鮮烈に記憶に残る!漫画・本の飲み食い描写5選
これを書いている日、ボクは誕生日を迎えたんですよ。
で、誕生日にぼんやりと色々振り返ったり整理したり
母上と電話で取り止めもないトークを展開していたら
「なんか昔ってよく本とか漫画、眺めていたなぁ」って思い出したんです。
読むというより眺めていました。
なにを眺めていたのか?
それは何かを食べる描写。ここです。
今でも食べることは大好きで、時折エンゲル係数が跳ね上がるのですが
子供の頃からその兆候がありました。
とにかくいろんな本に登場する、食べる描写が好き。
今回は自分の思いで振り返りと共に「この本のココの食べる系描写最高!」
これをご紹介。きっとあなたも食べたくなる…ハズ。
【本日の目次】
①ヘンゼルとグレーテル
ご存知「グリム童話」のお話の一つ。貧乏なきこりの家に暮らす
男の子ヘンゼルと、女の子グレーテル。実はこのブログを書くまで
物語のストーリーとか全然思い出せないでいました。
改めてストーリーを確認すると…なかなか怖い(笑)
そもそもが両親に捨てられるところから物語が始まるのですね。。。
で、人食い魔女に捕まって、食べられそうになるけれども
逆に人食い魔女を殺してお宝を奪い、家に戻ってまた家族で幸せに暮らす。
すごい展開ですね。。魔女も溜まったものではありませんね。
元々はヘンゼルとグレーテルがお菓子の家を食べてしまったのですから。
しかも自分たちを捨てた両親とまた幸せに暮らすって…
あ、でも物語のストーリーではなくて、今回はあくまでも
印象的な「食べ物の描写」なんです。
そう!ボクはこの本に出てくる「お菓子の家」にすっかり魅了されたのです。
・屋根の瓦はチョコ
・窓ガラスは砂糖でできたお菓子
・入り口の扉がクッキー
当時のボクは「こんな家あるんかいな!」と興奮して読んでいました。
で、それを見ていた母がボクにいうのです。
「じゃあクリスマスにみんなで作る?」
何と衝撃的な響き。。。作る?お菓子の家を??
クリスマスが待ち遠しくて毎日カレンダーを眺めていた時期がありました。
で、クリスマスにスーパーに行って、
イメージにできるだけ近いお菓子を大量に買ってもらって。。。
家で昼過ぎくらいから作りました。夕方までかかって!
当時の写真は流石に無いのですが、イメージはこんな感じ。
もう少し庶民的だった気もしますが、一番近いイメージです。
まあ子供が作ったものですから(笑)
いやーでも感激しながら、勿体無い!と思いながら食べたなあ…
②アタゴオル物語
ますむら・ひろしさんの作品集。主人公のネコがインパクト強くて…
名前は覚えていなかったのですが、とにかくこの顔だけは妙に覚えていました。
どうやら名前は「ナゾノ・ヒデヨシ」だそうで。
まあボク、この本は(も?)まっったくストーリーとか覚えていません(笑)
ていうか、特にこの本は小さい頃も物語として読んでいたのではなく
「食べ物のイメージ」で読んでいました。
まず、ヒデヨシの好物は酢ダコ。
この時点でグッと来ませんか?ボクはこれでやられていました。
確か漫画の中でも、船の先頭に座ったヒデヨシが、ザラザラした舌で
酢だこを削り取るように食べるシーンがあったと記憶しています。
妙に酢だこが美味しいものなのでは?と想像させてくれるには十分でした。
(当時ボクは酢ダコを食べたことがなかった)
そして食べ物の名前でメチャクチャ記憶に残っているのは
「銀クジラ」と「ベニマグロ」の二つでした。
え?なにそれ?この世にあるん??
どこで食えんの????
そんなことを真剣に考えていました。
多分実在しないですよね?って今でも聞いてしまう。
あぁ・・・食べてみたい。特に銀クジラ。。。
③ピノッキオ
この物語はあまりにも有名ですね。
この本はボクも「読み物」としてもちゃんと(笑)よく読んでいました。
この本もきちんと読むと華香な長編だったと記憶していて、
当時ちびっ子だったボクは時間をかけて読んだものです。
この本の中にも何度かピノッキオが食事をするシーンが出て来ます。
その中でも妙に記憶に残っているシーンがありました。
おじいちゃんだったかな?誰かの手伝いをせっせと行ったピノッキオに
ご褒美だったか休憩の時間にご飯が振る舞われるのですね。
(すみません、かなり記憶が曖昧です)
足しkそのワンシーンで出されるのが
ホットミルク・カリフラワーの酢漬け、そして
「星型の形をした砂糖菓子」
なるものが出されているのです。これも想像力が掻き立てられる!
一体どんなお菓子なんだろう?お店で買えるのか?
でもお店で「星型の砂糖菓子ください」って言っても困るだろうな…
そんなことを悶々と考えました。
漫画とか童話って、色々想像させられる謎の食べ物が多い。
そんな気がするの、ボクだけでしょうか??
④ロビンソンクルーソー
これもピノッキオと同様、物語としてとてもよく読みました。
すごくワクワクしながら読んだのを思い出しました。
これも物語の中で色々なものを食べる描写が出て来ますよね。
生きるために色々食べ物も工夫する描写が面白かったなぁ、と。
その中でも「ラム酒」が確かよく出て来たなぁ、と。
当時は当然ちびっ子でしたからお酒の味などわかりません。
でも美味しそうに飲んでいたり、病気だか何かから身を守るために
タバコの葉をつけたラム酒を飲むシーンが出て来たり。
あと畑を作ってパン(らしきもの?)焼いて食べるシーンとか
ヤギを飼育するシーンとか。
ただただ「すげぇなぁ」と思って読んでいました。
今思えば、この本の影響で我が家はヤギを飼い始めたのです…
この本の中で出てくるあらゆるものは食べて見たい、試したい!
そんな風に思っていました。
結局大人になって、お酒ってめちゃ不味いと感じることは残念でした…
⑤ムーミンと魔法の帽子
ムーミンは我が家に昔から置いてある本でしたね。
「モモ (岩波少年文庫(127))」とか「はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)」
と共に本棚に並んでいました。
絵本ではなく、比較的小さい文字の、ハードカバーの本。
なので、この本はあまり読まなかった(笑)
でも、これも妙に記憶に残っているのが魔法の帽子。
確かくろいシルクハットだったような…
防止の中にいろんなものを入れると魔法がかかって
全然別のものになっちゃうんですよね。
確か卵の殻を入れたらフワフワの白い雲になったりとか。
で、ここでも「お!」と思った食べ物の描写。
このシルクハットに川の水を入れてみると…
とても美味しい木苺のジュースになっているのです。
当時ボクはそこまで甘いものは好きではなかったのですが、
(大人のおつまみ的なものが好物という変わり者)
このジュースの描写を見て、変にジュースが飲みたくなったものでした。
そして木苺のジュースって、そもそもあまり見かけませんよね。
いちごは見ても。いやぁ、魅かれました…。
さて、いかがでしたでしょうか?
ご存知のものありましたか?
そして「おいおいちょっとストーリー違うぞ!」というツッコミはご勘弁を(笑)
幼少のかすかな記憶を辿って書いておりますので。
皆様にもきっと強烈な記憶に残る
「漫画・映画・本の飲み食い描写」はあるはず。。。
ではでは!