マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

未来への学び② 〜小中学生が社会につながる意味〜

【本日の目次】

 

 

①クラファンした政治家

冒頭のツイートにも書きましたが、

クラウドファンディングで政治資金を集めた政治家の方!

これ、面白いですよね。どんな政治活動があるかも大事ですが

結果的に「新しいチャレンジで、支持をわかりやすく数字で得た」

という形で一応の成功を収めた方だと思います。

一番好感を持てたのは「資金使徒が極めてクリアである」という点。

政治家の方って「クリーンな政治」を掲げる人は多い気がするんですね。

でもボクには理想論にしか見えない。

そもそもクリーンな政治って何なんでしょうね??

クリーンな政治とか言っている人程クリーンな気がしない。

本当にクリーンというなら、そもそもやることクリアにしろよ、と。

そう意味ではお金の使い道もやりたいことも全部クリアに書いて

それを若者中心のステークホルダーが認めたこと

これはとっても大きいことだな、と思っています。

変な駆け引きや裏で動いている人はいない(はず)。

新しい世代に、新しいやり方で出した結果。

こんな活動に、少なからず憧れた人もいたのでは?

 

 

②学びは憧れから始まる

ボクは以前、こんな記事も書きました。

mirai-syouten.hatenablog.com

「勉強すること」は日本国民の義務でもありますが、

それでも「イヤイヤ学ぶこと」に対した意味はありません。

そもそも何のために学ぶのか?

これは考えても仕方ないって人もいそうですが

「みんなもやっているからやりなさい」

「遊んでばかりいないで勉強しなさい」

これではあまりに味気ない。ボクは学生の頃思っていました。

「二次関数って生活で必要なくね?」

「家庭科で裁縫の練習とか意味あんの?」

「体育でやる柔道って…オレ柔道家目指してないし!」

今振り返ればボクが勉強に熱心でなかっただけなのかもしれません。

でも、高校生の時に予備校で出会った英語の先生のおかげで

ボクは「英語を学ぶこと」がとても好きになりました。

それ以上に「どんな人でも努力をすれば成長できる!」

ということを深く学んだなぁ、と思っています。

そしてこのマインドは働くようになってからとても大切な軸になっています。

ボクも「憧れから人生が変わっていった」と思っています。

 

③小・中学生は「社会との繋がり」を体感する学びが大切!

ボクはよく「子供達は大人を映す鏡」という表現を使います。

ちびっ子たちは無意識に、目の前の大人たちの影響をめちゃくちゃ受けます。

それは言葉にできない、理屈ではないレベルで。

しかも大人のような「見た目や肩書き」ではなく

もっと本質的な部分で影響を受けます。

科学的根拠はありませんが、経験上これは間違いありません。

だからこそ、どんなに勉強が嫌いとされる子でも

ADHDとか診断されるような子でも

出会う大人、触れ合う社会によっては

大人やデータの理屈を超えた輝きを放ってくれたります。

ボクはかつての教え子で「こいつはすごいできる奴や!」と思ったのは

ほとんど学校では「おかしい奴」みたいになっていました。

でも、そういう奴に「いや、それでいいんだよ」というと変わる。

「〇〇くんのそういう才能、将来△△なんかに活かせるんじゃん?」

ということで興味を持ったり、自分の才能に目覚め始めたりする。

 

だからボク、思うんですね。

就活ルールが変わったし、2020年以降も入試制度が変わるんだから

小中学校での学びだってもっとダイレクトに社会との繋がりを実感できるとか

お金って何だろう?お金とどう向き合えばいいんだろう?とか

コンドームとかピルってどう使うといいんだろう?とか

お父さんとかお母さんが働いているところってどうなっているの?とか

何でYouTubeばかり見てるとお母さんは不機嫌になるんだろう?とか

何でコンビニのレジには見慣れない外人が多いんだろう?とか

何で電車の中にはよく傘が忘れらていくんだろう?とか

何で目立つ大人はガンガン周りの人に怒られているんだろう?とか

 

そういう文脈から学びを始めても良いのかな、と。

そしてもっと社会との繋がりを学びから実感できるようにする。

ライブでも、遠隔でもいいからたくさんの大人や社会に触れる

人と話をする。意見をしてみる。対話の摩擦も感じてみる。

外国の人とも頑張って話し合ってみる。うまくいかにことを知る。

日本人でよかったかも、とか

日本人も頑張んないとヤバくない?とかを体感する。

 

これらの経験の後に、改めて「もっと知りたい」と思ったもの。

それを自分で探して自問自答して学ぶ。

それがすごい大事なんじゃないかな?と思うのです。

今でこそ少しずつ変わってきていますが、それでもまだまだ

中高生の学びから「THE正解探しゲーム」「空気読み大会」が始まる。

そしてどんどんつまらない方へ思考が流されてしまう。

折角、社会もいろいろ変わるのならば、

今こそ小・中学生の学びをもっと社会に寄せて行くチャンスです。

決して学業は疎かになりません。

むしろ今よりももっと大切なことを学ぶために選択と集中ができるはず。

もっと言えば、大きくなってからもたくさん学ぶキッカケも作れるはず。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

「人が学び始めるのに遅すぎることは無い!」などと言いますが

もしそう言えるのであれば

「人が社会を意識することに早すぎることは無い!」とも言える…かも。

少なくとも9歳を過ぎた脳には

社会との繋がりで得られるものは増えてくるし

それは必ず大人になる過程で生きてくると思います。

実は社会に羽ばたくに大切な時を

閉塞した時間と空間に閉じ込めないように…

世界はいつも開かれていることを体験させてあげる場づくり。

それが未来の小・中学生に大切な学びだと思います。

 

ではでは!