マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

意外?あまり教わらない、子どもの幸福感を高める4つのルール

ボクはデンマークをはじめとする北欧諸国が好きです。

というか、多分北欧っぽいものや雰囲気がもともと好きで、

デンマークとかに触れてみて「あぁ、これだったんだ!」みたいになりました。

 

今日はデンマークの面白ランキングの紹介と

「幸福度はどのように高まっていくのか?」について

みなさんで一緒に考えてみたいと思います!

 

 ①デンマークってどんな国?

先ほども言いましたが、ボクはデンマークとか北欧が好きなんです。

例えばコーヒとか大好きです。しょっちゅう飲んでいます。

北欧っぽい雰囲気で飲むコーヒーは格別です。

 

ちなみに日本のコーヒー消費量ランキングは世界43位

そしてデンマークはなんと7位。

確かにデンマークって、どこのホテルでもお水やお茶のように

普通にコーヒーがあらゆるところに置いてありますよね。

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写真は日本ですが、だいたいこんなイメージ…

IKEAの家具とか、オランダの建物の雰囲気・レゴブロックなんかも好き。

そうそう、デンマーク北欧諸国は働き方が日本と大きく異なる点でも有名。

輸出産業も強いデンマークの一人当たりGDPは世界でも第6位。

これは金額にしても世界27位の日本の約1.7倍にもなります。

 

で…消費税はなんと25%!高い!!

所得税なども含めると稼いだお金の半分以上は国に納めることになります…(泣)

 

でも、誰もそれについて文句は言いません。

(少しはいるのかもしれんけど)

なぜか?その理由は簡単。福祉・社会保障制度がとても充実しているからです。

高い税金を払う代わりに学校はすべて無料(大学まで!)

医療費も基本的には無料(これは一部除くようですが)

さらに失業した場合は今までの給料の90%を2年間、国が補償してくれます。

…そりゃー税金払いますよね。

 

さらに興味深いのはそうした決まりを作る政治への参加。

選挙をやると、基本投票率は90%は当たり前だそうです。

日本とはこの辺が大違い。

政治について意見を求めると、小学生でもきちんと意見できるそうです。

過去には選挙や政治決定について不満に思った小学5年生がデモを起こしたこともあるとか…

民主化・自立化が国レベルで進んでいますよね。

余談ですが、だからこそなのか離婚率・不倫率も45%程度で世界2位とのこと。

別れて経済的に不利になることがないから??

 

 ②幸福度の話。日本の特徴は?

デンマーク・北欧の話をするとよく出てくる話題が「幸福度」の話。

ノルウェーフィンランドなど北欧諸国は幸福度が高い国としても有名です。

www.huffingtonpost.jp

 

ひょっとするとこの手の話題は皆さんも耳にされたことがあるかもしれません。

で、今日はもう一つ似たようなデータで「子供の幸福度」も一緒に見てみましょう。

これらを比べてみると、子供から大人になるときの変化や特徴が読み取れます。

www.huffingtonpost.jp

  

③学校や教育では豊かにならない?

このようなランキングは採点段階で、文化的な違いで全く異なる採点になりがち。

一概に評価してしまったり、決めつけることはできないかもしれません。

例えば、日本人はアンケートなどは無難に「真ん中」「普通」を選ぶことが多いです。

つまり、すごく悪くならないけれど、良くもならない。

また日本人は元来謙虚・質素な国民性がるとも言われているので

どうしても他国と比べても辛口自己評価になる傾向は、確かにあります。

 

でも、ですよ?

この二つのデータを見て、ボクが思うのは二つ。

・子供の頃は幸福度が高い方なのに、大人になるとだんだん下がるのか…

・教育や日常リスクは1位なのに、なぜか貧しさや安全でランクが下がるんだ…

相対的貧困については、特に日本はとても低いです。

質の高い教育を、一生懸命受けても貧しさや不安が消せない?

本来は色々な意味で豊かになるために学びや教育はあるものです。

「このままではいけない!」とかいうことも必要かもしれませんが(選挙とかね)、

ここではあまり大きい話をしたいのではなく、身近に、ボクたちができることを考えたいのです。

 

④幸せマインドを作る4つのルール

すごーくざっくり書くと、幸福度を高めるためには

子供たちも大人の皆さんも、以下のような流れを知っておくことが大切です。

 

STEP1:ごく簡単な4つのルールを教えてみんなでやってみる

ルール1:嘘をつかない

ルール2:他人を大切にする

ルール3:一緒に決めたルールを守る

ルール4:勉強をする

     ↓

STEP2:やり抜く力とか自制心とか意欲がついてくる

 (専門的には非認知能力)

     ↓

STEP3:自己承認力(自分サイコー!的な考え)がついてくる

     ↓

STEP4:幸福感が上がる!

 

いかがでしょうか?4つのルール、意外と簡単そうでしょ?

ここでのポイントはルール3の「一緒に決めたルール」ですね。

親とか会社の上司は、なぜか自分たちだけでルールを作りたがる(笑)

ちゃんと意見交換しながら「一緒に」が大切なんです。

 

そしてルール4の「勉強する」

日本は大人になると勉強しなくなる人が多いです。

学ばない人に「勉強しろ!」とか言われてもピンときませんよね?

お互いが一緒に学び合う関係性ってとても気分が良いし、大切なんです。

 

一見、幸福度とは関係なさそうですが

こういうシンプルな決まりを楽しく実践し、守っていったほうが

数多ある「校則」や「社則」を守るよりもずっと人間らしく成長します。

結果、意欲や自分らしさを語れる人の幸福度は上がっていく。

 

もう一つ、参考記事です。

www.newsweekjapan.jp

 

他者との親密な関係作り、だそうです。

ルール2とか3に関わってくるところですよね。

幸福感は心地よい関係性作りから。

心地よい関係性作りはシンプルなルールから。

 

それではこの辺で。

ではでは!