「とりあえず」大学・就職の本当の罠
数字で見る大学の問題①
— マツ@21世紀の学び=共育 (@matukage1830) 2018年7月26日
学生数横ばいなのに大学増加
理由
文科省の「欧米先進国レベルまで4大卒者率を引き上げよう」政策
結果
短大募集停止・私大の4割が定員割れ
課題
2017年度経営補助金3,168億
補助金依存率25%以上の法人=25法人
数字を目的化してダメになる典型例。#大学#課題#補助金 pic.twitter.com/g7cVs1qV6x
数字で見る大学の問題②
— マツ@21世紀の学び=共育 (@matukage1830) 2018年7月26日
大人になってから学ぶ人が国際的に見ても、圧倒的に少ない。
社会人になってからの成長に乏しい。
から、価値や生産性も乏しい?
逃げ切り文化が発展的解消されたらいいのかな?
大学じゃなくてオンラインサロンに入ってる!は、少ないか…#大学#問題#オンラインサロン pic.twitter.com/e5HXmAINsO
今、この記事を読んでいるのが10代中高生の方だったら質問。
大学へ行きたいですか?行きたいとすればその理由は?
今、この記事を読んでいるのが30〜40代でお子様がいらっしゃったら質問。
お子様を大学へ行かせたいですか?いかせたいとすればその理由は?
このブログでも何度か同じようなことを書いていますが、今回は数値も見せつつ
大学や就職について一緒に考えましょう。
そもそも大学に行くと何が良いのか?
これ、言葉にすると何ですか?「就職に困らない」これですか?
だとすると大きな勘違い。今は就職に困るような時代ではありません。
ニュースでもよく取り上げられるのは大学生の新卒内定率。
ここ10年、90%を1回も割っていませんし、ほぼ95%以上。
最新の数値は98%です。まあ就職困りませんよね。
そしてこれが高校生になるとどうか?以外と報道されませんが、文科省のデータはこちら。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2018/02/05/1388639_1.pdf
2ページ目を見ると、高校卒業で就職も進学もしていないのは、4.7%とあります。
昨年よりも0.4%増えていますが、それでも5%にも満たないのです。
少なくとも数値上は就職において大学・高校で大差はありません。
ではなぜ?次に考えられるのは「大学に行ったほうが働く選択肢が増える」です。
これはそうかもしれません。確かに選択肢は多くなります。企業条件がそうだから。
ただ、選択肢が増えたから幸せになるか、より良い人生になるかは別です。
日本は今や死因として問題なのは餓死やテロではなく鬱病の方です。
そしてその多くは労働環境・学習環境からきている原因。
選んだ結果、自分は馴染まないのに我慢して居続けてしまった結果です。
本当に嫌なら辞めればいいのに。その環境から距離を取ればいいのに。
学校は人生で大切な「逃げ方」「失敗の仕方」「人との付き合い方」を教えてはくれません。
じゃあ何で今までは大学に皆が行っていたのか?
それは「行くことに価値があったから」です。これは以前こんな記事にしています。
ここ10年で大学自体は価値がなくなったに等しいんですよね。
文科省の政策「欧米先進国レベルまで4大卒者率を引き上げよう!」の旗印のもと
無理やり大学を増やしている時点で終わっています。
数重視。中身は…うーむ。
でも何で相変わらず「大学信奉」が続くか?そこに理由はありません。
ほとんどの方は「とりあえず」の理由で大学に行ったり行かせたりなのです。
ボクは「とりあえず」で何かをやることは全く問題がないと思います。
問題なのはとりあえず「みんながやっているから」という理由で何かに染まること。
こっちでしょう。
「とりあえず」で全く問題ないので、その「とりあえず基準」を自分軸にする。
これができるといろんなことが一気に楽になるはずです。
心がけることは、以下の点でしょうか?
①「とりあえず」いろんな人に会ったり、場所に行ったりする
②「とりあえず」いろんな人と対話してみる。意見なければ聞くだけで良い
③ワクワクする・グッとくるものに出会えたら「とりあえず」やってみる
④やってみて嫌だ・気持ち悪いと思ったら「とりあえず」離れる
⑤「あれかこれか」で迷ったらとりあえず「あれもこれも」やってみる
多分人生はこれで良いのだと思います。
重要なのはとりあえずとか、壮大な目的があることではなく
まず自分に軸や基準を作れるかどうかです。
もちろん他の誰かに価値を提供できるのは素晴らしいことですし、ボクも目指したい!
でもそれが自分を見失う・自分を犠牲にすることになったら元も子もない。
上の①〜⑤が実践できていたら、いつかどこかで出会いがあります。
そしてこれを実践し続けるような人は、大学の研究室も企業も欲しがる人材です。
大学進学でも、世界1周でも、高校生起業でも、普通の就職でも、何でも良いです。
「とりあえず」今一番自分がワクワクするものに手をつけみてくださいね。
ではでは!