未来への学び③ 〜高校生が日本を救う日〜
グローバル競争力指数4.0
— マツ☆creative leadership for KIDS (@matukage1830) 2018年10月18日
いくつかの指標を基にした国家の国際競争力をランキング。日本はランクアップで5位。高いですなぁ。
日本て歴史を紐解いても、本当にまずいという状態になってからが強い。
The Global Competitiveness Report 2018 - Competitiveness Rankings https://t.co/gjLcWfaAZu
高校生くらいから、早い人は生き方のベクトルが社会に向いてくる。だから学び方が「何を学ぶか?」ではなく「学びをどう社会で使うか?」になる。
— マツ☆creative leadership for KIDS (@matukage1830) 2018年10月18日
奈良時代は「元服」といって11〜16歳で大人になる儀式があったけど、これは今でも当てはまるかも。
高校で社会実装する学びがあると、未来が変わる。
【本日の目次】
①いつから大人になるのか?
ボクは小さい頃ドラえもんが大好きでした。
特に春休みとか夏休みの映画版ね。なぜ好きだったか?
のび太とジャイアンが「仲良くなるという非日常」が好きでした…
その中でも今でも耳に残る名曲。
冒頭ツイートにも書きましたが、
昔々は11〜16歳で「元服」という儀式があり
それ以降は立派な大人であったわけです。
もちろん今も「成人式」という一応の儀式はありますが
ちょっと最近では趣旨が違っちゃってるとか
そもそも「成人式を終えたから大人なのか?」とか
別の問題があるようにも思うんですよね。
ボクたちはいつから大人になるのでしょうか?
別に厨二病的な意味ではなく。
もはや年齢とか肩書きとかあまり意味をなしていませんよね。
ボクは思うのです。
自分が社会との繋がりを体感・認識できた時、大人になると。
そしてそれは高校生くらいから既に始まって、力に変えていけると。
②高校生が日本救い、世界認識を変える可能性
「プロ無職」を名乗るるってぃさんの動画で面白いのがありました。
すごいですよね。
アフリカで起業とか、eSports×地方創生のビジネスとか。
捉えているポイントは明らかに未来を捉えています。
そしてうまくいけば世界認識を変えたり
地方から日本再興を目指すことができたり。
このような顕著な例以外にも、実際に高校生が企業と組んだり
実際にビジネスになりとそうなことをやってのけている例は結構あります。
高校生でビジネス、というとアイドル・コスメ・モデルとかが
浮かぶ方は多いかと思います。が、想像より多く
「社会課題」「リアルなビジネス」に繋がっている、繋がりそう、は多いです。
大人に触れ
社会と課題に触れ
大人に触れ、ビジネスに触れる。
それに加えて10代ならではの自由で柔軟な発想。
うまくかみ合えば無敵ですよね。もちろん失敗なんてどうってことない。
むしろ成功も失敗もへったくれもなく全てが経験という資産になる。
ぶっちゃけ大人の目がむきにくい、もしくは大人の常識では越え難い
「リアルな地方創生とは?」にメスを入れる可能性がある。
そして日本再興の足がかりを掴むのは、
実はこういう高校生のアイディアである可能性が一番高いのでは?
そして日本は先進国の中でも課題先進国という位置付けです。
ここで仕組みが出来上がれば、また世界に注目を浴びる
教育とビジネスのパッケージを輸出できるかもしれません。
③教科書もカリキュラムも要らない、ではなく「ライブラリ化」する
昔こんな記事を書いたことがあります。
まあ日本の教育には色々課題もあるのですが、
最近は良いところもあるなぁ、とも思っています。
それは「読み書き計算」の充実さとか、繋がる人によっては
圧倒的に情報や世界を見せてくれる人も結構あちこちにいるということ。
教科書やカリキュラムの作り方にかなり歪なところはありますが
その全てが不要か?といえばそうでもなさそう。
欲しい時に、必要なもので授業もカリキュラムも組める。
そんな仕組みであれば良いと思うんですよね。
で、高校も大学も「必要単位取得=卒業」という仕組みを辞めて
単位取得授業数や論文数をスコア化して、卒業してどれくらいのスコアがあるか?
これを一つの目安とかにした方がお互いにとって価値はあるでしょう。
別にイヤイヤ取らなくても良い。
でも取得単位・書いた論文の量はダイレクトに個人の価値になる。
企業もそういったものを目安に評価をすれば早く、そして信頼に足るはず。
基本は高校と大学の仕組みを限りなく一緒にした方が良いんですよね…
④東京へは行こう。そしてもう一度Act Locallyへ
目にボクが書いた記事二つ。
ボク、地方創生も大事だと思いますが
一方で東京の魅力も捨て難い。
地方の大学生の方から「地方大学生が東京との差を埋める方法はあるのか」と聞かれたんですけど、正直、起業とかをするなら東京に人脈も知見もお金集まっていて東京のほうが圧倒的有利というのはあるので、東京に来たほうがいいよ、という答えになってしまうんですよねえ・・・
— けんすう👀🚀 (@kensuu) 2018年10月18日
東京はちょっと独特。
そして深圳(シンセン)とかシリコンバレー的な意味合いもあるのかも。
で、独特であるがゆえに地方と一括りで「日本」というのもやや疑問。
日本は衰退している!ヤバイ!ていうけど人口世界ランキングは11位。人口1億以上の国は12だけ。人口1000万未満の国は100を越える。
— マツ☆creative leadership for KIDS (@matukage1830) 2018年10月18日
日本の国民性考えても、デカ過ぎるとthink globallyは難しい。act locallyはできても。だからリアルに道州制とか、国を分けるくらいの動きは日本にとってプラスだ。
日本という国を3〜4くらいに分けても問題なさそう。因みに国の人口平均は3700万人くらい。
— マツ☆creative leadership for KIDS (@matukage1830) 2018年10月18日
で、分けて何が良いかって中高生から本格的にローカルの課題に取り組むワークショップがしやすくなること。教科書問題にも取り掛かりやすくなる。
教育→社会実装の距離が近づく。
ここがポイント。
日本という「国」にしておくのはちょっとでか過ぎるんですよね…
そもそも世界の様々な国はもっと小さい。
高校生は本当に「社会と繋がる学び」を体感するには、
もっともっとカリキュラムを絞ったり、地域課題に合わせたりという工夫が必要。
日本の国民性を考えても、リアルに語り合い動けるコミュニティ人口は
実は10万〜100万くらい。
それを考えても国というレベルで構えるのは2000万〜4000万人くらいが適切?
とりあえず今のままが最適かは疑問です。
1億全部だと「日本をなんとかせねば!」と言ってもぼやけます。
だったらもっと小さい規模で「国」と捉えてglobalに考えて活動する。
小さい規模なのは悪い意味ではなく、むしろリアリティを共有できる利点があります。
サッカーでそれぞれの国の人がセリエAとかブラジルリーグに行って鍛えられ、
技術と経験を携えて自国に戻ってきて活躍し、国としてレベルが上がる
そんなシステムについて聞いたことがあります。
同じように、東京を一つの「機能」として使うのはありですよね。
A.高校生時代に社会と地域に触れてみる(実際の社会活動を授業で取り入れる)
↓
B.高校〜大学で課題解決に向けたワークショップとかビジネスを経験
↓
C.東京・海外で知見を広げクリエイティビティを刺激
↓
D.また地域に戻ってthink gloabally,act loacallyを実践
このフローはアリだと思うんですよね。
もう少し先(2030〜2045くらい)を考えた時
今からこの仕組みを少しづつ着手しておくことの意味は大きい。
ボクはそう思うわけです。
さて、いかがでしたでしょうか?
日本を4〜5分割くらいしてみると、世界は一気に動く。
そんな気がしてます。10代の人が当たり前のように
「日本の今後の戦略はさ〜」って言えるようになったらシメたもの。
早く社会とのつなぎを広く大きくしていきたいものです。
ではでは!