マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

未来を幸せに生きる3つのソリューション

 

【本日の目次】

 

 

①「幸せの基準」は何?

突然ですが問題。以下の問題に答えてみましょう!

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さて、いかがでしたでしょうか?

なかなか難しい…というか、考えさせられる問題ですよね。

こちらは実は15歳の高校受験生に向けて出されたとある入試問題。

これを素材にして、先日教育系ワークショップをやりました!

いやー楽しかった☆

この問題のポイントは二つあります。

 1.明確な正解や模範解答が存在しない

 2.いろんな意見や考えに触れておくことが大切になる

この手の問題、大人でも子供でも受け取り方や感想は

おそらくばっくり分かれると思います。どんな風に分かれるか?

それはこんな感じ。

 

アンチ「正解がない!採点基準がない!これではフェアではない!」

賛成派「ヤベェ面白い!エモい!!みんなの意見が聞きたい!!!」

 

とまあこんな感じ。どっちの言い分が正しいとかはどうでも良いですが、

今までの入試とか教育が作ってきたもの

そして未来の学びとか社会のことを考えたら後者の感想のほうが単純にワクワク。

正解がないことは確かに不安ですが、

そもそも世の中に起こる多くの課題についてはっきりとした正解など殆どなく

そもそも学ぶことや勉強が「将来のためだ」というならば

何に注目していけば良いのかって何となく「変わるな」ってことはわかりますよね?

そう、どう転んでも、何をしていたとしても

学び方や教育は変わらざるを得ない。っていうか変わった方がおもろいのです!

 

②平成最後の夏期講習という例

今年2018年の夏の終わりにメディアアーティストの落合陽一さんと

政治家の小泉進次郎さんがニコ生でイベントやっていました。

その名も『平成最後の夏期講習』。

これについてはボクも以前記事を書いています。 

mirai-syouten.hatenablog.com

 この『平成最後の夏期講習』もそうですし、

ボクもかつて参加させていただいた未来教育会議もそう。

こういう形の会議というか勉強会の共通点で重要なことは何か?

 ◆全くバックグラウンドの異なる人が集まっている

 ◆用意された答えや着地点は無い

 ◆対話と閃きが重要

 ◆適度なカオスと計算されたセレンディピティ(偶発的出会い)も超重要

こういうことは、現状の学校や会社ではまず起きにくい。

でも学校や会社が「社会をよりよくするためにある」ということならば

本来は年齢も経験も性別も国籍も越えたディスカッションは絶対に必要。

だって社会には全然違う人たちが一緒に生活していますからね。

議論はバラバラ、でも均質化が求められるってなんか縁ですよね。

だから変わらざるを得ないのですよ。

あとね、「私コミュ障だからなー」とかいう人もいますがこれは勿体無い。

普段会わない人達と対話するのはなかなか難しいし緊張もします。

が、これをコミュ障で済ませではいけない。決める前にやってみる。

これはこれから先とても重要で価値のあることに必ずなります。

 

③英語でもプログラミングでもない教育ソリューション

少し前から(大分前か?)英語教育の必要性が語られています。

「日本人は英語ができない、できないからグローバルで勝てない!」と。

そして最近ではそれに加えて「プログラミング教育も大事だ!」という人もいる。

それは何故か?理由を世の親御さんに聞くとだいたい返って来る答え。

「学んでおいた方が食いっぱぐれないから」

「取り敢えずやらせておいた方が将来役に立ちそうだから」

この手の答え、本当にあるあるです(笑)

あ、もちろん学んで面白ければやってみれば良い。

実際「面白いなぁ」って思うプログラミング言語もありますよね。

最近話題の言語【Python】でできる10のこと | CodeCampus

実際プログラミングは結構面白いし、確かに必須のスキルになります。

でも日本人が抱える本当の課題は技術がないことではなく

自分の考えを発信したり、意見交換したりする方なのです。こっちが深刻。

英語も、プログラミングも自分で解決したい課題や強い興味、

そして話したいことややりたいことがなければ殆ど役に立ちません。

思想や哲学があって初めて技術や知識は意味を持つものです。

順番を考えずに与えてしまうとそれこそ思考が育まれない。それがヤバいのです。

 

④大切にするべき3つのソリューション

ではどんな学びや思考が未来重要なのか?

それはほぼ間違いなく3つあるとボクは思っています。

 1.偏愛探しの機会

 2.様々な異なる人との対話

 3.偶然出た最適解とワクワク

多分「手にしてけば安泰なもの」など最初からないのです。

手に入れたものをどう磨くか?

あるいは自分の意思を持って手にできるか?

これだと思います。意思があって、磨く努力を怠らなければなんでも宝物。

これは間違い無いですし、おそらく未来もこの方向に大きく舵を切るはず。

そう思うといかに「自分だけが愛しているものに出会うか?」は超重要です。

ただ、これを手に入れることは意外と難しい。

そして時代と共に変わることだってあり得るのです。むしろそれが普通。

だからこそたくさんの経験を積む意味でも、新しい偏愛との出会いのためにも

2に書いた「様々な異なる人との対話」が価値を持って来るのです。

学生でも社会人でも、年齢・肩書き・性別・国籍関係なく語らう。

これが自分らしさを客観的にも主観的にも輪郭付けるとても良い機会になります。

そして最後に「偶然とワクワク」。

これこそ最高に重要なのでは?

 

肉体よりも何よりも、健康と病気の関係、幸福感の関係において

メンタルが及ぼす影響はめちゃ大きいのです。

だから「みんなにとって正解でなくてもより最適に近い」とか「ワクワクする」

こんな感覚は実生活のレベルで極めて重要なのです。

「人のためになる」「収益性が高い」も、もちろん重要ですがそれに加えて

「自分がいかに直感的にワクワクできるか」という判断基準は

これから加速度的にその優先順位をあげていくはずです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

未来の学び方は、働き方とかなり近づきます。

言い方を変えれば大人も子供もあまり関係がなくなります。

自分の興味関心・思考哲学に沿って学び合う人が多様になる未来。

それこそが社会をよりよくする可能性を産んでいくのです。

 

ぜひ今日から何かを初めて

今日から少し今までと違う会話を楽しんでみてください。

ではでは!