未来を予測してみよう
AI研究者レイカーツワイルが1999年に
— Matukage (@matukage1830) 2018年5月15日
予言した20年後の未来(=2019年)
①コンピュータは殆ど目に見えない。
②通信は物理的距離に関係なく、誰とでもあらゆることができる。
③アートはあらゆる分野に仮想アーティストが存在する。
④健康・医療は情報処理メカニズムにより解明され、寿命は100歳に。
皆さんは「過去に戻りたいか?」「未来に行ってみたいか?」と聞かれたら、どちらを選びますか?多分多くの人は未来なのでは?「過去のあの日に戻って、あの瞬間をやり直したい」という人もいるでしょうが、未来を見れた方が色々楽しめそうな気もしますよね?
ワクワクした感じが多いのは「未来」という言葉な気がします。
皆さんレイ・カーツワイルさんというかたをご存知でしょうか?アメリカの発明家であり、実業家そして「未来学者」という肩書きを持っている方なのです。この人が予言する未来がことごとく当たっているんですよね…。
2019年についての予言を1999年にしており、来年が2019年。まだ実現していないものもありますが、結構当たっているものもあるような。。。彼が20年前に予言した2019年について、少し抜粋してみます。
◆コンピュータはほとんど目に見えない(IOT)
◆学習はほとんどインテリジェンスソフトウェアによる模擬教師を使って行う
◆全ての学生がコンピュータを使っている
◆障害者はコンピュータ制御の神経刺激装置や外骨格ロボットによって歩いたり階段を登ったりしている
◆コミュニケーションについて物理的距離に関係なく誰とでもあらゆることができる
◆全ての分野に仮想アーティストが登場する
◆人間の寿命は40歳弱からほぼ2倍に伸びたが、また大きく伸び100歳を超える
いかがでしょう?抜粋版であり、抜粋部分や切り方はボクの主観も入っていますが、そうは言っても当たっている&当たっていないけどかなり近い…
少なくとも彼の言っていることの40−50%くらいは「当たっている」と言っても良いような内容だとボクは思っています。
そんな彼は2030年・2045年についてどのような未来を描いているのか?気になりますよね。彼のコメントを紹介しつつ、未来について考えてみましょう。
【2029年の予測】
◆コンピュータについて、人間1000人分の脳に相当する計算能力がある
◆ディスプレイは目に移植されている
◆三次元ホログラッフィックディスプレイがいたる所にある
◆教育の多くは仮想教師によって行われており、仮想教師は勝手にどんどん学ぶ
◆通信・コミュニケーションも三次元視覚環境にホログラフィーが使用される
◆ビジネスと経済について製造業・農業・運送業において人間の雇用は殆どない
◆最大の雇用機会は教育
◆アートにおいて、著名な芸術家の多くは機械である
これらのもの、ボクは個人的にかなり「当たっていく」と思っています。事実、例えば通信技術で言えば5G・グーグルグラスなどの研究開発からすると、意外と早く到来する未来かもしれません。
また仮想教師・仮想アーティストも既にmanaboのような学習アプリやVtuberなどはこれに相当すると言っても良いでしょう。
落合陽一先生もホログラフィーなどについてはかなり研究を進めていらっしゃいます。実用化まで時間はかかるかもしれませんが、実現した未来は意外と近くで5Gと共に作る気がします。
少子高齢化・地方の過疎化・観光戦略の強化などから農業も人ではなくテクノロジーの力で人手を要さずに行われる可能性は極めて高いです。smart agricultureってやつです。世界に評価を受けた日本酒「獺祭」などは製造方法でも有名になりました。
さて、いかがでしたでしょうか?
もちろんこれらが当たるかはわかりません。
が、「おおよその未来の方向性」は予測がつきます。その予測も「当たるか否か?」ではなく「いくかのあり得る未来」を考えることで、より一層未来への準備と対策が立てやすくなりますね。
現時点でも世の中ではしきりにAIだのテクノロジーだのという言葉が踊っています。でも…彼の予言の中であまり出回っていないけど、多くの有識者が必要と語る分野があります。それは「教育」でしょう。
教育の多くは仮想教師・機械教師が行うという一方で、最大の雇用機会は教育であると予言しています。かなり実現性が濃厚なシナリオは
「働く環境が変わるのだから、それに合わせて学び方も変わる」
「人生100年時代ならば、学びは受験生時代だけではなく多岐にわたる」
「個性と多様性の時代ならば学び方・学ぶものも多様化する」
これらの未来でしょう。どう転んでも、新しいたくさんの学びが未来には誕生します。昔々に生まれた古臭い・泥臭い・しんどい「教育」のイメージから抜け出せた人から未来を掴んでいくのかもしれませんね。
新しい学びをみなさんと一緒に考えながら作っていける。
そんな未来が来るといいなぁ、と思っています。
ではでは!