

そして早い段階で①②について親子ともに触れておくことは

これから先の生活においてすごく大事だと思います。

今日は未来において大切な「金融教育的学び」と「心の学び」について

オススメの本を紹介してみたいと思います。

 

②オススメⅠ:ミヒャエル・エンデ『モモ』

以前のこの本に関連する記事はこちら。 

mirai-syouten.hatenablog.com

 モモの著者ミヒャエルエンデはこの本の中で

「時間」という資産について子供にもわかりやすく描いています。

それは現代の人々が未来心豊かに生きるために必要な考え方のヒントをくれます。

 ちなみにエンデは当時から「地域通貨」という考え方を提唱しており

これは将来的にはテクノロジーと融合して「トークン」という名の、

わかりやすく言えば「新しい通貨の形」を実現するものになるかもしれないもの。

先見の明がめちゃくちゃあった、ということですよね。

 

あまりちびっ子達に生々しい話はしたくない。

でも人という資産や時間という資産、

本当に大切な「豊かに生きる考え」にふんわりと触れさせたい。

そんな人にはオススメです。

 

③オススメⅡ:ジェームスヘックマン『幼児教育の経済学』

日本では「勉強大事!」とかいう割に

「どんな勉強が、後々どう役に立つのか?」というデータは

意外なほど取られていません。かなりもやっとしているのです。

教育データ分析によるエビデンス、というのは海外の方が圧倒的に強い。

日本人に全て当てはまるわけではありませんし、

読んでいてもいまいちピンとこない部分も正直多いと思います。

が、「教育と豊かさ」「教育が経済にもたらす影響」という

日本だと結構アンタッチャブルにみられがちな部分について

「非認知スキルを磨く」「就学前教育が重要」という視点で

書いてくれているのは結構貴重だと思います。

ちなみにHowTo本ではないので、具体的に「〇〇しましょう!」

ではない点はご了承ください。

まあなんでも手っ取り早くて良いわけでは無いですしね(笑)

 

④オススメⅢ:『インベスターZ』

これはもはや王道なんですかね?(笑)

まず何よりも漫画なので読みやすい!

そして漫画なのですが、大人が読んでも「なるほど!」と唸る情報が多い。

そして「学校」が舞台なので、10代で読んでも違和感なく受け入れやすい。

ここは大きなポイントだと思います。

大人も子供も、楽しみながら、リアルで役に立つ知識を得ることができる。

これが面白いですね。

登場する投資知識も王道ですので、怪しい金儲けには走らなくて済みます(笑)

 

⑤オススメⅣ:『どう解く?』

特に2020年以降、ボクは今まで以上に

テクノロジーと身体性、文系と理系のalternativeな教育や学びが大切になる、

そんな風に思っています。(単一的でなくバランスよく選べる、みたいな…)

そして身体性や精神性を育む時、いろんな人の考えや意見を柔軟に受け入れる

そんなスキルというか視点はとても価値が高くなると思います。

この本は限りなく絵本のようで、まさに「ちびっ子向け」に見えますが

内容的にはかなり深いと思います。

大人でもなかなか読み応え…ではなく「考えごたえ」があります。

親子の団欒のひとときに是非!というものですね。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

秋も深まり、読書にはもってこいの季節になりました。

是非、皆さんで読んでみてくださいな。

 

ではでは!

努力が評価される時代は終わり。夢・好きなことを探す時代も終わり。次世代に大切なこと。

このツイートの下動画、めっちゃ再生されていますよね。

ボクは特にこの部分に共感しました。

努力は悪いことじゃなく、むしろ良いんだけど捉え方によっては危険でして…

努力とか

夢とか

ゆるーい挑戦

そんなものについて綴ります。

 

【本日の目次】

 

 

①偏差値教育の中で良いと思う点

偏差値教育って、まあ随分前から疑問視されているし

その価値や意義については賛否の論の中でも「否」の割合が圧倒的に増えてます。

ボクもその価値や意味については些か懐疑的でした。

が、最近「ああ、そんなに悪くない点もあるな」と思っています。

それは「何らかの成果がわかりやすくスコアリングされる点」これです。

頑張ったではなく、勉強の成果を「テスト」に表現し

それを「偏差値」というスコアリングによって評価する・されるという点。

何がまずいか?というと、その評価が「単純暗記の記憶再生」を競う点とか

それが評価のすべてでもあるかのような基準になっている点でしょうか。

きちんと成果がスコアリングされている点は素晴らしいと改めて思います。

最近思うのは、この考え方がズレることによって

頑張っていないよいうに見える、努力が足りないように見えると非難され、

本当に変えるべき課題が旧態依然の精神論に侵されちゃうんだろうな、と。

 

②頑張ることは他人が評価してはいけない

頑張ることとか努力は絶対的に必要なんですよね。

これは間違いない。何かをなし得るときに、ラクに物事が進むことはほぼ無いです。

壁にも当たるし、悩むこともあるし、努力もするし…

悔しい思いもするし、諦めかけるし、また工夫改善に時間を費やすし。

でもこれらは「人に言われてそうなる」のではなく

「悔しかろうが逃げ出すたくなろうが、本人の意志でやる」ことに意味があります。

つまり「こんなに頑張ったんだ!」とか「もう人事は尽くした!」とかいう思考は

本人だけが持てばよくて、このプロセスの部分に他人が絡むと厄介です。

あくまでも他人は「結果」「成果」でしか評価できません。

もちろん相手のやっていることを「あの人頑張っているな…」と思うことは問題無し。

news.careerconnection.jp

努力や工夫のプロセスは他人がとやかく言ってはいけないのです。

そしてこれはちびっ子達の成長や学びにおいても同じかな、と。

「よく頑張ったねぇ!エライねぇ」

「〇〇ちゃんはずっと頑張ってたもんね!」

こういうことって良かれと思って良いがちです。

ボクもこれが良い、これで良いと思っていた時期はありました。

が、やっぱりこれは良くない。

頑張ったことを褒めて欲しいなんて思っていない子もいるし、

頑張ったことが褒められることで目的がすり替わるのも本当に怖い。

頑張りを褒めるのは、自分が自分を褒めるときだけで十分です。

 

 

③関心と課題へのアンテナを高くする

自己肯定感や自己商人が大切な時代。

頑張りを褒めないならば何を褒めるか?

ていうか最近思っているのは「成果や資産に関して褒める」これです。

ちょっと難しいですね。

わかりやすくいうと、以下のようなことがあった時に褒めるのが効果的なのです。

 ・作文コンクールとかで入賞した時

 ・ちびっ子が興味をもって学んだことを訊いてみたら披露してくれた時

 ・最近の興味や悩みや疑問を言葉にして話してくれた時

 ・ ある物事について、前よりも明らかにうまくできている時

  (時間が縮まった・できる回数が増えた、など)

前々から「働くことと学ぶことはほぼ同じ」とボクは言っています。

そう考えると、学ぶこと(大人でいう本質的な働くこと)というのは

必ず何かしら数値や成果になるからこそ、周囲に評価される方がいい

あるいは努力どうこうではなく、悩み・不安・疑問という形で

課題を明確にして伝えられることも未来において価値が高い

そうすると、これらについての兆しが見えたら(=何らかの成果があったら)

褒めることで、実社会との繋がりが密接で豊かになるのですね。

そしてこれらができるようになる・形に残すためには

できるだけたくさんのことに挑戦してみないといけません。

なぜか?

どれで何らかの成果がわからないからです。

あるいは何をやることで課題感が生まれるかがわからないからです。

だから関心と課題のアンテナを高くすることで

沢山の挑戦と失敗と、疑問を持つことと成果を出す機会を得ることになる。

 

④夢を持つよりも大切なこと

上に書いたようなことが好きを見つける、夢を持つ以上に大切なことでしょう。

関心のアンテナを高く貼る。

課題や不便についてアンテナを高く貼る。

だからこそちびっ子達にはそのような環境を与えることが

「夢を持て」

「好きなことに没頭しよう」

というよりも大切になります。

勿論、まんべんなくそつなく物事をこなさせる以上に、

あるいは先生の言うことを聞かせる以上に、

10000倍くらい重要なのは言うまでもありません。

夢や好きなことを見つける工夫から入ると苦しくなる人もいるはず。

それは美しい言葉で何となく過大視されていない課題があるからなんです。

もっとネガティヴでもいい。

「だりーな」「何でいちいちヤンなきゃいけないの?」から始まってOK。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

ボクは大人になってからもずっと教育のこと考えていて

そろそろ上に書いたようなことが学びの主流になり

みんなで話し合いながら課題解決に向かうとか

めんどくさいこと、やりたくないことから新しい発見が生まれたり

何となく成果を褒められたり、不安を口にしてイノベーションが生まれたり

それを応援する・支援する大人やVCが現れても良い気がするんですよ。

 

そのプロトタイプを本業で作ってみよう!ってワクワクし始めています!!

ではでは!