マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

激変する未来を楽しめる簡単な習慣付けのコツ

堀江さんの「これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話」とかは、ちびっ子達と一緒に読んでも良いな、と思った本です。

大人ではピンとこないもの。そして子供だけではまだわかりにくいもの。だから一緒に学ぶ価値があるのです。

でもボクたち日本人は、「教育」っていうとなんだか難しく考えがち。イメージって「クソ真面目」「勉強以外しない」「モテない」「貧乏」「説教くさい」みたいな(笑)

でも、最近思うんですよね。「働き方が変わるってことは、学び方も変わるよね?!」と。さらに言うと「働くことと遊ぶことの境界線が溶けるならば、学ぶことも遊び的なものになっていくし、教育と娯楽の壁も溶けるんじゃね!?」と。

それに気づけた人たちから「学び方と遊び方」が変わり、未来の変化にも前向きに耐えられるようになるんだろうなって。思うんですよ。

未来について議論すると、まあ日本はネガティブな内容が多くて暗くなりがちです。

まあでもね?

ほぼほぼ確実に来るのですよ。どんなに蓋をしたって。「あぁ、もうやるしかないか」って腹を括ると楽しくなりませんか?(笑)少なくとも、今のおっさん・おばさんではなくちびっ子や若者たちが、軽やかに未来の波を乗りこなすために大切なこと、そして大人たちが手伝ってあげられることを一緒に考えてみましょう!

 

【本日のお品書き】

 

①未来を楽しく「生きる力」を高める

冒頭のツイートでそもんずさんのnoteを紹介していますが、その中でそもんずさんは「人生戦闘力」と言う表現を使われています。ボクはこの「戦闘」という言葉があまりしっくりきていません。多分日本人はもともとあまり「闘う」ということには民族性で考えても、地政学的にもあまり得意ではないでしょう。

どちらかというと「戦って覇権を取る」というよりも、欧州諸国のような「ミドルパワー」を上手に操っていく方がうまく活きそうだと思っています。 

 なので、「戦闘力」というか「生きる力」を高めるためにどんなことをしたら良いか?それが「我思う習慣」として4つあります。

 A.よく食べる

 B.よく笑う

 C.人に会う

 D.未来計画は紙に書く

この4つは、ほぼどの世代でも、子供から大人まで誰でもできますよね?こういうことができる環境を作る。これが大切であり、これができるだけで、難しいことは何もなく未来激動の波を楽しく乗りこなしてしまうのです。

ではなぜ?こんな簡単な4つの習慣をつけるのが難しいのか?この4つの習慣をつけるためにどんなことをすれば良いのでしょう?

 

②「選択する」を習慣化する

そう。

実は先ほど書いた「よく食べる・よく笑う・人に会う・未来計画を紙に書く」この4つに共通しているのは「自分で選び取ることで実現する」ということなんです。よく食べるためには自分が「美味しい!」と感じるものを選び取る。よう笑うためには自分が「楽しい!」と思えるものを選び取る。人に会うためには自分が「この人に会いたい!」と感じ取って選び、自分で会うための手段を選ぶ。未来計画も、自分が「なりたい未来」を考え、選び、紙に書く。

ボクは超AI時代、そしてテクノロジーの進化で本当に恐るべきこと・注意すべきことは、「自分で選ぶ」ということへの可能性と感受性が痩せ細ることだと思っています。AIのレコメンドで生活しても別に困りませんし、人の感情ですらAIやテクノロジーが代替するやもしれぬ!?との議論はありますし、嫌いではありません。が、それはもうちょい後の話になりそうです。そして先見の明がある方たちも「ワクワク感」「身体性」みたいなものの重要性はよく語っておられます。

ならばこの「ワクワク感」をベースに生活習慣をつけるのは悪くないでしょう。そしてこの「ワクワク感」を生むための重要な習慣が「自分で選ぶ」ということなんです。そして自分で選べるようにするためにも、ワクワクする感覚=感受性・身体性を磨いておくことは大切です。

ではどうすれば「選択する習慣」は身に付けらるのでしょう?

 

③変化を受け容れる

世の中は確実に変わります。KidsLine代表取締役社長の経沢さんがご紹介されていた本によると、2020年東京オリンピックイヤーは女性の2人に1人は50代ですって…(汗)

 これは「人口推移」という切り口ですから、当たり前ですが確実です。絶対に避けられません。以前どちらかでも触れたのですが、この後日本は、ほぼ毎年80〜90万人ほどの労働生産人口を失っていきます。

そりゃーどう考えても見える世界がどんどん変わるわけです。超AI時代で「仕事が奪われる!」とか、的外れもいいところです。今のままの世界観だと一気に首が回らなくなります。

ですから、超AI時代だろうが・ハイパー少子化だろうが「変化を受け容れる」ということを当たり前にしておくことが大切なんです。変化を受け容れられる体質にしておくと、選択することも習慣化しやすくなります。なぜか?理由は簡単、「選択する=何らかの変化が生じる」からです。

それにしても日本人は変わることが嫌い!これも地政学的な問題もあるのでしょうが…本当にそれだけでしょうか?変化を嫌う原因はどこにあるのか?そして変化に強くなる=選択できる人になる、そんな子供達を育むためのコツはどんなことでしょう?

 

④「失敗」を早く前向きに経験させる3つのセリフ

そういえばこの間、堀江さんのロケット失敗ニュースが出てましたね。

www.asahi.com

これなんかまさに「 The!失敗」ですよね。Twitter上でもバズっていて、賛否意見が出ていましたが、ここでの失敗も全然早い方。成功したら「民間初」みたいですから。これを「早い失敗」と言わずに何が早いのか?

最近特によく言われることで、皆さんも感じたことがあるであろうこと。それは「失敗を許さない」「一度失敗した人には厳しい」そんな社会ではないでしょうか?ここを変えないとしんどいですよね。

失敗すると何言われるかわからない、それをどこ吹く風で受け止めるほど強くない。こんな人が多い。と、どうなるか?多分こんな感じ。

 1.失敗したくない、しちゃいけないマインドに支配される

      ↓

 2.失敗しないように「高い確率で成功しそうなものを選ぶ」という考えになる

      ↓

 3.ググったり・成功者のHow Toみたいなやつを読む

      ↓

 4.でも怖いからやっぱりやらない。日々悶々。

このフロー、メッチャ多くの人が「あぁー、あるある!」ではないですか?それはそれで非常に残念…。この「失敗ダメダメマインド」は一体どこからきたのでしょう?一概には言えませんが、多分これは前近代的な「昭和脳」からきているのかも知れません。

このマインドについて議論しても時間の無駄ですので割愛。では、今すぐできること、特にちびっ子たちに教える時に大切なことはどんなことでしょう?多分ボクは3つの問いかけやセリフを沢山浴びせてあげることだと思います。

 「あなたはどう思うの?」

 「じゃあやってみればいいんじゃない?」

 「今ならば平気だと思うよ?」

1つ目のセリフは「すでに選択しているか?」という意味でも大切な問いです。そしてググった受け売りとかではないかの確認にもなります。特に親は子供考えにあれこれ手を出したくなりますが、手を出して良いケースはボクが思うに「なんとなく周りの意見で決めている」場合。これは感じたことを言ってあげて意見交換すると面白い。もちろん頭ごなしに「ダメ!」は、ダメです(笑)

2つ目のセリフはわかりやすいですね。背中を押すセリフ。「失敗しても大丈夫だよ」とか書いてある本もありますが、起業家や挑戦者はそもそも「失敗」という言葉をあまり使いません。「失敗」という言葉を背中を押すセリフに盛り込むと、潜在的にネガティブワードになりがちです。だから「いいんじゃん?」くらいのノリで。

3つ目の言葉。これは日本人によく効くセリフ(笑)日本人は「今だけ!」「今なら!」という言葉に弱い。使い方を誤れば怖いですが、上手に使うと背中を押してあげることができて、行動にも変わりやすい。

「でも…今やってみて、失敗したらと思うと怖いんだよね…」

「え?そうなんだ。でも、今ならば平気だよね?」

こんな感じですね。失敗の尊さとかの議論じゃなく、ただ「大丈夫」と言わずに、「今だったらいいんじゃない?」と言ってあげる。根拠はありませんが(笑)

これを早いうちからやっておくと、ナチュラルに失敗への負担感が減る=変化を受け容れ易くなる→自分でどんどん選べる=感性が磨かれる、という感じになります。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

特に世のお父さん・お母さんは我が子を思えばこそ「失敗させたくない」「お金のことで不便させたくない」となること、よくわかります。でも時代が違うのです。そしてその時代も瞬く間に変化します。

ならば思い切って「どうなって大丈夫なマインドを育んであげる」に舵を切るのが、今という時代なんだと思います。勿論大人も、老若男女がみんな「選択と変化」に向き合うと未来はきっともっと楽しくなりまよっ!

ではでは!