マツのみらい商店

大人も子供も楽しく学びあえる場作り=21世紀の学びを日々研究。日本で唯一の北欧流ビジネスデザインアカデミアLeare Academyの1期生。真剣な課題を面白く、面白い課題を真剣に。 年中夢求で営業中です。

どんな資格・学歴にも勝るもの

 

幸せになりたい!っていう人は、当たり前ですがとても多いです。

それと同じくらい「我が子には幸せになって欲しい」というお母さんも多いのです。

でも、願っているはずの「幸せ」について、具体的にどうであれば我が子は幸せなのか?この答えというか意見をしっかり持っていて、言葉にできることは少ないのでは?

ひょっとすると「まあ…食いっぱぐれもなく普通の生活ができれば」とか「健康で本人が納得して入れば良いかも」などというふわっとした言葉になるかも。

「幸せ」がはっきりと定まっていない、でも不幸にはなって欲しくない。そんな思いから「食いっぱぐれない職業」「安定した生活を得る方法」「手堅い資格」などに目移りして我が子に進めてしまう。

でもこのご時世、本当に「安定職」「資格」があることで幸せを得られるのでしょうか?そもそも資格にも職業にも安定の保証なきこの時代に。

冒頭に紹介したのはTEDという世界的に有名なスピーチイベントから「人生を幸せにするのは何?」というロバート・ウォールディンガーさんのスピーチです。

実際、このスピーチの冒頭でもこんな部分があります。

新世紀世代を最近調査し 最も大切な人生の目的は 何かと訊ねました。 80%以上の答えは主な人生の目的は富を蓄える事で、その同じ若者の50%のもう1つの大きな目的は有名になる事でした。

 なるほど…新世紀世代も大半はそうなのですね。。。

なぜ若者たちですら早々に「幸せ=お金」「幸せ=名声」になってしまうのやら。

もちろんお金や地名度はあるに越したことはないですが、それらを得たところで必ず幸せになるわけではないことは、いろんな人がお話ししていますよね?

じゃあ、本当の意味で人を幸せにするものは何か?ロバートさんはスピーチで3つ紹介しています。

①周り=家族・友人・コミュニティとのつながりは健康に良い

②身近な人との関係性の質が重要

③人との良好な関係は脳にも良い=困った時に「あの人がいる!」という脳の記憶

 

そしてこれに近いことをビジネス界の巨匠大前研一さんも仰っています。

president.jp

まとめると自己変革は①時間配分②住む場所(環境)③付き合う人の3つによって成し得るとのこと。

ロバートさんと大前さんの考えを合わせると、未来を歩く子供に何をすることが良いのか?親としてできることって何なのか?それは一つだけ。

どんな人と一緒に遊び、学び、生活するか?

これに尽きます。有名ブランド・大手のネームバリュー。今まではこう言ったのものが安心材料でしたが、これらのものはあくまで「ブランド」であり人ではありません

「〇〇のブランドだから」「CMをたくさんやってるあの会社だから」「値段も高い分しっかりしているはず」こういうのは役に立ちません。上にも書いたとおり、人に子供に影響を及ぼすのは「人」なのです

「これからは個人の時代!」と言われるようになった今、とりあえず有名ブランド・大手のもの、ではなく個人でしっくりくる人、ピンとくる人を探して行けば良いのです。おさえておきたいのは以下の二つですね。

 SNSなどを使って考えを発信していてクリアである(個人・企業人どちらも)

 ②ピンとくる人がやっているオンラインコミュニティも人間関係を作るものと考える

①については、これからどんどんこの流れが強く大きくなっていきます。個人でも、どこに属していてもしっかりと自分を発信している人は沢山います。それがクリアである人、その価値に共感できるならほぼOKです。

そして②はピンとこない親世代も多いかと思いますが、オンラインコミュニティの進化は凄いです。「顔もわからないのは危ない!」という気持ちもわかりますが、①のような方が主催のサロンなどは「身近なコミュニティ」の新しい形。

普段はなかなか会えないけど、素晴らしい考えや意見を持っている人と対話できるチャンスもぐっと広がります。物理的・空間的制限を受けずに、とてつもない幸せの種を見つけるチャンスがあります。

 

いかがでしたでしょうか?

幸せの条件はたった一つ、それは「良き人間関係」ということがデータでも証明されています。

そして今やテクノロジーの進化により様々な人間関係を作ることが可能になりました。

不安から「とりあえず学歴・資格」に走るくらいならば、良い人の出会いを考えて、その可能性を広げるオンラインコミュニティを一緒に覗いてみる。そんな機会を設けてみるのも良いですよ!

発想を変えると、昔よりもグッと幸せを掴みやすい時代なのです。

ではでは!