火の鳥 〜不老不死は憧れか?21世紀の憧れ〜
不老不死は人類が最古から求めてきたもの。
— そもんず (@somonsism) 2018年5月25日
うまくいけば、これが2035年ぐらいまでに形になるだろう。
脳だけで生きたり、身体を付け替えたり。
果たして倫理的に許されるだろうか。これが21世紀の哲学の大きなテーマであり、宗教界を揺るがすテーマでもある。#ツイバトG79不老不死
Aubrey de Grey氏も似たようなことを話していた。老化そのものを逆行させることはできなくても、細胞レベルで老化のプロセスを遅らせることは、あと10数年で可能になる、と。
— マツ@21世紀の学び=共育 (@matukage1830) 2018年5月25日
肉体の操作が今よりももっと幅広く自由にできるようになったら、いよいよ精神性・身体性が重要度を増すはず。
直感大事。 https://t.co/SXvlnfW0qp
最近はあちこちで議論される「人生100年時代」。昔々、織田信長の時代は「人生わずか50年」と言われてきましたが、今ではその倍の寿命が基準になりつつあります。
ボクは小さい頃から漫画はよく読んでいました。
当時の我が家はTVはダメでも漫画はOKというルールだったんですよね。
中でも手塚治虫さんの漫画は沢山置いてありました。「リボンの騎士」「三つ目がとおる」「ブラックジャック」などなど。特にボクが夢中になって読んでいたのは「火の鳥」でしたね。
過去・未来・宇宙など、様々な時代や場面での人間模様が描かれるわけですが、その中で共通してできるのが「不老不死への憧れ」というテーマです。永遠の命を持つ火の鳥の生き血を飲めば、永遠の命・不老不死の体を手に入れることができる…
このころの漫画、というよりかなり多くの物語に永遠の命や不老不死への憧れについて書かれていますよね。漫画ではとてもドラマチックに、魔法のように不老不死を手に入れるような描写もありますが、現代ではだんだんと「その時」が近づいているのかもしれません。
最初のツイートにもあるように、テクノロジーの力で徐々に寿命は長くなっています。これは事実。これがどんどん進化していくと…っていう感じですよね。
皆さんはこの状況が喜ばしいことだと思いますか?不老不死になりたい。永遠の命を手に入れたい。20〜30年前って結構皆「不老不死いいね!」と言っていた気もします。でも、今はちょっと考えが変わってきたのかな、とも思います。
多分、昔は「やりたいこと多いのに、人生短すぎて足らないよ!」みたいな感じで死にたくない、が多かったのかなと思ったります。1年で得られる情報も少なかったので、色々知ることができる前に死ぬのは嫌!みたいな。
でも今は違います。得られる情報も昔とは千倍・万倍の単位で違う。人生は本当に長くなっちゃってる。そうすると皆が「あれ?そんなに長くなくても良くね?」みたいになって、そこまでの強い憧れはなくなりつつあるのかもしれません。もちろん死ぬのは嫌だ、というのは今でも、ボクもありますけど。
実際、火の鳥の中でも不老不死になったり不老不死に近づいたりする人が出てきます。でも決して幸せそうじゃない。他の漫画や物語でも不老不死になったキャラクターが幸せかというと、実際は逆のパターンの結末が多いですよね。
まあ憧れは憧れのままの方が良いってことですかね(笑)
人生100年時代で情報も多く、テクノロジーの進化でできないことがどんどんなくなっていく。そんな時代に「みんなが憧れ、求め続けるもの」ってどんなものなんでしょう?
ボクは…すごくベタですが「好きという力」だと思っています。なんかポエムな感じで申し訳ないのですが(笑)
「好き」にもいろんな意味がありますが多分この感情感覚はいつの時代も貴重な価値観なのだと思います。
◆愛される力
◆好きなことに没頭して努力できる力
◆自分を好きになる力=自己肯定感
普通の「好きになる力」以外にもこういうものも同類なんですよね。そしてこれらのものって自分個人だけではなく、相手がいて成り立つものです。そして自分でコントールすることが難しいし、そもそも支配するものでもない。
相手との協力で成り立つし、ある種の儚さもあるし、でも得られた時・繋がった時の充足感が半端ない。
「好きになる力」=「儚さと協業の結晶」だと思います。当時は儚さという点で不老不死は憧れになったのかもしれませんね。
「好きになる力」を高めていく。
不老不死よりも輝く21世紀の「憧れ」は人の本質・本能かも?
大人も子供も「好き」というドキドキワクワクはいつまでも大切にしたいですよね。
ではでは!