公務員に安定はあるのか?
今日は「公務員に安定はあるか?」というテーマ。
これ、人によって解釈が全く異なるテーマなんです。
みなさんで一緒に考えてみましょう。
【本日の目次】
①日本の労働人口は確実に、激しく減少する
皆さん「けんすうさん」という方をご存知ですか?
19歳でご自身で学生サロンを立ちげたり、22歳で社長業をやられた経験を持つ
Web周りではとても有名な方です。
(雰囲気的にとても気さくで面白い)
彼は自身のTwitterでこんなことを呟いていました。
日本ではこれから1年に80万人くらい労働力が減るとか、10年後には500万人の労働人口が減るとか言われていますが、おそらくそのあたりからは大きくはずれないはずなんですよね。600-800万人くらいは10年で減りそう。
— けんすう (@kensuu) 2018年5月9日
これから僕らはものすごい社会の変革を感じると思いますね・・・。
いわゆる少子高齢化・人口動態系のテーマはほぼほぼ正しい議論になります。
生まれてきた子供達の数を途中で変えることはできませんので、
少なくとも数字の推移は間違い無いですよね。考えるべきは
「じゃあ実際に人口推移が予測できるとして、その未来はどうなるのか?」
これは様々に考えることができ、また変えていく必要のある議論です。
でも、このことをわかっていない人が多い気がして心配になります。
例えば、テーマにもしましたが「公務員」って本当に安定した仕事なのでしょうか?
未来を予測するに、どのような変化がありそうかを考えたいテーマです。
ボクは確実に安定しないんじゃないかなって思っています。
やや大雑把ではありますが、こんな流れですよね
①公務員は基本、国民の税金から給料が出ている
↓
②労働人口が1年毎大きく減少する=税収も大幅減
↓
③税金を上げるなど対策を立てる?
↓
④さらに大幅な減少・海外流出などが激化
多分「今は無理でも対策を立てねば!」と議論している間に起こる変化が
想像以上に、今数字で出ている以上に体感が「ヤバ!」となる気がします。
②これだけ違う、親と子のズレ
子どもから大人まで大好きなランキング。
なりたい職業ランキング・就かせたい職業ランキングなどもよく出ますよね?
子どもたちの「なりたい職業ランキング」が時代ごとに変わることも多いです。
ユーチューバーが入ったり、キャバ嬢が入ったり…時代背景が出ますね。
さて、大人サイドの「就かせたい職業ランキング」はどうなのでしょうか?
2018年度版ランキング、公務員は男の子の親で1位、女の子の親でも2位です。
そして、この公務員がTOP3に登場することは約25年間変わっていないのです。
これは個人的にはとても恐ろしいな、と思ってしまいます。
変化の激しい中で全く変わらない親の考え。どうしてこんなことが起こるのでしょう?
③地方に蔓延する課題
地方はまだまだ学校バイアスが強い。
— Matukage (@matukage1830) 2018年5月14日
「地元の名門高校いったら、地元の
名門国立国立大に行って、そして
公務員になるのが親孝行」みたいな。
多様性と学校教育、
根本の構造が噛み合わない。
インターナショナルスクールが流行る
その理由は根底の文化が違うから。
地方の学生と多く話す機会があるのですが強く感じます。
情報は得られるのに、いくらでも学べるのに、そもそも「学ぼう!」という
機会がない故に、いつまでも発想にない。こんな状態は地方を中心にまだまだ多い。
そのように感じることがとても多いです。
「自分とは何者か?」
「自分は何をしている時が楽しいのか?」
「自分だったらどうするか?」
こんなことを考える機会がないのです。よほど意識して情報を取りにいかないと
「周囲のバイアスを回避し、大人の期待に応えねばならない」だけに
意識を向けることになってしまいます。
ボクは「親や大人の言うことを聞かなくて良い」と言いたいわけではありません。
が、少なくとも学びにおいては大人も子供も平等であり、
幾つになっても興味や好奇心を無くさない、学ぶ習慣を持っておかないと、
我が子の幸せのために良かれと思って言ったことが、思わぬ失敗を招いてしまう
可能性が極めて高い時代になっていますよ、言いたいのです。
④変化を受け入れることで安定は得られる
じゃあ親が、大人が子供たちにできることってどんなことでしょうか?
ベタですが「たくさんの経験をさせてあげる、たくさんの人と会わせてあげる」
こういうことだと思います。
自分に何ができるか?何をしたいか?
— Matukage (@matukage1830) 2018年5月13日
見つからない子供たちもいる。
そんな子供達たちは、まず心を自由にしてあげる。
生きる意味は人と繋がることで生まれてくるから。
そこに沢山の人がいるという存在感を
tech&AIでどう作るか?
可能性が溢れている。
SNSもスマホも使い方次第です。「危ないから」と禁止をするのではなく
「素晴らしいものだが使い方を誤れば危ないものと、どう向き合っていくと
より良い経験を得られるのか?」こういうことを対話することに大切です。
使い方によっては、今までならまず会えなかった人に簡単に会うことができます。
場合によっては直接対話することもできます。
空間も時間も越えて、素晴らしい体験を一瞬で得られる。
これからAIが発達して、テクノロジーがもっと生活に入り込んできたら
人口減少とは別の文脈で変化が進みます。
変化を楽しみ、自分をアップデートして、人と繋がる。
そこから安定した心は生まれるのです。
とても小さな変化とか、とても小さな新しいこと、今日から始めませんか?
ではでは!