親子で話す本当の価値
お仕事などが忙しくてなかなか親子の会話が取れない。
こういう方、父親だけではなく母親にも最近多い気がします。
前向きに考えれば女性の社会進出や雇用機会平等の一つの成果でしょうか。
でも、言い方を変えるとより一層子供達が関わる大人との対話機会・時間が減っていることにもなります。たまに会話をすればついついお小言…結構気がつかないだけでこういうケースは多いのではないでしょうか?
ボクは今まで4000件以上の家庭での子育て・教育に絡む相談を受けたことがありますが「口を開けばつい指摘してしまう…」「褒めなければいけないのに…」というような相談は沢山いただいたことがありますが。
親子関係では、決して悪気なく愛情を持って接している方々が殆どです。間違ってもにくたらしい・いじめてやろうなんてありません。
(会社の部下とかには多少ある人も…いるかもしれませんが)
とある某リバ邸の設立パーティーでお話しさせていただいた、
フリーランスから起業されたやぎペーさんのこんなツイートを見ました。
他人を否定している時、一番首を絞められているのは自分。
— 才能クリエイターやぎぺー (@yagijimpei) 2018年5月24日
否定した生き方の分だけ、自分が選ぶことのできる道は減っていく。
「自分は自分らしく生きるから、あなたもあなたで頑張ってね。」がフラットで素敵な態度だと感じる。
どうでしょう、これ。他人相手ならまだできるけど、自分の子供相手だと…という人も沢山いらっしゃると思います。だってとても可愛いですから。
部下指導とかを考えても耳が痛い方もいるはず。
で、もう1個ボクのつぶやき。
結構深刻な問題だと思う。
— Matukage (@matukage1830) 2018年5月24日
子育て・部下育成の考え方にも共通点があり、ちょっと反省も…
イノベーションドライブの3ポイント
①異分子を混ぜる
②余白を作る
③計算されたセレンディピティ
つまり
排除しない方が閃く
問いかけを大切にする
偶然を楽しむ
これで活性。https://t.co/Vqm8sbuSyQ
地方が危ない!という記事で感じたこと。
そして、実は地方に限らず大人の若者に対する考え方は閉塞感を生むということ。
これと親子の捉え方、コミュニケーションの在り方ってとても共通点があるなって思ったんです。で、地方にイノベーション!を本気で実現するならば意識して取り組みたいコミュニケーションの方法ってあるんです。
もっというと、こういったイノベーティブな考えって子供のうちから会話の仕方をちょっと工夫するだけで、子供達にも十分身に付けることができるんです。こういう力や習慣をつけておくと、変化が激しい未来には当然役に立ちます。どんな状態にあっても、誰といても柔軟に課題と向き合って、楽しく閃きを得てしまう訳ですから。
ではどんな会話や向き合い方が子供に、若者に、部下にとって良いのか?マツは以下の3つがとても大切と思っています。
①1日3分でも親子・家族みんなで話す=異なる意見が交わる
単純に「親子なんだから話そうよ!」「昔はそうだった」ではなく、異なる世代の異なる環境でそれぞれが感じていることを気兼ねなく話す。これは大人になってからものすごく意味や価値を生むものです。
未来を考えると、若者ほど異なる世代の方と話す必要性は少なからず増えます。そこに小さいうちから経験させ、慣れさせておく。それだけでも閃きやすい環境を上げることになります。3分の積み重ねは・それを親と積み重ねられることは大きい!
②「あぁそういう考えもあるよねぇ」を口癖に=余白を作る
上のように親子で会話をすると、大抵親の方が正論をぶつけたくなります。会社で上司をやっていれば(?)なおのこと。でも子供・若者がいうことが「正しくない」ことはないはずです。昔は正しかったとしても。なにせ変化が激しいので。
考えることに余裕をもつ・互いを受け入れて思考を深めていくためにも「そういう考えもあるよね!」「君はどう思う?」など、たくさんの「ゆるーい問い」を会話に盛り込むことは、実は質の高い会話と閃きには価値があります。もちろん大人になってからもこの価値や力は大きな意味を必ず持ちますよっ!
③偶然を楽しむ
これはですねぇ…説明が難しいのですが、わかりやすく(?)いうと手巻き寿司みたいな。なんのこっちゃわかりませんね(笑)
手巻き寿司って「海苔・酢飯・具材」はあらかじめ計算されて用意されていますよね?でも組み合わせ方やその場のノリで、思いもよらない偶然の組み合わせで美味しいオリジナルメニューができちゃった!みたいな。そういうイメージです。
会話の内容とか大枠の話題はあっても自由に会話しあえると偶然面白い、思ってもみなかった会話に流れていくことがあります。
難しい会話とか、きちんと話し合いたい話題ですら大枠だけ決めて、会話の着地を決めない。こういうのすごく大事です。
さて、如何でしたでしょうか?
親子の会話と地方の課題という、全然違う話題から書いてみましたが、言いたかったのは「できるだけみんなで、いろんな課題についてワイワイ話した方が、結局閃くよね!」ということです。
上の3つを意識するだけで会話の質がグッとあがります。
そして親子は「親子だから」話すべき!ではなく、小さいうちから塾や習い事では教えてもらえない「閃きを作る本当の会話」を学び合うことができる、という点でとっても価値があるんですよ!ということをお伝えしたかったんです。
あ、ひとつ言い忘れました。
親の威厳はどう保つか?(笑)
最後にね、それでも親の言い分を最後にチラッというんです。ユーモアと共に。
迎合しちゃうのはやっぱりバランス悪いのです。
あくまでユーモアで教訓を…
ではでは!