未来=江戸?江戸に学んで得する3つのポイント
水野学さんが仰っている「商いの作法が江戸時代にタイムスリップした」論、すごい納得。「客と会社」のコミュニケーションだったのが「人と人」のコミュニケーションに回帰してる。商人とお客さんが「これいいよ!」「どうかしら?」「安いよ!」「ちょっと高いわ」などと直接会話する時代なのかも。 https://t.co/0LplRJC63n
— 竹村俊助/編集&ライティング (@tshun423) 2018年8月13日
前もツイートしたけど、あらゆることが江戸時代に回帰している。今年で開国150年、一体何が起こりうるか冷静に分析しながら行動せねば https://t.co/K2R1dXhIBb
— るってぃ/プロ無職 (@rutty07z) 2018年8月14日
ちょうど我が家でも江戸時代の話をしていたんですよ。
江戸時代って一番日本的で、コミュニティもしっかりしていて、効率的で…
そして何より楽観的で信用・信頼があったねぇ、と。
家などは壊れる・火事になる・共有して使い潰すのが当たり前だったので
わざと壊れやすく作っていた、とも言われています。
で、偶然ですが江戸時代に関するツイートを多く目にしたので考えてみました。
日本の未来を様々予測する時、江戸時代に回帰して考えると面白いのでは?
これです。
今から400年以上前に始まった文化ですが、今の日本の潮流を見るに
江戸時代の文化や生活様式・風俗などは似通っている部分も多いです。
そして今振り返ると共感点も多い。
というわけで21世紀日本を楽しく生きる「江戸に学ぶポイント」いってみましょう!
【本日の目次】
ポイント①:男子は筆まめに、言葉を巧みに操れ!
江戸時代は「男余りの時代」だったそうです。男女比2:1くらい。
圧倒的に女性有利。男子は競争率高し。
女性は男性の誘いに寛容である一方で、そんな状態なのでリードするのは女性が多い。
男性は街に繰り出し、意中の女性を見つけてナンパした後はひたすら恋文を書きまくる。
そしてそれを送り続けて恋愛が発展するのを待ったようです。
何しろ男性が多いですからたくさんラブレターを書いたところで、
「らしさ」が伝わらないと差別化されない。なので言葉は巧みな方がモテた。
さらに、当時は幕府がしっかりと民の生活を守っていたので、
食糧や生活の補助は今とは比べ物にならないくらい豊かで国民思いだったのです。
結果、今でいう貯金をあまり必要と感じていなかった。
「宵越しの銭は持たねぇ!」みたいな言葉が流行った理由も、背景はこのような
「生活自体・福利厚生などの充実」というのがあったのでしょう。
そうすると、ナンパやデートにおいてスペックよりもユーモアなんですよ。
これ、福利厚生が整っているとされる国でも同じようなことが起こります。
・福利厚生はさておき、稼ぎ方・働き方が変わる
・結果、お金に対する考え方が今よりも緩く滑らかになる
これは今すでに起こりつつある変化。するとナンパ・合コンはどう変わるか?
おそらくユーモアやその人らしさ、純粋な楽しさを提供できる機知に富んだやつ。
こういう人がモテる時代になるのでしょう。
だからこそ、言葉を巧みに操り、筆まめ(発信まめ?)になる方がいい。
理系がもてはやされる時代ですが、もうちょいで文系男子がモテる時代になるかも?
ポイント②:「気遣い」が最強のスキルになる
諸説ありますが、ボクはこの「江戸しぐさ」こそ気遣いの原点であると思っています。
・相手を思いやって傘や体を斜めに傾ける
・相手の心地よさを配慮してにこやかに挨拶をかわす
・言葉もマナーも相手中心。嫌がることはしない
「自分の軸で生きよう!」「他人の軸に振り回されないように!」
こういった言葉が当たり前のように飛び交う時代ですが、それとこれは別物。
というか、現代でもモテる人・商売上手な人・素晴らしいリーダーは皆気遣いに溢れている。
ナンパの成功確率を上げたい、自分のビジネスを成功させたい、ブランド人になりたい…
そういった方々はこの江戸しぐさに学ぶことや気づくことは多いはずです。
あらゆるものがディープラーニングで咲いて聞かされて行く時代。
例えばAI店長。下手な人間マネージャーよりも経営効率が高いようです。
が、一方で最初は良かった経営戦略も時とともに劣化するなんて報告も聞かれています。
AIはあくまで道具。本当の人気や感動は、やはり気遣いある人間が作るのでしょう。
ポイント③:受験も変わる!学歴よりも大切な3つの江戸スペック
このブログでも何度か「学歴不要」について書いてたります。
江戸時代もそうであったように、あるいは未来への大きな流れで見てもわかるように
これからは学歴・スペックというものの価値はどんどんなくなります。
そんな時代に大切な「学び」とはどんなものか?
江戸時代から紐解くと、おそらくかなりの確率で以下の3つを学ぶ価値が高まります。
1.一般教養(liberal artsの意味合いが強くなる)
2.ワークショップスタイル
3.幼少期からの「心」の学び=直感力を磨く
最低限の読み書き計算の必要性は無くならないとして、
今までのような「お勉強」は不要でしょう。いわゆる教科学習みたいなやつ。
その代わりに教育訓練みたいなもの=ワークショップ的な機会は重要度を増します。
ざっくり言えば「とりあえずやってみようぜ!」を育てる機会作りです。
そしてそれは将来の働き方に直結するようなものにおいてやってみることに価値が出ます。
さらに、将来の働き方や生き方に結びつきを強くすると、
一見自分とは関係なさそうな分野でのワークショップや作業が意味を持つことも十分あり得ます。
だからこそ一般教養を生部意味が出てくる。ここでいう一般教養とは
「今、大学生が1年生2年生の時に学ぶようなヤツ」とは別物です。
いわゆる「liberal arts」のような教養を楽しく学ぶことは大きな価値を持ちます。
日本では馴染みが少ないですが「教養とし触れておくと良いよ!」は以下のような物。
・文法&修辞学
・論理的思考(批判的思考)※「それって本当かな?」みたいに考えること
・天文学とか気象について
・音楽
・数学(文系・理系に関係なくやっておくと何かと便利になる予感)
こういうもので「知る力」「伝える力」の二つを身につけておくと
変化が激しい未来で不安に襲われることが少なくなります。
そして江戸時代はこういったものを部分的には「寺子屋」でやっていたのでしょう。
教育って、その大切さはみんな分かっているけど何させていいか分からない。
そして不安になる。結果「とりあえず大学いかせておけ!」みたいになる。勿体無い。
不安のあまり、結局よく分からない無難な道に落ち着くくらいなら上記参考に。
1.先ずはなんでもやらせてくれる環境に我が子も自分も身を置く
2.世間で起こっていることを素材に語り合える
3.挨拶・思いやり・簡単なルールの中で学びある環境がある
こういう場所が明確であれば、まず問題はありません。あとは本人の興味や直感。
そういうものを大切に選んでみてください!
さて、いかがでしたでしょうか?
AI時代・テクノロジー進化の時代に大事なものは、1周回って江戸っぽさ。
そしてそれは「気遣い」と「何気ない会話」「リアル感・ライブ感」といったもの。
理系教育・プログラミングも大切ですが、300−400年前に学び
歴史のパターンから未来を予測することも面白く、そして結構正しかったりします。
かなり奔放で、いろんなものを分け合って、「信頼」がベースにあった江戸時代。
その時代に戻ってどっぷりと浸かることができたら人生一気に軽くなりますね。
え?そう上手くいくかって?
大丈夫。だって昔々の諸先輩がたは皆当たり前にやっていたわけですから!
ではでは!