マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

学歴以上に大切な「国際的な学力観」を育む4つのC

巷では将来に向けた学力・学歴・資格検定などについて「どんなものがあると将来困らないのか?」ということについての興味関心が相変わらすあるな、と思うことが多いです。ぶっちゃけ「学歴は不要」という人も多く、ボクも大筋賛成です。

では資格・検定などは大切か?これはモノにもよりますが、資格がある=安泰、はまずないと思います。「実戦経験がある」「自分なりの実績を持っている」こういったものの方が、下手な資格よりもはるかに役に立つことが多いです。

まあ、とはいえ学力・学歴がないと不安という方も多いでしょう。そして資格や、将来に向けてつけておくべき力ってなんだろう?という漠然とした不安もあると思います。

今回は「これが正解!」という訳ではありませんが、ちびっ子から大人まで、21世紀を逞しく面白く生き抜くために必要な「国際的な学力観」のベースになる4つのCについて書いてみます。

この4つのCを意識した学びがあれば、体得すれば、学歴によらずに色々な分野で活躍できる基盤になると思います。それに学歴や資格があればなお良いって感じですかね。では、いってみましょう!

 

【本日の目次】

 

①Critical Thinking

日本語にすると「批判的思考」ってやつですね。日本語が難しい。。。(笑)

「批判的」というと、日本人の多くは「〇〇でいいのか!」「△△が良くない!」みたいなイメージを「批判的」と捉えがちですが、そうではありません。ここでいう批判的の意味は、ある物事の考え方や答え方を別の角度から見てみること。わかりやすいセリフの使用例でいうと以下の様な感じ。

A.「その答えって本当にそれだけしかないのかな?」

B.「〇〇っていう意見があるけど、正反対の意見がある人ってどんな人だろう?」

C.「もしAという考えと全く違うBがあるとすれば、それはどんな意見なんだろう?」

こういう感じです。

これをもし子供たちと会話していく中で実践するならばBとかCとかをうまくつ使うと良いですよね。子供の〇〇という意見に対して

「お母さんは△△と思うんだけど、こういうことについてはどう思うの?」

こんな質問をしてみると、批判的思考力は高まります。「本当かな?」みたいな問いを、疑い深いという意味ではなく「もっと色々考えられそうだね!」となると面白みと深みが出てきます。

 

②Collaboration

日本語にすると協働とか協調ですね。課題解決・新しい発想を作りたいときに意識すると良いですよね。ちなみにこの記事もある種のコラボレーション。 

mirai-syouten.hatenablog.com

このコラボレーション的な発想はすでにビジネスの世界・新しい発明や研究の世界ではよく取り入れられています。「協創事業」というのは、この発想がベースですよね。

ちびっ子から大人まで意識すると良いのは以下の様なことでしょうか?

A.お稽古事・習い事はなるべくいろんな学年、年齢の人とできるものにする

B.年齢・性別・肩書きがいろんな人と一緒にできる行事に参加する

C.およそ合わなさそうなもの同士を並べてアイディアを出してみる。そういうものを実際に体験してみる。

AとかCは身近にもありますよね。特にCは実はあちこちにあったりします。アンパンとかトルコライスみたいなB級グルメ(?)そのひとつ。食べてみて、由来に触れるだけでも刺激を受けます。

 

③Creativity

創造性という意味ですね。こちらは最近よく聞かれる様になったと思います。

こちらは様々やり方はありますが今ツイート流してます。

絵とかイラストとか、声に出す・体を動かす、ゆとりの中でやってみる。理屈よりも実際に環境を整えてみることが大切な要素ですね。

 

④Communication

この言葉は意味としては会話、という意味で使われていますが、分解していくともう少し面白い意味があります。この言葉を分解すると…

 Com(一緒に)

 uni(ひとつの)

 cate(する)

 ion(〜こと=名詞化)

こんな感じ。つまりただの会話ではなく「1つのテーマについてみんなで一緒にする」こんな意味合いがあるのです。だから、本当の意味でのコミュニケーションは「何について話すのか?」「誰と話すことに意味があるのか?」こういうことを意識するだけでグッと意味合いが増します。

単なるおしゃべりをするのではなく、親子の会話でもお話しするテーマをなんでも良いので決めて、それについて話すだけでも違うのです。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

上にあげた内容は、国際的な学力観として実際に研究が進められているテーマでもあります。変に安泰安定を求めて訳のわからない習い事や資格試験に手をつけるくらいなら、こういうスキルを磨いて実践してみるだけでも随分変わります。ちびっ子から大人まで、意識さえすれば以外と手軽にできるものも多いのもいいですね。

大切なことは「体験を大切にし、きちんと自分の考えを表現できる」これにつきます。小さなことからでもお試しあれ。

ではでは!